単純修理と同時に性能回復にも注目!!
カワサキの初代空冷Zシリーズに限らず、旧車と言えばオイル漏れが気になるものです。メンテナンスがしっかり行き届いているバイクなら、オイル漏れどころか、オイル滲みすら無い車両も数多くあります。
【画像】カワサキ「Z2」オルタネーターカバー部のオイル漏れ対策作業を画像で解説!(24枚)
「当時物」という言葉にこだわり過ぎたことで「オイル漏れやオイル滲みは仕方ない」と考えてしまう旧車ファンも中にはいますが、それはちょっと違うと思います。できる限り、可能な限り、メンテナンスを行い、コンディション良く走らせてあげたいとは、旧車ファンなら誰もが思うことだと思います。その上で、オリジナル部品=当時物部品にこだわることは、素晴らしい考えだと思います。
カワサキ750RS/Z2や900スーパーフォー/Z1にも、オイル滲みや漏れが発生しやすい箇所があります。前回のリポートで触れた、発電機=オルタネーターの出力線が取り出されるグロメット周辺が、そのポイントになります。
応急処置編と題して前回は、現状のオイル滲みや漏れをシャットアウトすることに的を絞ったリポートを行いました。さらにここでは、一歩踏み込んだ「恒久対策」的な修理方法を実践リポートします。
配線が新しくなると電気系が元気になる!!
オイル漏れ対策を実践しつつ、配線コードの劣化によって抵抗が増えて、電気を効率良く流せない部分を改善します。すると、電気系コンディションが安定作動するようになります。
特に「走る・曲がる・止まる」に注力した電装部品ばかりではなく、近年ではナビやETCなどなど、車両開発当時からすれば、想定外の装備を搭載する車両も数多くなりました。
発充電系は「強化」するのではなく、最低でも「本来の性能を発揮」させることから始めてみようと考えました。具体的には、配線を新品コードに張り替えることで、出力電流がスムーズに流れ、効率良く充電できるようになります。
交流発電機=オルタネーターの配線グロメット部は、湿式オルタネーターモデルの場合、多かれ少なかれ、ハーネスの取り出し口となるグロメット周辺には、オイル滲みやオイル漏れが発生しやすくなります。
新車当時は、柔軟なグロメットにゴム系接着剤が使われてシール性が高められていましたが、エンジン温度や経年変化によって、シール性は低下し、オイル滲みや漏れが発生しやすくなってしまいます。
さらに「毛細管現象」で、エンジンオイルがコードを伝い、配線内部に染み込んでしまうと、配線自体が大きな抵抗となってしまい、効率良く電流を流せなくなってしまいます。
ここでは、ドレミコレクションから発売されているゴム製グロメットに交換しつつ、空冷Zシリーズの後期モデルと同じように、一般のビニールチューブの配線に交換(耐熱コードの利用が最適)、グロメット部分を徹底的にシーリングしました。
作業完了後、普段通りに走りながら数か月間経過しましたが、オイル漏れどころか、滲みの雰囲気も一切ありませんでした。仮に、手際が悪ければ(作業に失敗していたら)、1週間も走れば、グロメット周辺は滲んだエンジンオイルに浸っていたと思います。今後暫くは、この部分のオイル滲みやオイル漏れ問題に気を配らなくて良さそうです。
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