マクラーレンは今季、第19戦アメリカGP終了時点でコンストラクターズランキングで4番手となっており、2レースを残して5番手のルノーに38ポイント差をつけている。そういった点から、マクラーレンが2019年の中団勢の中でベストチームであるといっても過言でない。
しかしながらドライバーのランド・ノリスは、チームがこれまで予選では速さを見せているものの、マシンが“基本的な”問題を抱えていることから、決勝ではドライブに苦労しているという。
■マクラーレンはまだ“中団最強チーム”ではない? 「レースペースが課題」とノリス
「新しいタイヤはそれ(問題)を少し隠し、予選で必要なものを与えてくれるんだ」とノリスは語った。
「だからレース中よりも、より多くのことが予選でできるんだ。僕たちは予選で良いパフォーマンスを発揮できているけど、レースでは“本当のポテンシャル”が見えてくるんだ」
マクラーレンは、前戦アメリカGPで今季最高の予選パフォーマンスを見せた。マクラーレンの2台は3強チームに次ぐ7番手、8番手を獲得したが、7番手のカルロス・サインツJr.に関してはポールポジションのバルテリ・ボッタス(メルセデス)に対して0.818秒差と、今季最もポールポジションに近いタイムを残した。しかしながら決勝ではサインツJr.、ノリスともにルノーのダニエル・リカルドに敗れ、中団最上位を奪われてしまった。
他の中団勢に差を縮められているかどうかについて、ノリスは次のように話した。
「ああ、縮まっていると言えるだろう。僕たちは予選の調子が良いことがボーナスを得ている。予選のおかげでレースは良い位置からスタートできているからね」
「僕たちは常に良い位置からレースをスタートしている。他のチームが前のマシンに詰まっている一方で、僕たちはクリーンエアを保つことができるから、弱点が簡単には見えないようになっている」
「その逆の立場だと、僕たちはかなり苦労する。前のマシンを追いかけている時に僕たちがあまり速くないということに気付かされる」
マシンの弱点がレースでより顕著に表れていると語るノリスだが、彼はマクラーレンがピットストップ戦略を含めたオペレーションの面で他のチームよりも問題を抱えていることを示唆した。
「僕たちは実際、かなり良い形でシーズンをスタートさせたけど、他の一部のチームほどは改善することができなかった」
「いくつかの問題によって、カルロスと僕のポイントが失われている。ただそれはひどいものではない。去年よりもずっと良くなっていることは確かだ」
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