■100周年のマツダ、三輪トラック「マツダ号」から自動車へ
明治8年(1875年)広島県向洋町に12人兄弟の末っ子として生を受けたマツダ創業者松田重次郎は、13歳で大阪の鍛冶屋で働き始めます。18歳になるとくれ海軍工廠造船部で働き始めますが、1年後には大阪へ戻りその後各地を転々とし、明治39年31歳で大阪に松田製作所を創業、明治41年には専売特許松田式ポンプを発明し世の中へ出します。
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大正6年(1918年)松田重次郎42歳の時、広島県仁保村に株式会社松田製作所を設立、不振からの再出発を目指していた「東洋コルク工業」に周囲に推される形で参画し、本業では無い圧搾コルク板の製造を開始。病気で退任した初代社長に代わり断熱材や緩衝材としても使える新製品を発表します。しかし大正14年(1925年)家事で工場が全焼し、莫大な負債を背負う中、初心に立ち返り再起を願い社名を東洋工業に改めます。
大正12年(1923年)に発生した関東大震災をきっかけに輸送手段として東洋工業は、三輪トラックの製造に着手します。昭和6年(1931年)3輪トラック「マツダ号DA型」とともにマツダは、自動車会社としてスタートします。「クラス最高性能と最大積載量の実現」、「エンジンをはじめ各種部品の国産化」、「一貫した量産体制の確立」を目指し、エンジンはもとより、東洋工業の特許による後退ギア付トランスミッションやリアディファレンシャルなど自社製造を実現しています。
当時の自動車業界は、大正6年(1917年)に三菱造船(現三菱自動車)が乗用車「三菱A型」を生産開始。昭和8年(1933年)には日産の前身である「自動車製造」が設立され、豊田自動織機(現トヨタ)が昭和10年(1935年)に「A1型試作乗用車」を完成、ホンダは昭和21年(1946年)に設立し、今ある自動車メーカーが続々と誕生する時代でした。
「マツダ号DA型」の宣伝活動は、昭和11年(1936年)に実施された「鹿児島-東京間キャラバン宣伝」です。マツダ号KC型4台とマツダ号DC型1台で、鹿児島から東京までの約2700kmを25日間かけて走破します。そして戦後の1950年、マツダは1157ccの1トン積み4輪トラック「CA型」を発売し、その後の乗用車づくりに続く新しい一歩を踏み出して行きます。
自動車メーカーとして戦後の苦難を乗り越えた東洋工業は、初の量産型乗用車R360クーペを昭和35年(1960年)に発売、翌年マツダの代名詞とも言えるロータリーエンジン開発についてバンケル社、NSUと技術提携します。
世界で初めてロータリーエンジンを搭載した量産車「コスモスポーツ」を昭和38年(1963年)10月に開催された東京モーターショーで世の中に初披露します。松田恒次社長(東洋工業3代目社長)がプロトタイプで会場に乗りつけています。技術者達はその品質と耐久性を向上させるため、さらなる走りの熟成を推進。三次自動車試験場が完成した1965年6月以降は連続高速耐久テストが繰り返され、開発当初からのテスト走行距離は70万kmに及んだ。昭和42年(1967年)5月30日、世界で初めてロータリーエンジン搭載したコスモスポーツは販売を開始します。
その後、サバンナRX-7(1978年)をはじめとする歴史的なロータリーエンジン搭載車が続々と誕生、昭和59年(1984年)に東洋工業から商号をマツダ株式会社へ変更し、平成元年(1989年)には、軽快で運転を存分に他のいむことができるライトウェイトオープンスポーツカー「マツダ・ロードスター」が誕生。さらに、SKY-ACTIVエンジンを搭載したモデルへとマツダの技術は継承されています。
マツダの社風は、松田重次郎の企業理念と技術の飽くなき探究心、情熱的なマツダ技術者たちによって今も脈々と受け継がれています。
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