MotoGP第9戦イタリアGPのプラクティスは、テック3・KTMのマーベリック・ビニャーレスが最速タイムを記録した。
ムジェロ・サーキットで開催されているイタリアGPの初日は非常に暑いコンディションとなっており、気温は33度、路面温度は49度とかなり厳しい環境でセッション開始時刻を迎えた。
■マルク・マルケス「バニャイヤとの差は数字よりも近い」イタリアGPは弟とチームメイトをライバル視
予選Q1とQ2のグループ分けが決まるプラクティスは毎回序盤からアタックが繰り広げられるが、イタリアGPではマーベリック・ビニャーレスが最初のタイム計測でいきなり1分45秒849というライバルを置き去りにするタイムを記録した。
ムジェロのコースレコード(1分44秒504)まで1秒と少しの差はあるものの、まだ走り出しだということを考慮すると、かなりのハイペースだ。
とはいえ、その後のタイム更新で2番手タイム以下にはアレックス・マルケス(グレシーニ)やフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)といったドゥカティ勢が接近していった。
そしてFP1から好調だったKTMのペドロ・アコスタが、約10分経過というところで、1分45秒729をマーク。ビニャーレスの暫定トップタイムを更新し、KTM陣営がタイムシートのトップ2に並んだ。
ただその後マルク・マルケス(ドゥカティ)は1分45秒846の2番手タイムをマークしたことで、KTMのワンツー体制は崩れた。
またファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が同じ頃にターン4で転倒。クアルタラロはグラベルを転がったあと、路面に打ち付けた体左側が痛むのかしばらく動けない瞬間があったが、後に立ち上がるとひとまず自力でコースを後にし、マーシャルのスクーター同乗でピットに戻った。
クアルタラロは転倒後、ピットで体調を確認されたあと再びコースイン。走行を再開させた。そして転倒のダメージを感じさせない走りで1分46秒055まで自己ベストを更新し、6番手に食い込んだ。
残り時間が15分を切ると、ライダー達は再びアタックモードへ。それまで鳴りを潜めていたバニャイヤが1分45秒324をマークして暫定トップタイムを更新した。しかしマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)がさらに速さを示し、1分45秒154を記録。更にトップタイムを縮めた。
その後、ライバルのタイム更新連発もあり一時は16番手まで下がっていたマルク・マルケスも残り10分を切って爆発的なアタックを決め、1分45秒044をマーク。ベッツェッキを越えて暫定トップとした。
ラスト5分のアタックではアレックス・マルケス、ベッツェッキ、クアルタラロらがマルク・マルケスを越えるタイムを記録していくが、それ以上に速かったのがバニャイヤだった。
バニャイヤは1分44秒744でこのままプラクティストップタイムかと思われたが、最後の最後でビニャーレスが1分44秒634とコースレコードまで0.13秒差に迫るタイムを記録。これ以上のタイムは記録されず、ビニャーレスがプラクティストップタイムでセッションを終えた。
2番手はバニャイヤ、そして3番手にはラストアタックで一気に自己ベストを塗り替えたマルク・マルケスが続いた。4番手にランキング2番手のアレックス・マルケスが続いている。
転倒がありつつも走り続けたクアルタラロは、最終的に5番手タイム。予選Q2への直接進出を勝ち取った。
今回負傷欠場のルカ・マリーニの代役としてホンダから参戦している中上貴晶は、20番手タイム。同郷で今回が復帰戦の小椋藍(トラックハウス)は19番手タイムで共に予選はQ1スタートとなった。
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