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【ショッキングなニュース】テスラ 再び値下げ アメリカでの価格の大幅下落 いったい世界No.1のEVメーカーに何が起きているのか?

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【ショッキングなニュース】テスラ 再び値下げ アメリカでの価格の大幅下落 いったい世界No.1のEVメーカーに何が起きているのか?

テスラ、米国で再び価格を引き下げる。テスラのオーナーたちは、この価格展開に本当に戸惑っているはずだ。まず1月の値下げ、そして今、テスラはアメリカで再び値下げをする。誰もがそれを気に入っているわけではない。

喜ぶお客様もいれば、非常に困るお客様もいることだろう。テスラは、米国で高級車「モデルS」と「モデルX」の価格を再び引き下げる。爆発的に売れているのは、事前の連絡もなく、オンラインコンフィギュレーター「Electrek」で事実上一夜にして価格を引き下げたことだ。

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それは重大な結果を伴う。「モデルSロングレンジAWD」は、現在89,990ドル(約1,240万円)で購入可能だ。以前は94,990ドル(約1,310万円)だった。3つのエンジンを搭載したパワフルな「モデルSプレイド(Plaid)」は、従来の114,990ドル(約1,585万円)から109,990ドル(約1,515万円)へと値下げされた。

モデルXは10,000ドル値下げ

テスラは、「モデルX」の価格を特に大幅に引き下げた。現在、全輪駆動のロングレンジバージョンは、99,990ドル(約1,380万円)で、従前より1万ドル(約138万円)安く購入できる。1万ドル(約138万円)の値下げは、「モデルXプレイド」にも適用される。そのコストは当初の119,990ドル(約1,655万円)から、109,990ドル(約1,515万円)になった。

実は、これまでコストはまったく逆の方向に進んでいた。サプライチェーン、特に半導体の問題で、テスラはここ数ヶ月、何度も大幅に価格を引き上げていた。今までは、という話である。そして今、「モデルS」は2021年の夏と同じくらいの値段にまで下がった。

しかし、より安い車が実際に顧客にアピールするはずだとしても、誰もがこの展開を気に入るわけではない。その理由は、2022年末の時点で、米国のテスラ購入者たちはまだ、「モデルXプレイド」とその1020馬力のために138,990ドル(約1,920万円)を支払わなければならなかったからだ。1月の価格調整を含めると、この車は現在約20%も安くなっている。その大幅な価格差は29,000ドル(約400万円)というものだ。2022年後半に購入した人たちは、今になって騙されたと思っているに違いない。

正当化としてのコストインフレの正常化

テスラは今回の価格調整を「コストインフレの一部正常化」と正当化している。しかし、内部関係者は、この戦略を販売に必要な後押しと見ている。

業界からはすでに批判が殺到している。ルノーの幹部ルカ デ メオは、「テスラは売るために今後も価格を下げ続けるつもりだろうが、我々は電気自動車の価値を守り続ける。そんなことをすれば、確かに顧客の価値を破壊してしまう」と述べている。

中国では、この値下げによって、調整前に購入した車を高く買いすぎたと感じる顧客がいたため、デモが発生したこともあった。果たして、テスラの高級EVとしてのイメージは守れるのか、これからもテスラは値下げ販売を続けるのか、世界中が強い関心を持って見守っている。

Text: AUTO BILD Photo: Tesla / Harald Almonat / AUTO BILD

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みんなのコメント

16件
  • 電気自動車への夢想が消え始めてるから。値下げした価格でも十分利益が出るなら今のうちに売れるだけ売りたい。ヨーロッパのEV法案はドイツとイタリアの反対で成立する見込みは無くなったと言われてるし。
  • ヒョンデとBYDが予想したより強く
    このままでは危ないから
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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