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ウイリアムズ育成の松井沙麗、憧れの世界描いた映画『F1/エフワン』を観て「辿り着きたいという気持ちが高まった」

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ウイリアムズ育成の松井沙麗、憧れの世界描いた映画『F1/エフワン』を観て「辿り着きたいという気持ちが高まった」

 昨年からウイリアムズF1の育成プログラムである「ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミー」に所属するカートドライバーの松井沙麗は、6月27日(金)公開の映画『F1/エフワン』を観て、F1デビューという夢に対する想いがさらに強まったという。

 ブラット・ピット演じるベテランドライバーと、ダムソン・イドリス演じる若手ドライバーが、ぶつかり合いながらも協力して弱小チームで勝利を目指すというストーリーの映画『F1/エフワン』。大人気作『トップガン マーヴェリック』の制作陣が指揮を取り、F1全面協力のもと、実際のグランプリで架空チーム“APXGP”のマシンを走らせて撮影を実施し、7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンが制作に携わり、F1やモータースポーツのリアルさを追求するなど大きな注目を集めてきた。

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 そんなリアルが詰まった映画について、松井は実際のサーキットにいるような感覚を覚えたという。

「正直、言葉にならないくらい、ずっとドキドキしていました。終始鳥肌が立っていて、やっぱりF1に憧れるなと思うような映画でした」

 グランドシネマサンシャイン池袋で行なわれたIMAXプレミアム試写会に参加した松井は、映画上映後にそう振り返った。

「私はまだフォーミュラカーに乗っていませんが、サーキットに行くことは多いです。今回の映画は、コース横から見ている感覚にはかなり似ていると思います。振動もかなり細かくリアルに再現されていて、サーキットにいるような感覚でした」

■ガレージが「よくできていた!」

 2024年1月からウイリアムズ育成となった14歳の松井は、昨年のF1日本GPの際にウイリアムズのガレージを訪問し、チームの動きを間近で体感している。今回の映画で描かれているチームの舞台裏は、その時体験した感覚が細かく再現されていたという。

「ピットの内装やマシンの位置も隅々まで似ていました」と松井は続け、F1に乗りたいという気持ちが高まったと語った。

「私はガレージから無線を聞きながらフリープラクティスを見ていましたが、無線の声や音も本物みたいでした。もう一度F1のガレージに行きたいと思いましたし、自分自身もそのF1に乗りたいとすごく思いました」

 また映画では、APXGPのマシンが激しく宙を舞いウォールに激突するシーンも大迫力の映像で描かれる。クラッシュという危険は、モータースポーツには付きモノだ。松井はそうした経験があっても、恐怖で立ちすくむことよりも、どうしたら回避できていたか、どう挽回するか、という方向に気持ちが向くと語った。

「実際今年、スペインで人生最大のクラッシュを経験しました。F1のクラッシュに比べれば小さなモノだと思いますが、痛かったです。ただ今にして思えば、それがキッカケになって、リベンジしたいと思いました」

「クラッシュした当日は怖いと思ったこともありますが、レースが終わってみると『あそこでこう動いていればクラッシュもなく上位に行けた』と思うことが多いんです。リベンジしたいという気持ちの方が大きくなります」

■クラッシュは怖くない

 そんな松井は、今年でヨーロッパ本格挑戦2年目。チャンピオンズ・オブ・ジ・フューチャー・アカデミー(COTFA)やFIAヨーロッパ選手権などに参戦してきたが、満足のいく結果を残すことができていない。しかし9月にスウェーデンで行なわれるFIAのカート世界選手権までに自身の走りを磨きたいと語った。

「今シーズンは今のところリザルト的には少し苦戦していますが、ここから1年で成長し、今年の世界選手権までには決勝のトップ10争いに加われるようにしていきたいです」と松井は言う。

「あまりレース数はありませんが、日本でもカートやフィジカルはもちろん、言語もしっかりと勉強して成長し、ウイリアムズにアピールできるよう頑張れたらと思います」

文:motorsport.com 日本版 滑川寛、田中健一
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みんなのコメント

2件
  • chi********
    エンタメでも現役若手レーサーを感銘させるというのは凄い。
    絶対IMAXで観ようと思います。
  • fut********
    日本人が美しいと思うマシン?
    写真にあった、レッドブルとスーパーアグリは美しいと感じないのだが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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