2025年のF1でマクラーレンはライバルを圧倒する速さを発揮している。アンドレア・ステラ代表は、この状況でライバルチームが速さの理由を誤解していることは自チームにとっていいことだと考えている。
マクラーレンはアップデートを投入した2024年マイアミGPから戦闘力を一気に向上。昨年はコンストラクターズタイトルを獲得し、2025年はドライバーとコンストラクターの2冠を目指してここまでの開幕6戦でマクラーレンは5勝を収めている。
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躍進した昨年、マクラーレンは”水冷タイヤ”疑惑などを別にしても、他のどのチームよりも上手くウイングのフレキシブル性を活用し、リヤタイヤのデグラデーション(性能劣化)を効果的に抑える魔法のような”トリック”を見出していた。
フレキシブルウイングについては、これまでもFIAの検査に合格してきたが、2025年はさらにその規制が強化。スペインGPではフロントウイングにおける検査がより厳格化されることになった。
ライバルチームはこの検査強化によってマクラーレンの勢いが削がれることを期待している向きがあるが、ステラ代表はマクラーレンの速さがフロントウイングから生み出されているわけではないと否定。同時に、ライバルチームがそういった誤解をしていることは朗報だと語った。
「我々にしてみれば、ライバルが自分たちのことではなく、我々のマシンに存在するとしていても、実際には無いいくつかの点に注目してくれているのは朗報だよ」
ステラ代表はエミリア・ロマーニャGP初日にそう語った。
「そしてたとえ彼らが言っているようなフロントウイングのたわみがあったとしても、それはマクラーレンが非常に競争力を発揮していることの理由ではない」
「だから今後、こうした騒動がさらに起こってくれることを期待しているよ。つまるところライバルチームが間違ったことに集中しているという意味だからね。我々にとってはいいニュースだし、我々の挑戦の後押しをしてくれているだけだ」
なおレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、マクラーレンのことよりも自分たちのことに集中すべきだと促している。
「そういったことを考えるのは時間の無駄だ。僕らにとっては自分のマシンに集中することのほうが大事だよ」とフェルスタッペンは言う。
「やるべきことはたくさんあるし、改善し理解を深めないといけないことがあるんだ。そっちのほうが大事なんだ」
いずれにしてもマクラーレンとの間にあるギャップは大きく、レッドブルとフェルスタッペンの今季タイトルは望み薄となっている。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、スペインGPでも今シーズンの状況が覆ることはないだろうと認めた。
「チャンピオンシップはどんどん厳しく、あるいは非現実的になっていっている」
マルコはSky Sportsにそう語った。
「モンテカルロ(モナコGP)でも大きな変化は無いと思っている」
「バルセロナではより厳しいウイングの規制が入る。それによって違う状況になる可能性はあるが、厳しいだろう。マクラーレンはシンプルに、どのコースでもどのタイヤでも強いんだ」
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