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F1カナダGP、開催契約延長。2035年までのカレンダー残留が決まる

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F1カナダGP、開催契約延長。2035年までのカレンダー残留が決まる

 F1はカナダGPのプロモーターであるオクタン・レーシング・グループと新たな契約を結び、モントリオールでのレースが2035年までカレンダーに残ることを発表した。

 ジル・ビルヌーブ・サーキットでのF1カナダGPの開催契約は2031年までだった。しかし協議の結果、契約はさらに4年延長されることになった。今回の契約更新には、ベル・メディアの放映権契約の延長も含まれている。

■F1カレンダーの集約化の弊害。来季のカナダGP、インディ500と日程衝突も”新常識”にはならない?

「F1が75周年を迎えるにあたり、カナダGPとの契約延長を発表するというのは、このスポーツにおいて素晴らしい歴史を持ち、ジル・ビルヌーブという真の伝説的ドライバーの名を冠したレースとして相応しい」

 F1のステファノ・ドメニカリCEOはカナダGPの契約延長についてそう語った。

「モントリールはエネルギーと熱狂的なファンに満ちた素晴らしい都市であり、2035年シーズンまでこの地でレースを続けること、そしてベル・メディアとのメディア権契約が長期的に延長されることを発表できて嬉しく思う」

「プロモーターのオクタン・レーシング・グループには近年、この象徴的な会場をアップデートするための継続的な努力に感謝すると共に、このイベントを今の形にするため緊密に協力してきた地元、地域、国の政治関係者すべてに感謝したい。またカナダの素晴らしいファンにも感謝したい。これから10年間、モントリオールでの忘れられない瞬間をみんなと一緒に作っていくことを楽しみにしている」

 F1カナダGPの責任者を務めるジャン-フィリップ・パラディは次のように語った。

「F1カナダGPが2035年まで10年間、毎年モントリオールで開催されることを誇りに思う」

「今回の契約更新は、豊かな伝統、F1がダウンタウンを席巻する都市というユニークな環境、そして世界的な舞台での位置づけなど、我々のレースの象徴的な地位を反映したモノだ」

「カナダ、ケベック州、そしてモントリールを紹介する最高峰のグランプリを構築するために努力する中で、ファン、地域社会、そして世界にトップクラスのレースをあと10年提供できることにワクワクしている」

 カナダGPの開催時期は、従来の6月から5月後半に移動することで合意しており、マイアミGPの開催時期に近づけるというF1長年の目標が達成された。

 これまでカナダGPはアクセスの難しさが指摘されており、長年プロモーターを務めたフランソワ・デュモンティエの後を昨年から引き継いだパラディ代表には、課題解決のプレッシャーも高まっていた。

 CBCの取材に対してパラディ代表は、2025年からの3年計画を立てていると説明。チーム用ホスピタリティエリアを拡大し、交通渋滞を緩和するためビクトリア橋にアクセス路を追加したという。

「この大会を他と異なるモノにしたいと望む声があった。我々はカナダをトップクラスのグランプリにしたい」とパラディ代表は語った。

「そこに到達するための道筋はあるし、改善が見られることをアピールしたかった」

文:motorsport.com 日本版 Filip Cleeren

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