「仮にキミ(アンドレア・キミ・アントネッリ/メルセデス)に突っ込まれていなくとも、残念ながら今日はマクラーレンと戦うペースはなかったと思う。ランドはよくやった。勝者を讃えたい」
2025年F1第11戦オーストリアGPのレース後、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、そう言ってレッドブルの地元での完敗を認めた。しかし、同時に上位争いにはまだ疑問符が残っているとも言う。
悪夢のようなホームGP。レッドブルの連続入賞が77戦でストップ「今度は1周目に事故。不運な週末」とフェルスタッペン
「2週間前のモントリオールでは我々はマクラーレンの前の2位でフィニッシュした。それが今週は歯が立たなかった。我々だけじゃない。モントリオールの勝者であるメルセデスのジョージ(・ラッセル)は、このレースで優勝者から62秒遅れでチェッカーフラッグを受けた」
考えられることは、第10戦カナダGPで投入したマクラーレンのアップデートがなんらかの理由でモントリオールでは機能しなかったのではないかということだ。
もうひとつ考えられることは、オーストリアGPの週末が比較的暑かったことだ。カナダGPも日曜日は3日間で最も気温が上がったが、それでも最高で25度。オーストリアGPは日曜日のスタート直前の段階で気温30度、路面温度50度という暑いコンディションだった。
今年のマクラーレンはタイヤの温度管理が他チームに比べて素晴らしく、デグラデーション(熱による劣化)がライバル勢よりも少ない。そのアドバンテージをマクラーレンが活かすことができたことで、カナダGPでの勢力図が一変したのではないかと考えられる。
ホーナーもこう語る。
「ひとつのチームが際立っているものの、他のトップチームは週末ごとに残りのなかでの順位が入れ替わっている。次のシルバーストンはコンディションもサーキットも異なる。イギリスも熱波に見舞われているが、大陸ほどではない。したがって、勢力図が再び変化しても不思議はない」
ただし、ホーナーにとってかなりのショックだったようだ。なぜなら、チャンピオンシップにおいて、ノーポイントは絶対に避けなければならないにもかかわらず、オーストリアGPでのノーポイントにより、2022年のサウジアラビアGPから続けてきた連続入賞記録が77戦でストップしてしまったからだ。
「ドライバーズチャンピオンシップはほぼ終了だ。5連覇は諦めるしかない。マクラーレンは、我々との差を保ちながらレースをしてくるだろう。だから、我々は、目の前のレースに集中するだけだ」
ホーナーの言葉が正しければ、今シーズンのチャンピオンシップ争いは、シーズンを折り返す前に、すでにコンストラクターズはマクラーレンの連覇が確定し、ドライバーズもマクラーレンのふたりのドライバーによって、争われることになる見込みだ。
[オートスポーツweb 2025年07月02日]
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みんなのコメント
マックスの車も調子を落としてるみたいだし、この先誰が乗ってもロクな結果は出ないと思う