F1を観ている人なら誰しも、不可解なチーム無線を耳にしたことがあるだろう。例えば、ウソのピットイン指示が飛んだり、ペースの良いはずのドライバータイヤ摩耗について苦情を行ったり……チームはライバルを混乱させ、レース戦略変更を誘うため、こうした偽の無線更新を行なうことで知られている。
ではF1チームはどのように“インチキ”無線を駆使しているのか? マクラーレンのザク・ブラウンCEOがその仕組みを明かした。
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最近では、マクラーレンがレッドブルを欺くためにウソの無線を試みたが、レッドブルのストラテジストたちは戦略を変える前にマクラーレンの罠に気が付き、間一髪という頭脳戦もあった。
「マクラーレンがノリスを先にピットインさせるという選択は明らかだったが、その前に彼らはランドに関してトリックを仕掛けた」とレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はそう語った。
「ただ、それだとノリスは集団の中でピットアウトすることになるから、我々としてはナンセンスな選択だった。だから我々は自分たちの戦略に徹し、彼らには反応しなかった」
そしてBloombergのインタビューに応じたブラウンCEOは、いかに無線を活用しているのか、そしてどうウソとホントを見分けるかを、野球に例えて説明した。
「全チームがお互い(の無線交信内容)を聞くことができるから、我々は本当の質問と並んで、偽の質問もしている。野球の試合で三塁ベースコーチがサインをするようなモノだ。コーチが帽子に触れていたら、次のサインが本当。しかしコーチが帽子に触れるまでは……我々はこれを口頭でやるんだ」とブラウンCEOは言う。
「例えば、我々がオスカー(ピアストリ)に対して『オスカー、タイヤの調子はどうだ?』と訊く。これは本当の質問だ。そして、そのタイヤの後に何を言っていても、それはインチキな質問だ。もう一度『オスカー、タイヤはどうだ?』と訊いてもね」
「そこで我々が求めているのは、彼にウソの答えを返してもらうことだ。そうすることで、僕らがいつもピットストップを行なうか考えているライバルたちはみんな混乱するんだ」
「だから、(2回目の)『オスカー、タイヤの調子はどう?』というのはインチキな質問だ。我々は彼に『もう長くは持たないと思う』と言ってもらいたいんだ」
「そして他のチームは『ああ、マクラーレンはピットストップの準備をしているのかもしれない』と考え、我々がやっていることを中心に戦略を組み立て始めるんだ」
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