もくじ
ー A6アバントに「オールロード」追加
ー 内装に大変更なし クワトロは進化
A6アバントに「オールロード」追加
アウディは今後数週間以内に、新型A6オールロードを発表する見込みだ。
新たに届いたスパイショットには、軽いカモフラージュを施した車両が、公道で走行テストを行っている様子が写っている。
標準のA6アバントと基本的に同じ車体と同等レベルの実用性を維持したまま、最低地上高を引き上げオフロード走破性を向上させたこのワゴンは、今年登場する新型が4世代目にあたる。
市場に溢れる多種多様なSUVの中でも、メルセデス・ベンツEクラス・オールテレインとボルボV90クロスカントリーが最も近いライバルだ。
このテスト車両に施されたカモフラージュは、ボディワークに加えられる要素を隠すためのもの。ボディ下部の樹脂製クラッディングと、前後のメタル調スキッドプレートが装着されることは推測できる。
車高は引き上げられているように見えないが、これはおそらく、テスト車がそれを隠すため、エアサスペンションの設定を低いモードに切り替えているからだろう。
内装に大変更なし クワトロは進化
インテリアは標準のA6とほとんど変わらないと思われるが、専用の内装トリムが用意され、ドライブ・セレクト・システムに新しいオフロード・モードが追加されるはずだ。
エンジンは現行のA6に倣い、ガソリンとディーゼルの直列4気筒およびV型6気筒が設定され、そのうちのいくつかには燃費を向上させる48Vマイルド・ハイブリッドが組み合わされる。
さらにアウディの4輪駆動システムは「quattro with ultra technology」と呼ばれる最新版となる。これは常時4輪駆動で走るのではなく、通常時のほとんどは前輪のみで走行し、必要に応じて瞬時に駆動力を後輪に送ることができるシステムで、従来の4輪駆動よりも燃料消費の効率化を狙ったものだ。
新型A6オールロードは全世界に向けて今後数週間以内に発表されると思われるが、実車の一般公開は3月のジュネーブ・モーターショーになるとAUTOCARでは予想している。それから間もなく発売になるだろう。
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