この記事をまとめると
■センチュリーに新しい派生タイプが追加され大きな話題になっている
「テーラーメイド」でなんでもできると噂の新型センチュリー! じゃあ「オープンは?」「パワーアップは?」どこまでできるかトヨタに聞いてみた!!
■SUVのような形をしているが、SUVとは名乗らずに新たなボディタイプとしている
■今後はこちらのモデルが主流となる可能性がある
新しいセンチュリーはSUVでなければなんなのか
9月に発表されたトヨタのフラッグシップショーファーカー、センチュリー。これまでのセダンタイプも継続して販売される訳だが、高い全高とハッチバックドアを有するスタイルはSUVと表現してしまいそうだが、これはSUVではないとトヨタは表現している。なぜSUVではなく「新型センチュリー」なのだろうか?
新しいショーファーカーの理想を追い求めて
近年のトヨタのSUVと言えば、「○○クロス」といったように車名の後にクロスを付けるのが一般的だ。今回発表された新型センチュリーも「センチュリークロス」のようなモデル名になるのではないかという噂もあった。
しかし、SUVを思わせる命名はなく「新型センチュリー」とアナウンスされた。トヨタとしても「これはSUVではない」そうだ。その理由を端的に言えば、「新型センチュリーは時代に求められる新しいショーファーカーの姿を追い求めた結果、この形になった」とのこと。つまり、SUVモデルを最初から作ろうとしたわけではなく、現代のショーファーカーの理想を追い求めたら、結果として世間が述べるところの”SUV”みたいな形になったというのが表現としては正しいだろう。
理想像にあった条件とは
結果としてSUVみたいな形になったのならば、追い求めた理想像のなかに必要だと思った条件や要件があったはずだ。それらは一体どんなものだったのだろうか?
新型センチュリーに求められた要素は多いが、この新しいスタイルとなったのは「必要な空間と機能性を有している」「乗降時の美しい所作を実現できること」「時代にあった堂々とした佇まい」これらの要件を求めたからとのことだ。
まず必要な空間と機能性に関してだ。ワールドプレミアでも説明があったが、新しい時代のショーファーカーには、日々仕事に向き合うVIPたちがリラックスできる広い空間が必要だと感じたトヨタは、後部座席の空間を広く取ることを重視した。
また、乗降時の美しい所作は、ルーフを高くし75度と大きく開くリヤドアと、電動格納式ステップなどで実現。そして堂々とした佇まいとして、ボンネットを備えたオーセンティックなスタイルを採用した。これらの要素が重なり、新型センチュリーのショーファーカーとしての新たなスタイリングが完成したのだ。
従来のショーファーに求められた性能は有している
セダンらしさがあるのがポイント
そしてこの新しいスタイリングでも、これまでのセダンタイプのセンチュリーと同様に、従来のショーファーカーが必要としてきた性能は忘れられていない。一般的なSUVの場合は、乗員スペースとラゲッジスペースが一体化していて、バックドアは開口部の大きなハッチバックとなるためボディ剛性を確保するのが難しくなり、振動測定や乗り心地の面で不利となる。
しかし、新型センチュリーはリヤシート背後にラゲッジスペースとのパーティションになる室内ガラスと骨格構造が存在する。よりサルーンに近いボディ構造となっているのだ。このため、一般的なSUVに比べて静粛性や乗り心地に対して有利になっている。
新しいボディスタイルが今後のセンチュリーのスタンダード
今回、新たなボディスタイルの新型センチュリーが登場したわけだが、発表時に名前を分けなかった理由は、新モデルはセンチュリーマイスターの新しい選択肢であり、派生車種ではないからだそうだ。今後はセンチュリーの標準タイプはこの新しいボディスタイルのほうになるといわれている。つまり、今回発表された新型よりも、継続して販売される従来のセダンタイプほうを「センチュリーセダン(タイプ)」なんて呼ぶようになる可能性が高いとも言える。
それはショーファーカーとしてのスタンダードは、この新しいボディスタイルのほうだというトヨタの考えの表れだと思うが、もしかしたらセンチュリーは今後「センチュリー」と「センチュリーセダン(サルーン)」という2本立てになっていくのかもしれない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
1700万円超えのトヨタ新型「クラウンミニバン」“エアロ仕様”登場! 存在感スゴすぎるモデリスタパーツが中国で初公開! 反響は?
700馬力超え!? オデッセイ顔「シルビア」実車展示! ロータリーエンジン搭載のハイパーカー!? ピンクラメが強烈なスゴイの現る
軽自動車好きが多い都道府県TOP3、3位東京、2位と1位は?
ホンダ新型「シティSUV」登場!? 250万円以下のSUVを24年春発売へ! ワイルドすぎる新型「WR-V」とは?
トヨタがヤリスクロスサイズの「新型SUV」を世界初公開! 斬新フェイスに「コの字ライト」採用で24年に発売!? 欧州イベントで展示
みんなのコメント
もうちょっとトランクが長い方が見栄えは良さげだけれど・・・