新型リーフは日産のイノベーションとサステナビリティを象徴するモデルに
日産リーフは2010年の初代モデル発売以来、15年間でグローバルに約70万台を販売。その推定累計走行距離は約280億kmにおよぶ。新型リーフは、長年にわたって蓄積した日産の知見を最大限に活かし、開発された。
新型リーフには、現在EVを所有する方はもとより、今後、内燃機関車から代替する選択肢になることを目指し、航続距離の大幅な向上や充電速度の改善に加え、EVが生活の一部としてライフスタイルを充実させる技術を搭載している。
日産のイヴァン・エスピノーサ代表執行役社長兼CEOは次のように述べている。
「日産リーフは、イノベーションとサステナビリティに対する日産の取り組みを象徴するモデルです。初代と第2世代はEVの普及に大きく貢献しました。第3世代となる新型は、より多くの方にBEVライフを楽しんでいただけるよう、魅力的な機能を多数搭載しています。印象的なパフォーマンス、スタイリッシュなデザイン、そして先進的な技術で経営再建計画『Re:Nissan』の中核を担う商品です」
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3代目はファストバックのようなスタイルで登場
新型のボディサイズは全長4360×全幅1810×全高1550mmで、ホイールベースは2690mm。この寸法は従来型と比べて120mm短い一方で20mm幅広い。全高は変わっておらず、ホイールベースは10mm短くなった。
ファストバックのようなシルエット、フラッシュドアハンドル、空力を考慮しデザインされたホイール、フラットなアンダーボディにより、空気抵抗係数(Cd値)は日本・米国仕様で0.26、欧州仕様ではさらに優れた0.25を達成している。
新型リーフは「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」という日産のデザインランゲージをさらに発展させた。シンプルでありながら力強く、モダンな表現を通じて、日本独自の美意識をデジタルな時代にマッチしたデザインを目指したものだ。
エクステリアやインテリアの様々な場所に「II三(2-3)パターン」を刻印。このパターンは、第3世代となるリーフの新時代を、遊び心をもって新鮮なエネルギーで表現している。
前後ライトのデザインも凝っている。フロントでは6つの丸みを帯びた長方形で構成されたシグネチャーランプによって、最新のVモーションを表現。フロントのイルミネーションタイプの日産ロゴの上に配置された一文字のLEDライトバーは、ウインカーをポジションランプとシグネチャーランプともつながり、ひと目で新型リーフであることがわかるデザインとなっている。
リヤでは、LED 3Dホログラフィック コンビネーションランプが「デジタル“禅”」の要素を表現。2-3パターンで配置された鮮やかなランプは、見る角度によって奥行きが変化するホログラムのような効果を生み出す。この先進的なデザインは、新型リーフに搭載された革新的なテクノロジー群を象徴し、「日産らしさ」をひと目で感じさせる。
なお、前後のライトは、オーナーが車両に近づいたり離れたりする際に、ウェルカム/フェアウェルシーケンスで点灯するようプログラムされている。
CMF-EVプラットフォームにより、室内はフラットなフロアと開放感ある前席の足元空間を実現している。12.3インチまたは14.3インチのデュアルスクリーン(グレード・地域により異なる)を統合したモノリススタイルのデザインが採用されたのが新しい。
一部グレードでは、ボーズ製パーソナルプラス・プレミアムオーディオ(10スピーカー、前席ヘッドレスト内蔵スピーカー含む)を搭載。
また、日産として初めて調光パノラミックガラスルーフを採用。電子調光技術により、ガラスの透明度を変えることで室内に入る光の量をボタンひとつで調整することができ、年間を通じて快適な室内環境を実現する。
52kWhと75kWhの2機種を設定
新開発の3-in-1 EVパワートレイン(モーター・インバーター・減速機一体型)は従来モデルより10%小型化された。さらに、新しい高剛性モーターマウントにより、モーターの振動を従来比で75%低減している。また、日常の運転の安心感を高めるために、一部地域では、前方車両との距離を自動調整する「インテリジェントディスタンスコントロール」も搭載された。
液冷式リチウムイオンバッテリーは2種類(52kWh/75kWh)を用意。最高出力/最大トルクは、52kWh仕様が130kW(177ps)/345Nm(35.2kgf-m)、75kWh仕様が160kW(218ps)/355Nm(36.2kgf-m)となっている。
新型リーフには、車載充電器(OBC)から発生する熱を利用してバッテリーを効率的に加温するなど、クルマ全体の冷熱システムを一括制御するエネルギーマネジメントシステムを搭載。これにより、とくに寒冷時の回生性能を向上させることができる。
さらに、ナビゲーションと連動したナビリンクバッテリーコンディショニングも採用することで、走行ルートに応じてバッテリーの温度を最適化する。
米国仕様の75kWhバッテリー搭載モデルは、EPA基準で最大303マイル(日本、欧州はWLTC基準で600km以上)の航続距離を実現。また、北米充電規格(NACS)コネクターを採用しており、テスラのスーパーチャージャーにも対応可能だ(充電規格は日本仕様はCHAdeMO方式、欧州仕様はCCS方式)。
新型リーフには、最大150kWの急速充電に対応したポートが搭載されている。150kWの急速充電器に接続した場合、10~80%までを最短35分で充電可能。
走りの面では、フロントにはストラット式、リヤにはマルチリンク式のサスペンションを採用し、快適な乗り心地を実現。さらに、ボディ剛性の向上により、横方向の剛性は従来モデル比で66%向上している。最大で19インチ(タイヤサイズ235/45R19)という大径ホイールを採用しながらも、最小回転半径は5.3mを実現し、都市部などでも高い取り回し性能を誇る。
ドライバーに安心感を与える運転支援技術を多数搭載
新型リーフは、日常ドライブの安心感を高めるための、先進的かつ革新的な運転支援技術が多数搭載された。先進のカメラ技術を用いた「インテリジェントアラウンドビューモニター」は、混雑した都市環境でもドライバーの安心感を提供する。「3Dビュー」、「フロントワイドビュー」そして「インビジブルフードビュー」などの機能で日常の運転をサポートする。
一方で、ゼロエミッションの移動手段としての役割に加え、「V2L(Vehicle-to-Load)」機能を通じて、災害時やアウトドアアクティビティなどのライフスタイルをサポート。
米国仕様では、室内と荷室にそれぞれ120Vのコンセントを搭載しており、合計最大1500W(※)の電力を使うことができるため、キャンプなどのアウトドアシーンで電化製品を使用できる。また、充電ポートに接続するV2Lアダプターからの電力供給も可能だ。
※日本仕様の最大合計出力は1500W
さらに、日本仕様では「V2H(Vehicle-to-Home)」機能も継続して採用されており、V2H機器と接続することで、車両のバッテリーから家庭へ電力を供給したり、太陽光発電の電力を車両に充電することもできる。
欧州仕様では、将来的にV2G(Vehicle-to-Grid)にも対応を予定。これにより、車に蓄えた電力を電力網へ供給することが可能になり、エネルギーコストの削減と持続可能な社会の実現に貢献する。
新型リーフは、日本の栃木工場およびイギリス北東部のサンダーランド工場で生産される。
SPECIFICATIONS
日産 リーフ|Nissan Leaf
グレード:75kWh[52kWh]
ボディサイズ:全長4360×全幅1810×全高1550mm
ホイールベース:2690mm
最小回転半径:5.3m
車両重量:1794~1982kg(モデル、装備によって異なる)
モーター最高出力:160kW(218ps)[130kW(177ps)]
モーター最大トルク:355Nm(36.2kgf-m)[345Nm(35.2kgf-m)]
駆動方式:FWD
バッテリー容量:75.1kWh[52.9kWh]
一充電航続距離(社内測定値):600km以上[発売時期に公表予定]
※諸元は2025年6月時点のもの、今後変更の可能性がある
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