現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ ラウムは究極の快適車!? 現代っ子も思わずウムウム頷いちゃうほどの完成度だった件

ここから本文です

トヨタ ラウムは究極の快適車!? 現代っ子も思わずウムウム頷いちゃうほどの完成度だった件

掲載 28
トヨタ ラウムは究極の快適車!? 現代っ子も思わずウムウム頷いちゃうほどの完成度だった件

 トヨタのセダン・イノベーションの一環として企画され、人気を集めたラウム。当時のコンパクトカーとしては珍しく、両側スライドドアを採用し、細部にわたってユーザー思いの技術を組み込んだ一台だ。ラウムには、今でも目を引く機能や機構が満載。使い勝手の良いクルマのポイントを、ラウムを通して振り返ってみたい。

文:佐々木 亘/画像:ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】時代を先取りした機能が盛りだくさん!! やっぱトヨタ ラウム最高すぎるでしょ……!!(10枚)

ドアにこだわったラウム

 1997年に登場したラウムは、ロングホイールベースに両側スライドドアという、居住性にほぼ全振りしたようなクルマだった。車名はドイツの「空間(RAUM)」から付けられたもの。その名の通りに、居住性や空間に関するこだわりが、随所にみられる。

 まずは居住性の第一歩目、乗り降りの部分。これはスライドドアを採用することによって、ヒンジドアよりも大きく改善した。

 ドア開閉空間が少なく済んで、開口部も広い。また、スライドドアにはオープンロック機構が備わり、坂道でも勝手にドアが閉まらないといった工夫があった。さらに、スライドドアにはパワーウィンドウが備えられているのだが、これもこの時代としては珍しかった。

 そして、ヒンジ形式で開閉するフロントドアにも工夫が。なんとドアヒンジの取付角度が従来車よりも約7度傾いている。

 これによって、ドアの上部がより大きく開閉することができるようになっているのだ。荷物を持ったりリュックを背負ったりしながら乗り込む際にも、荷物が引っかからずにスムーズに乗り込むことができる。

 さらにバックドアにも工夫が。このクラスのワゴンでは今でも珍しいだろう、横開き式なのだ。車両後方が狭い状態でも、開閉しやすいバックドアである。

 ドアへのこだわりが尋常ではないラウム。快適な室内空間へ誘う入り口も、ラウムの哲学では快適でなければならない。

充実の室内空間

 小さなボディだが、室内は非常に広いラウム。特に室内を自在に移動できるウォークスルーが当時のセミコンパクトワゴンとしては異例の採用となり、抜群の使い勝手を誇るのだ。現在の軽ハイトワゴンやトールワゴンで当たり前になっている機能を、ラウムは10年も20年も間から採用していた。

 さらに現代のトールワゴンとは一線を画しているのが、車両全高の低さ。初代ラウムは1535mmとほぼ全ての立体駐車場へ収まるサイズ感なのである。こうした高いスペース効率を誇るファミリーカーがもっと増えても良いと思う。

 時代を大きく先取りしながら、後輩たちに有益な機能を示し続けてきたラウム。現代のファミリーカーたちも、思わず「うむうむ」と唸ってしまうだろう。

ランクル250で使われている技術はラウムが発祥?

 初代ラウムは自動車修理費用の低減にも目を向けたクルマだ。バンパーには上下2分割方式を採用して、軽い損傷時には交換部品を小さくできる。この工夫は部品代を安くし、修理にかかる時間も減らしてくれるのだ。

 同じような発想は、これ以降のSUVやコンパクトミニバンに数多く取り入れられた。素地のフェンダーアーチモールや、ランドクルーザー250で注目を浴びたフロントバンパーの分割思想も、ラウムが発祥といっていいと思う。

 2代目になっても、独特の空間へのこだわりは変わらず、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインを取り入れてさらに魅力を高めたラウム。

 ルーミーが好調に売れている今、ラウムのような高効率なクルマが増えても面白そう。2011年に姿を消したラウム、後継のスペイドも今では姿を消している。ルーミーは背が高すぎて乗れないという人のために、ラウム復活を熱望したい。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
【キャンペーン】お得に給油!第1・3金土日はガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

重いテールゲートが軽くなった!! 2026年型トライトンの地味にうれしい改良とは!?
重いテールゲートが軽くなった!! 2026年型トライトンの地味にうれしい改良とは!?
ベストカーWeb
【1週間まる分かり】パジェロ復活に国交省基準適用延期など、自動車業界ニュース総まとめ(8/31-9/4)
【1週間まる分かり】パジェロ復活に国交省基準適用延期など、自動車業界ニュース総まとめ(8/31-9/4)
ベストカーWeb
メゾン マルジェラからディオール、グッチまで網羅────5万円以上で選ぶ、2026年夏のベストTシャツ
メゾン マルジェラからディオール、グッチまで網羅────5万円以上で選ぶ、2026年夏のベストTシャツ
GQ JAPAN
なぜ? 韓国最新鋭戦闘機「KF-21」が「配備前」に“次”を見せる異例の事態…「ステルス仕様&電子戦仕様」構想公開の理由
なぜ? 韓国最新鋭戦闘機「KF-21」が「配備前」に“次”を見せる異例の事態…「ステルス仕様&電子戦仕様」構想公開の理由
乗りものニュース
「これで125cc!?」豪華装備と圧倒的走行性能  初心者からベテランまで魅了する本格「原付二種ネイキッド」3選
「これで125cc!?」豪華装備と圧倒的走行性能 初心者からベテランまで魅了する本格「原付二種ネイキッド」3選
VAGUE
打倒アルヴェル&エルグランドへ、伝説の「エリシオン」の魂が2028年に復活か!?
打倒アルヴェル&エルグランドへ、伝説の「エリシオン」の魂が2028年に復活か!?
グーネット
軽やかなエレガンスを纏う、ジョルジオ アルマーニ──2026年、真夏のサングラス選び
軽やかなエレガンスを纏う、ジョルジオ アルマーニ──2026年、真夏のサングラス選び
GQ JAPAN
走行風を軽減して疲労を抑える! 車種によって役割も異なる「スクリーン」とは?
走行風を軽減して疲労を抑える! 車種によって役割も異なる「スクリーン」とは?
バイクのニュース
「高齢者だから危険」は本当か?――運転技能検査、ネットでは“ザルの様な試験”との批判も! 「危険な人を道路に戻す」事故件数約3倍の波紋
「高齢者だから危険」は本当か?――運転技能検査、ネットでは“ザルの様な試験”との批判も! 「危険な人を道路に戻す」事故件数約3倍の波紋
Merkmal
なぜトヨタは“聖域”である「センチュリー」を大きく変えたのか? 豊田章男氏のひと言から始まった“新時代ショーファーカー”開発秘話
なぜトヨタは“聖域”である「センチュリー」を大きく変えたのか? 豊田章男氏のひと言から始まった“新時代ショーファーカー”開発秘話
VAGUE
フェルナンド・アロンソ、パワーユニット交換を決断。F1イタリアGPはピットレーンスタートに
フェルナンド・アロンソ、パワーユニット交換を決断。F1イタリアGPはピットレーンスタートに
motorsport.com 日本版
英国流の遊び心がテンプルに宿るポール・スミス──2026年、真夏のサングラス選び
英国流の遊び心がテンプルに宿るポール・スミス──2026年、真夏のサングラス選び
GQ JAPAN
レクサス「NX」新型モデル初公開 「350h」に新ハイブリッド搭載 進化の中身とは
レクサス「NX」新型モデル初公開 「350h」に新ハイブリッド搭載 進化の中身とは
くるまのニュース
アドバイスが裏目に? ルクレール、親友ガスリーに授けた助言を笑顔で後悔「まさかポールを争うことになるとは」
アドバイスが裏目に? ルクレール、親友ガスリーに授けた助言を笑顔で後悔「まさかポールを争うことになるとは」
motorsport.com 日本版
総工費107億円!「巨大トラックにもガシガシ負荷をかけまくる拠点」が誕生 「ここは“エンジニアの夢”です」
総工費107億円!「巨大トラックにもガシガシ負荷をかけまくる拠点」が誕生 「ここは“エンジニアの夢”です」
乗りものニュース
全長5.9m超の広大な車内で愛犬と快適車中泊。メルセデス・ベンツのスプリンター
全長5.9m超の広大な車内で愛犬と快適車中泊。メルセデス・ベンツのスプリンター
Auto Messe Web
「まるで走るカプセルホテル」 電子レンジからエンジン停止時の冷房まで「最新大型トラック」の居住性がヤバすぎる
「まるで走るカプセルホテル」 電子レンジからエンジン停止時の冷房まで「最新大型トラック」の居住性がヤバすぎる
WEB CARTOP
ジュエリーの美学を宿すクロムハーツ──2026年、真夏のサングラス選び
ジュエリーの美学を宿すクロムハーツ──2026年、真夏のサングラス選び
GQ JAPAN

みんなのコメント

28件
  • sur*********
    エアコンとかスイッチパネルの表記が全部日本語で書いてあるのがジジイに最適だったのよ
    デフロスターに「くもり取り」って書いてあったり、メーターの警告表示に「販売店に連絡」って表示されたり(笑)
  • zyj********
    二代目に乗ってました。
    子供が小さく、カミさんも運転に自信がない頃、コンパクトでスライドドア、後席ウォークスルーはめちゃくちゃドンピシャでしたが、いかんせん走りが…
    運転し始めるとトヨタの古い基礎設計の4発エンジンがブルブル鳴り、ダルなハンドリングで、3分しないうちに眠くなるという…
    でも7年間、故障もせずしっかり走ってくれました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

159 . 6万円 198 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25 . 9万円 59 . 9万円

中古車を検索
トヨタ ラウムの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

159 . 6万円 198 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25 . 9万円 59 . 9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村