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フィアット「600ハイブリッド」導入で再注目 新型「グランデパンダ」はいつ日本にやってくる? 全長4mの5人乗りコンパクト 販売店に寄せられる反響とは

掲載 更新 8
フィアット「600ハイブリッド」導入で再注目 新型「グランデパンダ」はいつ日本にやってくる? 全長4mの5人乗りコンパクト 販売店に寄せられる反響とは

新型「グランデパンダ」の特徴と進化

 ステランティスの伊ブランド、フィアットは2025年1月、欧州市場で新型「グランデパンダ」を発売しました。

【画像】日本人好みのレトロデザイン! フィアット新型「グランデパンダ」を見る(50枚以上)

 現代の技術とレトロなデザインを融合させた新コンパクトカーとして注目されています。

 新型グランデパンダのルーツとなるモデルは、フィアットの「パンダ」です。

 初代パンダは1980年に登場し、平面で構成された斬新なボディパーツはジウジアーロの傑作として、本国イタリアはもちろんのこと、日本でも大人気となりました。

 2011年に誕生した3代目となる現行モデルはすでに日本では販売が終了していますが、イタリアでは現在でもフィアットのベストセラーカーという人気を博しています。

 パンダは初代登場以来、45年間で欧州全体で2300万台以上が販売されています。直線的で無駄のないスタイルは、都市部での使い勝手の良さと相まって評価を受けています。さらに「パンダ4×4」などのバリエーションも展開され、小型車ながら多用途性を持つモデルとして知られていました。

 新型「グランデパンダ」のボディサイズは全長3990mm×全幅1760mm×全高1570mmと、「グランデ」の名の通り従来のパンダよりも大きく設計され、5人乗りの快適な居住性と、361リッターの荷室容量を実現しました。

 エクステリアデザインは、1980年代の初代パンダを彷彿とさせる直線的なラインを基調としつつ、現代的な要素を採用。

 フロントフェイスには、ピクセル風にデザインされたヘッドランプやスクエアメッシュの黒いアッパーグリルが採用され、独特の存在感を放っています。

 また、SUV風のスキッドプレートや17インチのダイヤモンドカットアロイホイールが力強さと洗練さを演出しています。

 インテリアは、シンプルで機能的なデザインが特徴です。広々としたキャビンは、快適なファミリーライフと都市でのモビリティ向けです。また、最新のインフォテインメントシステムや先進安全装備が搭載され、ドライバーと乗員の安全と快適性が追求されています。

 パワートレインには現在、EVバージョンとハイブリッドバージョンが用意されています。

 EVモデルは、44kWhのバッテリーと83kW(113馬力)のモーターを搭載し、WLTP複合モードでの航続距離は約320kmとされています。

 最高速度は132km/h、0-50km/h加速は4.2秒(0-100km/h加速は11.0秒)で、都市部での機敏な走行性能を備えています。

 さらに、世界初となる巻取り式充電ケーブルを採用し、ボンネット下に専用のハウジングを設置し、トランクスペースを犠牲にせず、清潔かつ便利に充電することが可能です。

 イタリアでの価格は、マイルドハイブリッド仕様が1万9000ユーロ(日本円で約296万円)、EVが2万5000ユーロ(約390万円)未満と発表されています。

 そんなグランデパンダは現在、欧州市場での展開が進められていますが、日本市場への導入については公式な発表はありません。

フィアットのディーラーに寄せられる声とは

 初代パンダが日本でも人気を博した経緯を考えると、今後の展開に期待されますが、フィアットの販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。

 関東圏のフィアット販売店担当者は次のように話します。

「先日600 Hybridの導入が発表されたこともあり、『グランデパンダの情報が来ているのでは』とお問い合わせいただくお客様が少なくありません。

 価格については分かりませんが、欧州と同様に日本でもEVとハイブリッドの2種類が導入されるようです。

 またフィアットには固定のお客様も多くいらっしゃいますが、『現行のドブロでは大きすぎて駐車に不便』と、ちょうどいいサイズのグランデパンダに期待されています」

 関西圏のフィアット販売店担当者は次のように話します。

「メーカーからは2026年、2027年あたりに発表されるのではないかと聞いているだけで、現在当店でわかっていることはほとんどありません。

 ただ、パンダの固定ファンからの問い合わせは多く『角ばったフロントフェイスが初期パンダを思わせる』と好評です。

 またそのようなお客様はグランデパンダに備えて、時期を無理やり合わせて現在乗られているパンダの車検を受けられたようです」

※ ※ ※

 新型グランデパンダは、従来のパンダファンから多大な期待を寄せられているようです。 情報が発表された日には、より一層客層が広がるのではないでしょうか。(Peacock Blue K.K.)

文:VAGUE Peacock Blue K.K.
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みんなのコメント

8件
  • win********
    かわいい
  • AKI
    ヨトタだらけの日本の車社会、ウンザリです。 

    どれもこれも同じでカッコ悪い、ヨトタ金太郎飴グルマ。

    こういう見て乗って楽しいクルマがどんどん増えて欲しいと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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