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1997年F1王者ジャック・ビルヌーブ、2021年タイトルを逃したハミルトンの”逆襲”を期待「彼はアグレッシブにならなければいけない」

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1997年F1王者ジャック・ビルヌーブ、2021年タイトルを逃したハミルトンの”逆襲”を期待「彼はアグレッシブにならなければいけない」

 1997年に、当時フェラーリのドライバーだったミハエル・シューマッハーとの激しい戦いを制して、F1ドライバーズチャンピオンを獲得したジャック・ビルヌーブ(当時ウイリアムズ)は、昨年タイトルを逃したルイス・ハミルトン(メルセデス)について、その敗北から立ち直り、失ったタイトルを取り戻すために、アグレッシブにならなければいけないと語った。

 ビルヌーブは、1996年にF1デビュー。その初戦でポールポジションを獲得するなど、いきなり驚異的なパフォーマンスを発揮した。同年にはチャンピオンを獲得できなかったが、翌年にはフェラーリのシューマッハーと激戦を展開。最終戦ヨーロッパGP(ヘレス)で両者が接触した後、シューマッハーがリタイア、ビルヌーブが3位に入ったことで、ビルヌーブが自身初のF1チャンピオンに輝いた。これがビルヌーブにとって唯一のチャンピオンであり、以後は勝利を手にすることすらできなかった。

■FIA新会長、ハミルトン電撃引退の噂について発言「彼が辞めるとは思わない。彼が何か言ったのか?」

 そのビルヌーブは、NASCAR復帰へ向けたテストを行なったデイトナで、2021年の結末は、ハミルトンが”逆襲”するという物語につながるため、「F1にとって良いことだ」と語った。

「とにかく、F1にとっては良いことだったと思う。ルイスは、サーキットに戻って8回目のタイトルを勝ち獲ることを目指さなければいけないし、そのためにはアグレッシブにならなきゃいけないからね」

 そうビルヌーブは語った。

「少し物議を醸したけど、それは最終戦ならばよくあることだ」

 アブダビでの敗戦の直後、ハミルトンは「レース結果が操作された」と不満を訴え、以後はSNSでの発信も一切行なわず公の場にも姿を現さないなど、沈黙を守っている。そのため、昨シーズン限りで電撃的に引退するのではないかという見方もある。メルセデスのトト・ウルフ代表も、ハミルトンが「現時点では幻滅している」と認めつつ、「ルイスがレースを続けることを強く望んでいる」と、電撃引退の可能性を示唆していた。

 ハミルトンが2022年もF1を続けると思うかと尋ねられたビルヌーブは、2016年のニコ・ロズベルグ電撃引退を引き合いに出し、次のように語った。

「ロズベルグがレースに戻ってこないなんて、誰も予想していなかった。彼はある朝起きてから突然、ある意味で”レースに情熱を注ぐことができない”と言ったんだ。ルイスの場合はそうではないようだが……誰か知っているのかな?」

「シーズンが長い時、人々の頭の中で何が起きているのかを知るのは本当に難しい。結末は分かっていると信じていたのに、期待するようにはならなかったら、その時は”奪われた”と感じるモノだ」

「現在の反応は、かなりネガティブなモノだと思う。でも、彼はただやり直さなければいけないんだ」

 FIAは、アブダビGP終盤のセーフティカー解除時の手順について、詳細な分析を行なうことを誓っている。しかしビルヌーブは、適切なドライバーが2021年のタイトルを獲得していると信じているようだ。

「結果の捉え方については、フェルスタッペン(マックス・フェルスタッペン/レッドブル)のファンなのか、あるいはルイスのファンなのかで異なると思う」

 そうビルヌーブは語った。

「エキサイティングだったし、シーズン全体がどう進んできたかを見れば、マックスはこのチャンピオンに値したと思う。彼は1年を通じて、最も速いドライバーだった。どのレースでもね」

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