■新型「ランクルFJ」発売と同時に即完売!?
最近は新型車が続々と登場していますが、なかでも特に注目される車種がトヨタ「ランドクルーザーFJ(以下、ランクルFJ)」です。
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「ランドクルーザー(ランクル)」は悪路に強いSUVのシリーズで、現在は「70」「250」「300」を展開。そんなランクルシリーズに新たに設定されたランクルFJは“最もコンパクトなランクル”ですから、日本の道路環境にも適しており、欲しい人も多いのではないでしょうか。
2026年5月14日に国内で発売されたばかりのランクルFJについて、5月下旬、複数の販売店に状況を尋ねてみました。
「発売日の5月14日に多くのお客様から連絡が入り、ほぼ1日で当店の受注枠に達しました。従って現在は受注が停止しています」
なぜ発売日に、各店舗の受注枠を完売するほど受注台数が増えたのでしょうか。
「ランクルFJは、約半年前(2025年10月21日)に公開されました。この直後に、多くのお客様から『国内で発売したらスグに購入したい』という話をいただきました。その後、ランクルFJの知名度はさらに高まり、発売を待つ購入希望のお客様が増えたのです」
ランクルFJの受注がすぐに停止してしまった背景には、この車がタイで生産される輸入車であり、日本向けの1か月の販売基準台数が1300台に留まることも挙げられます。
例えば、トヨタの売れ筋SUVの「カローラクロス」は1か月平均の登録台数が約5300台に達します。それと比較すると、これほど話題の人気車でありながら、輸入枠の関係で1か月当たり1300台しか用意できないランクルFJは、あまりにも少な過ぎるでしょう。
この状況で販売店はどのようにして購入者を決めているのでしょうか。この返答は販売会社や店舗で異なりました。
最も多かったのは「購入を希望する意思を示された順番」ですが、「今まで当店(あるいは弊社)で、トヨタ車を購入されたお客様に限ります」という店舗も存在。受注台数が少ないため、付き合いのある顧客のみに限定して販売する方針をとっているようです。
それでもなお「付き合いのあるお客様全員には行き渡らず、販売できないケースもありました。申し訳なかったです」という販売店スタッフの声も聞かれました。
ランクルFJが受注を再開する時期はいつでしょうか。販売店に尋ねると、すべての店舗から「未定です」という返答が返ってきました。
そこで、現在受注しているランクルFJの納車が完了する時期を尋ねたところ、「今年(2026年)の12月頃」という返答が多く、仮に納車が12月に完了するなら、受注の再開は、それより少し前の10月または11月と予想されます。
ただし受注が再開する頃に販売店へ出かけても遅いのです。受注の再開を待つ長い行列ができていることから、なるべく早く販売店に出かけて購入希望を告げ、順番待ちの列に加わりましょう。
販売店選びも大切です。ランクルFJの購入希望者が多い店舗はなるべく避けて、順番待ちの列が短い店舗から連絡を得られるようにします。
トヨタの場合、順番待ちをしている最中に、数台の受注枠が不意に生じることがあります。この連絡が販売店からあった際、ボディカラーが好みに合わないといった理由で断わると、再び買えない状態が続きかねません。
受注が停止している車種は、少々の妥協をしてでも、チャンスを逃さずに購入する方が賢明です。
■“購入”以外の方法に注目!
販売店では「ランクルFJは5種類の外装色を用意していますが、ブラックとホワイト以外は割り当て台数が少ないです。外装色にこだわると購入しにくくなります」といいます。
販売店に並び、たとえ色を妥協してでも、何とかしてランクルFJを手に入れたい――そう考える人も多いはずです。しかし、そもそも受注自体が停止している現状では、どれほど購入の意志があってもディーラーで通常の契約を結ぶことはできません。
では、どうしても今ランクルFJに乗りたい場合、ほかにどのような選択肢があるのでしょうか。
実は、現金やローンで購入する方法は困難ですが、たとえ販売店で受注を停止していても、定額制カーリースのKINTOであれば“借りる”形で申し込むことが可能です。KINTOではリース終了後に車両を買い取ることができず、所有権を手に入れる購入とは異なりますが、最長で7年間にわたりランクルFJに乗ることができます。
ランクルFJをKINTOで使うと、月々のリース料金は、7年間の均等払いで6万5890円です(消費税込、以下同)。7年分の総額は553万4760円に達します。
ランクルFJの車両価格は450万100円ですから割高に思えますが、KINTOには年齢などを問わずに誰でも使える任意保険が、車両保険も含めて標準付帯されています。
このようなすべてのドライバーに適用される任意保険は、車両保険まで含めると、月額2万5000円前後に達することもあります。さらにKINTOには、税金、車検費用、定期点検費用などもすべて含まれるため、一概に割高とも言い切れません。
その代わりKINTOには注意点もあります。車内は禁煙で、走行距離などにも制限があります。ドレスアップやチューニングも自由にできません。あくまでもリースですから、借りていることを忘れずに使う必要があります。
なお2026年5月29日時点ではKINTOのHP上で申込みは可能なようです。ただし、「申込受付期間:2026年5月14日(木)13:30~2026年6月19日(金)17:00 ※早期終了となる場合がございますのでお早めにご検討ください」という注釈も。
※ ※ ※
また、こうしたリースの制約が肌に合わず、やはり「購入(所有)」にこだわりたいのであれば、ランクルFJ以外の選択肢に目を向ける方法もあります。
もっとも、現在のランクルシリーズは深刻な買い手市場であり、現時点で通常購入(受注)を受け付けているのは「ランクル250」の2.7リッターガソリンエンジン車のみとなっています(※ディーゼル車は受注停止中)。販売店によると「こちらの納期は約4か月ですが、近々受注を止める可能性もあります」とのことでした。
このランクル250のガソリンエンジン車は「VX」というグレードで、価格は577万9400円です。ランクルFJ(450万100円)と同じエンジンと6速ATを搭載しながら、価格は127万9300円高くなります。
その代わり、全長が4925mmあるボディのおかげで車内は広く、後席も快適です。さらに4WDシステムも大きく異なります。
ランクルFJの4WDは、悪路専用のパートタイム式であるため、4輪を駆動したまま舗装路のカーブを曲がるとブレーキが掛かったような状態(タイトコーナーブレーキング現象)になってしまいます。これに対し、ランクル250なら舗装路も快適に走れるフルタイム式を採用。内装も上質で、各種の装備も充実しています。
また、残価設定ローンを使った時の3年後の残価(保証される価値)は、新型車のランクルFJが新車価格の65%であるのに対し、ランクル250は発売から2年以上を経過しながら66%とさらに高い水準を維持しています。
一般的な車種の3年後の残価は42%~48%ですから、ランクル250は価格のわりに将来の資産価値が高く、月々の返済額を抑えて乗ることができます。
もちろん、ボディサイズはランクルFJよりも一回り大きくなり、車両価格も130万円近く上がります。そのため、「日本の狭い道で乗るから、絶対にコンパクトなFJがいい」という人には向きません。
しかし、車内の広さや舗装路での快適性はFJを大きく上回ります。さらに、納期が「約4か月」と現実的で、将来の手放しやすさ(人気の高さ)を考えれば、トータルの満足度は決して低くないはずです。
サイズや予算に少し余裕があり、「いつになるか分からないFJの受注再開を待ち続けるより、今すぐランクルを手に入れたい」というのであれば、ランクルFJにこだわらず、この250を検討してみてはどうでしょうか。(渡辺陽一郎)
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みんなのコメント
抽選も公正ではないんでしょうね
将来的に代替や増車の見込み、高所得者や人脈など加味されてるんでしょう