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ニューウェイが語る、ホンダへの厚い信頼「彼らはまさに、エンジニアリング主導の企業だ!」

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ニューウェイが語る、ホンダへの厚い信頼「彼らはまさに、エンジニアリング主導の企業だ!」

 アストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーであるエイドリアン・ニューウェイが、2026年のF1レギュレーション変更について、チームが公開したインタビューの中で語った。曰く、2014年のようにパワーユニット(PU)のパフォーマンスに差が生じる可能性があるものの、新たにチームのパートナーとなるホンダを信頼していると語った。

 2026年のF1は、シリーズの歴史を振り返っても最大級のレギュレーション変更を控えている。PUもそして車体も、規則が大幅に変更され、勢力図が一変する可能性がある。

■ホンダ、バーレーンで行なわれた”V10回帰”を話し合う会議に参加「2026年のPU規定がF1再参戦決定の大きな理由だったと主張した」と声明

 今年の3月からアストンマーティンでの仕事をスタートさせたニューウェイは、その2026年用マシンの開発に注力している。アストンマーティンが公開した「最初のインタビュー」の中でニューウェイは、デザイナーとしてやれることがたくさんあると語った。

「2026年レギュレーションに対する私の考えは、2022年の大きなレギュレーション変更に対する考え方と似ている」

 そうニューウェイは語った。

「当初はレギュレーションがあまりにも規範的で、デザイナーに出来ることはあまりないと思っていた。しかし細部を掘り下げていくと、一見した以上に革新や様々なアプローチのための柔軟性があることに気付いたんだ」

「2022年のはじめには、各チームが全く異なる方向に向かっていることが分かった。もちろん4シーズンが経過した今、彼らの方向性はほぼ収束したけど、最初はそうじゃなかったんだ」

「チームの間で、多様性があるのは素晴らしいことだ。マシンは全く違う形に見えたんだから。カラーリングだけが唯一の見分け方……みたいになってしまうと、少し退屈だからね」

「2026年も、その2022年と同じような状況になる可能性が高いと思う。レギュレーションには十分な柔軟性があるし、様々な解決策が出てくるだろう。しかし2~3年もすれば、収束していくだろうね」

 この2026年からは、シャシーだけでなくPUのレギュレーションも大きく変わる。ニューウェイはこれについて、興味深くも、恐怖でもあると語る。

「私が記憶している限りでは、シャシーのレギュレーションとPUのレギュレーションが同時に変更されるのは、初めてだと思う。これは興味深いこと……であると同時に、少し恐ろしくもある」

 そうニューウェイは言う。

「新しい空力のレギュレーションとPUのレギュレーションは、どちらもチャンスをもたらす。当初は様々な空力の解決策が採用され、PUのパフォーマンスにもばらつきが出る可能性がある。これは、2014年にハイブリッドレギュレーションが導入された際にも実際に起きたことだ」

 アストンマーティンは2026年から、ホンダとのパートナーシップをスタートさせる。つまりホンダのワークスPUを搭載するチームとあるのだ。

 ニューウェイはそのホンダについて、「大きな信頼と敬意を抱いている」と語る。

「来年はホンダとのワークスパートナーシップが始まる。ホンダには、大きな信頼と敬意を抱いている。以前一緒に仕事したこともあるしね」

 そう語るニューウェイは、さらにこう続ける。

「彼らは他よりも1年遅れてF1に戻ってきた。そこから追い上げるという状況だったが、素晴らしいエンジニア集団だった。まさにエンジニアリング主導の企業だ」

 そんなニューウェイだが、自身が手がける2026年マシンがどんなモノになるのか? そう尋ねられた際には、ひと言おどけて答えた。

「グリーンになると思うよ!(笑)」

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