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【電動ワーゲンバスが888.9万円から】フォルクスワーゲンが電動ミニバンの「ID.Buzz」を発表、本日より販売開始!!

掲載 更新 11
【電動ワーゲンバスが888.9万円から】フォルクスワーゲンが電動ミニバンの「ID.Buzz」を発表、本日より販売開始!!

電気自動車として復活した「ワーゲンバス」がついに日本導入

フォルクスワーゲンジャパンは、長年「ワーゲンバス」の愛称で親しまれてきた「Type 2」のヘリテージを現代に継承するフル電動ミニバン「ID. Buzz(アイディーバズ)」の注文受付を、本日より全国の正規販売店で開始した。出荷は本年7月下旬以降を予定しており、ブランドの新たなアイコンとして大きな期待が寄せられている。

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「ID. Buzz」のルーツは、1950年に量産が開始された「Type2」である。フォルクスワーゲンの原点「ビートル(Type1)」の技術を基盤に強化シャシーを採用したこのモデルは、世界中で絶大な需要を生み出し、日本でも「ワーゲンバス」として広く愛されてきた。ワーゲンバスは単なる移動手段に留まらず、自由や独立心の象徴として新しいカルチャーや価値観を創造し、今日のフォルクスワーゲンブランドのイメージ形成に大きく貢献した伝説的な存在である。

その「ワーゲンバス」を最新のEV技術で蘇らせたのが「ID. Buzz」だ。2017年のコンセプトカー発表以来、市場導入が熱望されてきた待望のモデルが、遂に日本に導入される。フォルクスワーゲンの電動化戦略を推進する「ID.ファミリー」の第2弾であり、フル電動SUV「ID. 4」に続いてeモビリティを牽引する重要な役割を担う。ドイツ・ハノーバーの商用車部門工場で生産されるこのモデルは、現時点で日本市場において唯一購入可能な多人数乗車ミニバンタイプの電気自動車となる。

ID.Buzzのデザインは、まさにType2のDNAを色濃く受け継ぐアイコニックなものである。短いオーバーハング、フロントフェイスに輝く特大のVWロゴ、そしてLEDヘッドライト間を結ぶV字型のフロントパネルは、時代を超えて愛された「ワーゲンバス」への明確なオマージュであり、唯一無二の個性を際立たせている。

室内は、広大なラウンジのような空間が広がる。2列目センターをウォークスルーとした6人乗りのノーマルホイールベース(NWB)と、ホイールベースを約250mm延長した7人乗りのロングホイールベース(LWB)の2種類を用意。特にロングホイールベース仕様は、脱着可能な3列目シートにより最大2,469Lもの広大な荷室空間を創出でき、多様なライフスタイルに対応する。また、両手がふさがっていても開閉可能なイージー・オープン&クローズ機能付きパワー・スライドドア/テールゲートが、乗降時や荷物の出し入れの利便性を高めている。

シートヒーターやリラクゼーション機能を追加できるオプション「アップグレードパッケージ」を用意。 ノーマルホイールベース車は6人乗り、2列目シートの中央にウォークスルーが備わる。 ラゲッジルームは3列目シート展開時でも十分な広さ。


電動パワートレインは、最高出力210kW(286ps)、最大トルク560Nmを発生するモーターが後輪を駆動。91kWh(NWBは84kWh)の大容量バッテリーをフロア下に統合することで低重心化と優れた重量配分を実現し、力強く快適な走りを生み出す。Cd値0.285(欧州仕様)という優れた空力性能も、その走りに貢献している。一充電走行距離はWLTCモードで554km(LWB)、524km(NWB)を達成。140kW~150kWの急速充電にも対応し、外出先での充電時間を大幅に短縮した。さらに新車購入者には、フォルクスワーゲングループの急速充電器ネットワークである「PCA(プレミアム・チャージング・アライアンス)」が最長1年間、時間無制限で無料となる特典も付与される。

グレード展開は、ステアリングヒーターなど快適装備を標準装備する6人乗りの「Pro」に加え、LEDマトリックスヘッドライトやリラクゼーション機能付きシート、20インチアルミホイールなどを備えた上級仕様の「Pro Long Wheelbase」の2種類を展開。車両価格は6人乗りの「Pro」が888万9千円~、7人乗りの「Pro Long Wheelbase」が997万9千円~(ともに税込)となる。

それぞれのグレードに快適性を向上させるオプションパッケージが用意され、NWBにはLEDマトリックスヘッドライト"IQ LIGHT"や、運転席&助手席にリラクゼーション機能を備えたパワーシートなどの快適装備をパッケージとした「アップグレードパッケージ(70万円)」が用意されるほか、LWBにはワンタッチで遮光が可能なパノラマガラスルーフと、”Harman Kardon”のプレミアムサウンドシステムを組み合わせた「ラグジュアリーパッケージ(29万7千円)」を選択できる。ボディーの2トーンカラーも24万2千円の有償オプションとなる。なお「Travel Assist」をはじめとする最新の運転支援システムは全車に標準装備される。

【Specification】フォルクスワーゲンID.Buzz Pro
■車両本体価格(税込)=8,889,000円
■全長×全幅×全高=4715×1985×1925mm
■ホイールベース=2990mm
■車両重量=2550kg
■モーター種類=交流同期電動機
■モーター最高出力=286ps(210kW)/0-3581rpm
■モーター最大トルク=560Nm(57.1kg-m)/2100-5500rpm
■バッテリー容量=84kWh
■一充電航続可能距離(WLTC)=524km
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:4リンク/コイル
■ブレーキ=前:Vディスク、後:ドラム
■タイヤ=前/後:235/50R19/255/50R19

【Specification】フォルクスワーゲンID.Buzz Pro Long Wheelbase
■車両本体価格(税込)=9,979,000円
■全長×全幅×全高=4965×1985×1925mm
■ホイールベース=3240mm
■車両重量=2720kg
■モーター種類=交流同期電動機
■モーター最高出力=286ps(210kW)/0-3581rpm
■モーター最大トルク=560Nm(57.1kg-m)/2100-5500rpm
■バッテリー容量=91kWh
■一充電航続可能距離(WLTC)=554km
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:4リンク/コイル
■ブレーキ=前:Vディスク、後:ドラム
■タイヤ=前/後:235/50R20/265/50R20

【写真25枚】気になる値段は888.9万円から! 電動ワーゲンバスことID.Buzzの詳細を見る

文:LEVOLANT LE VOLANT web編集部
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みんなのコメント

11件
  • bcn********
    ライト(目)は丸くして欲しかった。
  • isl********
    このバスの使い方を考えればハイブリッドにして欲しかった。
    アウトドアで遊ぶツールなのに電気量を気にするには面倒だし、雪国でスタッグするのも面倒です。3年前VW営業に予約しようか、と言ったら多分売れないから必要ないと思いますよ、と言われました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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