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Stay Wild. Stay Classic(野性のままに、クラシックのままに)。ロイヤルエンフィールドがジャパンプレミアしたゴアン クラシック 350は、メーカーによるキャッチフレーズのごとく、アップライトなエイプスタイルのハンドルバーと1970年代を想起させるカラーパレットが個性を際立たせる、ヴィンテージ風味のニューカマー。自らのライフスタイルと個性をアピールするのに恰好なアピアランスと最新技術を融合した、普通自動二輪免許で乗れる注目モデルだ。

→【画像13枚】「ボバータイプでクラシカル! 」 ロイヤルエンフィールド ゴアン クラシック350【新登場】

●文:ヤングマシン編集部(カイ) ●写真:ロイヤルエンフィールド ジャパン

クラシックなボバースタイルをもつ”個性爆発”のゴアン クラシック350

名は体を表すというが、ロイヤルエンフィールドのニューモデル「ゴアン クラシック350」が表現するものは何か?

英国発祥のロイヤルエンフィールドは、現在もデザインオフィスを英国に置きながら生産拠点はインドにあり、ゴアンの名はインド西部のアラビア海に面したゴア州に因んでいる。ゴア州は400年以上ポルトガルが統治していたこともあって、世界遺産にもなっているポルトガル時代の教会や、あのフランシスコ・ザビエルのミイラ化したご遺体があったりと、アジアと西洋が融合した歴史のあるエキゾチックな地域だ。

こうした背景のあるゴア州は、ロイヤルエンフィールドの”現在形”にも相似しており、同社のモデル名に選ばれたのも当然の帰結だが、もうひとつ、現在のゴア州がビーチリゾートで成功していることも見逃せない。ゴアンの切り詰めたフェンダーやエイプハンガー、眩いカレイドスコープカラーなどはビーチクルーザーを彷彿とさせ、これ以上ないネーミングと納得できる。

アジアと西洋の文化、さらにクラシックなオートバイスタイルやビーチクルーザー、無駄を廃したボバースタイルなど様々な要素を巧みに融合したゴアン クラシック350。ロイヤルエンフィールドが「1970年代の自由で気ままなエネルギーが流れている」と標榜するように、クラシック350の派生モデルでありつつ唯一無二のスタイルが特徴のオートバイとして顕現した。

―― ボディカラーは写真の「Trip Teal」の他、「Purple Haze」「Shack Black」「Rave Red」をラインナップ。Trip Teal以外はブラックサイドケースとブラックマフラーが共通し、タンクカラーのみ異なる。

―― Trip Tealは淡いグリーンのベースカラーにオレンジの差し色を与えたツートンカラーが目を惹く。メッキ仕上げの1本出しマフラーもラインナップ中唯一の仕様となり、おそらく一番人気のカラーリングになるだろう。

排気量349ccで普通自動二輪免許でもOKな旧車スタイル

個性的なアピアランスについ目を奪われるが、排気量349ccの単気筒SOHCエンジンの採用は普通自動二輪免許所持者にとって注目すべきポイント。これまでクラシックスタイルのオートバイ(とくに海外モデル)は大排気量モデルが中心だったため、スタイルに惚れ込んでも免許制度に阻まれて希望が叶わなかったライダーにとって、この新”ボバースタイル”は待ちに待った選択肢のひとつになる。

実績ある349ccの単気筒Jエンジンは全域でスムーズなパワーを提供。必要充分な最高出力20ps/最大トルク27Nmのスペックは気負わずのんびりと走る時間を提供し、ロイヤルエンフィールドの「急がないことの良さを知っているライダーのための一台」という言葉に間違いはない。

さらに、エイプスタイルのハンドルバー、足を降ろしたときにちょうどいい位置のフットペグが合わさり、肩の力を抜いて走れるライディングポジションも嬉しい。気楽さとカスタムカルチャーの空気をそのまま反映したボバースタイルのシートは750mmと低く設定され、ロングライドを支える。

このように、ゴアン クラシック350は幅広いユーザー層に受け入れられる素地があり、低いシート高や穏やかなエンジン特性などは初心者や女性にも敷居が低く、オートバイから長年離れていたリターンライダーの復帰モデルにも相応しい仕様と言えよう。

―― メーターハウジング一体型のヘッドライトはLED式。シルバーのリムに帽子のようなツバがついたキャスケットスタイルがクラシック風味を助長する。アナログのスピードメーターの下にはギアポジションや燃料残量などを表示するLCDディスプレイを採用。

日本正規導入が待ち遠しい! 万人にオススメしたいモデル

アルミ製のスポークホイールとレトロ感漂うチューブレスタイヤは、クラシカルな雰囲気にひとさじの実用性をプラス。パンクのリスクを減らして修理も簡単であり、スタイルに似合わず現代流の安心感を確保した。

クラシックスタイルを象徴するキャスケット型ヘッドランプはLED型となり、さらにウインカーもLEDを採用して力強く明るい照明と高い効率性を実現している。

スピードメーターはレトロな趣のまま、TripperナビシステムとデジタルLCDディスプレイを搭載。ギアポジション、燃料レベルなど、ライダーに必要な情報をしっかりサポートしているのも現代のオートバイらしいところ。もちろん、ABSも採用している。

カラーラインナップは、Trip Teal/Purple Haze/Shack Black/Rave Redの4種類を用意するが、中でも鮮烈なツートンカラーを纏った写真のTrip Tealは個性の主張が強く、スタイルを重視するライダーにはイチオシだ。

国内導入時期や価格はまだ不明だが、ロイヤルエンフィールド ゴアン クラシック350は待つ価値アリな1台。正規代理店から発表されるその時まで、貯金しながら夢を膨らませたい。

―― 349ccの空冷4ストローク単気筒SOHC「Jエンジン」は実績があり信頼性は高い。ロングストロークタイプで鼓動を強く感じさせると共に、のんびりしたライドフィールが特徴だ。フロントブレーキはφ300mmシングルディスク方式でABS付きとなる。

―― サイドカバーには流麗な筆記体で車名が付される。メガホンタイプのマフラーは右側1本出しでヒートガードが装着されている。リアブレーキはφ270mmシングルディスク方式を採用。ゴールドリムとホワイトリボンタイヤの組み合わせがクラシックかつオシャレ。

ロイヤルエンフィールド ゴアン クラシック350のスペック

―― 車名ロイヤルエンフィールド ゴアン クラシック350全長×全幅×全高2130×825mm×1200mmシート高750mm乗車定員2名車両重量197kgエンジン型式空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ総排気量349cc最高出力20ps/6100rpm最大トルク27Nm/4000rpm変速機5段リターン燃料タンク容量13Lタイヤサイズ前100/90-19 63Pタイヤサイズ後130/90-16 74Pブレーキ前φ300mmシングルディスク ABS付ブレーキ後φ270mmシングルディスク ABS付

※諸元はすべて海外仕様

―― ロイヤルエンフィールド ゴアン クラシック350。

―― ロイヤルエンフィールド ゴアン クラシック350。

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