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復活したホンダ ヴェゼルの「RS」。全高45mmダウンで得た、スポーツモデルとはまた違う気持ち良さ

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復活したホンダ ヴェゼルの「RS」。全高45mmダウンで得た、スポーツモデルとはまた違う気持ち良さ

シビックやN-ONEなどに設定されて好評を獲得しているホンダの「RS」グレードが、ヴェゼル e:HEV RS(以下、ヴェゼルRS)として復活。専用デザインをまとい、全高が低く、ハイブリッドパワートレーンを搭載するコンパクトSUVを体感した。今回の試乗車はFFだが、初代になかった4WDがラインナップされていることもトピックのひとつだ。(写真:伊藤嘉啓)

ヴェゼル e:HEV RSは立体駐車場に対応する全高に
購入するクルマを決めたあとのグレード選びは悩ましく、しかしとても楽しい時間でもある。パワートレーン、装備、燃費、オプション、そして車両価格、さまざまな要素から検討していくが、ホンダ ヴェゼルを選ぼうとしている人にとって10月23日に登場した新グレード「RS」の登場は、見積書の構成をさらに難しく、楽しくさせるのではないだろうか。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

ホンダのRSモデルは、水上を帆走するように悠々と気持ちよくハイウェイを走る「ロードセーリング」の想いが込められた走行特性を大きな特長とする。

ヴェゼルRSも同様で、そのうえで、専用に与えられた内外装デザインが、RSの個性を強調している。ベースとなるZのフロントグリルには、ボディ同色で塗装された7本の横ルーバーが設けられているが、RSでは無数の台形を組み合わせたブラックメッシュのデザインに改められている。

実は、従来からディーラーオプションとして設定されてきたフロントグリルを選択することで、これと似た雰囲気を再現することもできるのだが、より繊細なデザインとしたRSは引き締まって洗練されたように見える。このほかにも前後左右のボディ下部を細身のダーククロームメッキのパーツで囲うなど、シャープで低重心な印象を視覚的に演出している。

そして、もうひとつ大きな特徴となっているのが、15mmローダウンするサスペンションスプリングの採用と、ルーフアンテナの機能をリアガラスに移設したことで実現した、一般的な立体駐車場の高さ制限をクリアする1545mmという全高だ。ベースモデル比で45mmも低められたことになり、SUVでありながら駐車スペースを選ばない汎用性の高さを獲得した。

走り出した瞬間にわかる、ハンドリングの気持ちよさ
ローダウンにともなってサスペンションのバネレートと、ダンパー減衰力の伸び側と縮み側の両方を高めるように調整されている。比較用に用意されたZ(FF)と乗り比べてみると、小さな段差や荒れた路面で感じられる突き上げ感は少し強まっているものの、乗り心地という面での差はわずかに抑えられている。接地感の高さを追求するために採用したというタイヤ、ミシュラン プライマシー4のコンフォートな特性が作用しているようにも感じられる。その反面、高速道路のジャンクションのようなコーナリングでは、どっしりとした安定感を感じられる走行性能を獲得していることも大きなポイントだ。

その一方、Zとの比較で印象が大きく違うのがハンドリングで、しっかりとした操舵感と直進安定性の高さがあるということ。ステアリングギア比やハンドル径などはそのままに、電動パワーステアリングのソフトウエアを書き換えることで、操舵初期の手応えを感じやすくしているという。

交差点での右左折でも高速道路での車線変更でも気持ちの良い操縦性を体感できるのだが、アシスト力を変更したのはあくまで操舵初期だけ。車庫入れやUターンのように大きく転舵するようなシーンでのハンドリングは軽やかで、Zと同様の扱いやすさがあるから嬉しい。老若男女、幅広い層から支持を受けるヴェゼルらしいセッティングと言えそうだ。

RSという名称からスポーツモデルを連想してしまいがちだが、ヴェゼルRSが持つ走行性能や乗り心地の良さ、そして2024年4月のマイナーチェンジで得た静粛性など、快適性と走行安定性の高さが「ロードセーリングらしい走り」なのではないだろうか。

これに加えて、今回、比較のために試乗した「Z」の良さをあらためて実感した。RSのドライブフィールは確かに気持ちが良い。がしかし、Zもそれに肉薄するほどの性能を持ち合わせている。あとはデザインや車両価格などと相談することになるだろう。

ホンダ ヴェゼル e:HEV RS 主要諸元
●全長×全幅×全高:4385×1790×1545mm
●ホイールベース:2610mm
●車両重量:1380kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1496cc
●最高出力:78kW(106ps)/6000-6400rpm
●最大トルク:127Nm/4500-5000rpm
●モーター最高出力:96kW(131ps)/4000-8000rpm
●モーター最大トルク:253Nm/0-3500rpm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:レギュラー・40L
●WLTCモード燃費:25.4km/L
●タイヤサイズ:225/50R18
●車両価格(税込):374万8800円

[ アルバム : ホンダ ヴェゼル e:HEV RS はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン 蔭山洋平(Motor Magazine編集部)

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みんなのコメント

8件
  • sam********
    全高は関係なく、どの車もアンテナはリアガラスにしてくれないかな?
  • pik********
    155cm以下の国産SUVは他に良いクルマが無いからVEZEL RSはかなり貴重なモデルだと思う。しかも安い。デリカミニで300万円の時代だからね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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