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相場高騰中!! 屈指の入手困難車 マークX GRMNは見つけたら即買い!!

掲載 更新 132
相場高騰中!! 屈指の入手困難車 マークX GRMNは見つけたら即買い!!

 2019年12月に惜しまれながら生産中止となってしまったトヨタのFRスポーツセダンのマークX。生産中止後にマークXの中古車相場が上昇傾向にあるようだ。

 そのマークXにおいてクルマ好きが注目するモデルといえば、Gazoo Racingの渾身作であるマークX GRMNだろう。

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 マークX GRMNは2度にわたり販売され、どちらも限定だったこともあり、両方合わせても450台しか販売されなかった激レア車だ。

 マークX GRMNの中古車はどのくらい市場に出回っていて、どのくらいの相場となっているのかを、萩原文博氏が考察する。

文:萩原文博/写真:TOYOTA

【画像ギャラリー】新車は発売後即完売!! マークX GRMNは2タイプ合計450台しか存在しない超絶レアグルマ

Gazoo Racingが手掛けた市販車のヒエラルキーの頂点がGRMN

マークXにはGRMNのほかに、ノーマルとはひと味違うスポーツモデルとしてG'sをラインナップしていて人気が高かった

 2017年9月19日、トヨタはこれまでスポーツコンバージョン車シリーズ「G Sports(通称G's)」に変わり、「GR」というスポーツカーシリーズを投入した。

「GR」は、「もっといいクルマづくり」を目指すGAZOO Racing Companyが参戦している、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや、全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じてクルマと人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発した新しいスポーツカーシリーズだ。

 モデル体系としては、エンジン内部にもチューニングを施した数量限定販売の「GRMN」を頂点に、GRMNのエッセンスを注ぎ込んだ量販スポーツモデルの「GR」、ミニバンなどにも設定し、気軽にスポーツドライブを楽しめる「GRSPORT」の3タイプを設定。

 さらにカスタマイズを楽しめるアフターパーツ「GR PARTS」も用意している。

2017年9月にG'sに代わる専用チューニングモデルをGRとして販売することを発表。写真のとおり7車種に設定されてスタートした

 このGRシリーズの頂点となるGRMN(MNはマスターオブニュルブルクリンクの略)はこれまで、iQ、ヴィッツ、86、そしてマークXの4車種しか設定されていない。

 今回は2019年に販売終了したマークXに設定されたGRMNに中古車事情について紹介しよう。

第1弾は2014年に発売開始

3.5L、V6DOHCを搭載する350SをベースにGazoo Racingが専用チューニングを施した。エンジンは321ps/38.7kgmと3psアップ

 マークX  GRMNは2014年12月18日に限定100台で車両本体価格540万円そして、2019年3月11日に限定350台、車両本体価格513万円でそれぞれ販売された。

 2014年に販売されたマークX GRMNはマークX350Sをベースに6速MTを組み合わせた「大人のスポーツFRセダン」に仕立てた。

 外観はフロントのバンパーやスポイラーを空力性能に配慮したデザインとして、サイドミラーカバーをブラックとするなど、スポーティさを強調している。インテリアは専用スポーツシートをはじめ、サイドブレーキを手引き式に変更するなどこだわりが感じられる。

マークX GRMN用として専用開発された6MT。マークII時代から久々にマニュアルミッションが復活。シフトフィールはかなりいい

 シャシーでは、サスペンションの専用チューニングをはじめ、補強用ブレース、ドアスタビライザーの追加によるボディ剛性の向上させている。

 走行性能では専用トルセンLSDおよび前後で異なるタイヤサイズの採用のほか、ブレーキ部品の軽量化などにより、GRMNならではの「走りの味」を演出。さらに、CFRP製ルーフパネルやスポイラー(フロント・リア)を採用し、軽量化を図るなど、走行性能を一層向上させている。

 2014年発売モデルでCFRP製のカーボンルーフ&パネルは27万円のオプションとなっている。

27万円のオプションとしてカーボンルーフが用意されていた。中古車を購入する場合はルーフは大きなチェックポイントとなる

第2弾は2019年に発売開始

東京オートサロン2019で公開されたマークX GRMNの2019年モデルはあっという間に完売。その3か月後に生産中止が正式発表された時は耳を疑った

 いっぽう、2019年1月に販売されたマークX GRMNは350RDSをベースに6速MTを組み合わせている。

 ボディには全252カ所にもおよぶスポット溶接打点の追加しボディ剛性を向上。

 さらに新開発のアブソーバーを用いた専用のサスペンションやEPS(電動パワーステアリング)のチューニングと併せ、意のまま・思いのままとなるレスポンスを実感できるクルマに仕立てている。

 外観では、フロントバンパーなど光輝部品加飾のダーク化、19インチBBS製鍛造アルミホイール&前後異サイズタイヤといった専用装備を装着。

2019年モデルのインテリアは基本的に2014年モデルを踏襲するが、ピアノブラック塗装、カーボン調塗装、シート表皮など質感がアップ

 内装ではカーボン調加飾とピアノブラック塗装を組み合わせたインストルメントパネル、ウルトラスエード表皮の専用スポーツフロントシートなど、ブラックを基調とし、走る気分を高める室内としている。

マークX GRMNの中古車情報

中古車の流通量が極端に少なく高値安定

 それでは、マークX GRMNの中古車事情を見てみよう。

 まず中古車の流通台数だが、2014年モデルが約2台、2019年モデルが約2台で合計4台の中古車しか流通していない。

2014年モデルはマフラーの形状が四角で片側2本の合計4本出しという特徴を持っている。リアブレーキの放熱用ダクトもスパルタン

 2014年モデルのGRMNの中古車の平均走行距離は3カ月前が約5.6万kmで、今月は約5.1万kmと短縮しているものの、平均価格は3カ月前が約449万円、今月は約425万円と値落ちしている。

 いっぽう、2019年モデルのGRMNの中古車の平均走行距離は3カ月前が約5000km、今月は約2000kmと減少している。

 平均価格は3カ月前が約642万円で今月も約642万円とまったくの横這いとなっており、しかも新車価格を上回るプレミアム価格となっている。

リアビューでは2019年モデルはマフラー形状が角から丸に変更されているのが2014年モデルとの最大の違いだ

 マークX GRMNの中古車の価格帯は、約410万円~約680万円で、2014年モデルは400万円台。2019年モデルは600万円台とハッキリとわかれている。

 2019年モデルの中古車はまだ走行距離が約700kmや約3000kmと少ない高コンディション。 ボディカラーは白が3台、黒が1台となっている。発売後即完売したモデルなので、狙っている人は現在のように中古車が流通しているときが買い時なので、迷っている時間はない。

上は2014年モデルでホワイトパネルを採用。下は2019年モデルでブラックパネルを採用。さてどっちが好み?

価格はそれぞれの時代の消費税込みのもの

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みんなのコメント

132件
  • この手の車って走行性能に対して見た目がダサすぎるやろ
    何故総じておもちゃみたいなゴテゴテの見た目してるのか
    見た目普通のマークXで中身だけパワーアップしてたらいいのに
  • 大人のスポーツセダン?え?大人の?

    悪いけどガキくさいイメージしかないな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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