プジョーの新しい「2008」は、魅力的なコンパクトSUVだった! 小川フミオがリポートする。
ディーゼルエンジンに感心!
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ドライブが好きなひとなら、ちょっと変化球も楽しいのでは? 2023年10月に日本で発売されたプジョー2008GTブルーHDiは、ひと味ちがったドライブ感覚が楽しめるはずだ。
2023年秋にマイナーチェンジがあって、太い3本のデイタイムラニングライトや、より立体的な造型になったグリルがエクステリア上の特徴だ。インテリアにおいては、10インチのタッチスクリーンと、ヒーター付き電動ドライバーズシートを標準装備。
パワートレインは、1.5リッターディーゼルエンジン。全長4305mm、車重1320kgの車体に対して、96kWの最高出力と300Nmの最大トルクは十分。エンジン回転1750rpmで最大トルクに達する設定ということもあり、実用域ではパワフルとさえ感じる。
“ガラガラ”というディーゼル特有の音も気にならないし、気持ちよい加速を味わうと、かなり昔からディーゼルエンジンを作ってきたメーカーゆえの知見の産物、と、感心させられるほど。
アクセルペダルの踏み込みに対する反応もよくて、走らせていると、アクセルペダルを通してクルマと対話をしているような気がしてくる。この感覚は2008ブルーHDiの真骨頂かもしれない。
足まわりもよく動く。路面によっては突き上げを感じるときもあるものの、このサイズのクルマとしては、イイと思う。姉妹ブランドのシトロエン車のようなフワリと段差を超える“猫足”感こそないものの、逆にフツウのクルマを好むひとにはこちらがアリなのかもしれない。
コーナリング時の車体のコントロール性もよい。足がつっぱっている感じはなくて、すっとノーズが沈み、全体を引っ張っていく。安定性がしっかりあって、クルマへの信頼感につながる。
ひとつ気になるのは、ブレーキペダルの感覚だ。踏み始めのときの“食いつき”がよすぎて、ゆるやかな減速をするつもりが、ガツンっと停止してしまいそうになった。なかなか慣れない。市街地でちょこまか走りまわるより、高速志向型のモデルなのだろう。そういった使い方にもっとも向いている。
スタイリングの印象は、個人的には高得点。やわらかめのかたまりをバターナイフですーっと切り取っていったような面をいくつも組み合わせたような造型なのと、そこにヘッドランプ、グリル、先述の3本のシグネチャーライトが、うまくはめこまれている。
ほかに類のないデザインであり、ひと目でプジョー車とわかる。ホイールハウスまわりも存在感が大きくて、SUVとしての力強さを感じらせるのに成功している。
インテリアも、機能をしっかり押さえつつ、造型感覚はオリジナリティに富んでいる。上と下を直線的に造型したハンドルによって、眼の前の計器盤は見やすくなっているし、ここに奥行き感のある立体的なメーターがはめこまれているのも、感覚的にあたらしい。
インフォテインメントにナビゲーションシステムの搭載はなく、自分のスマートフォンをつないで、10インチのモニターでミラーリングする。地図データの書き換えなどが頻繁に必要になる日本に住んでいる身としては、これはひとつの正解だと思う。
パワープラントについて、プジョーはディーゼルエンジンの新規開発をやめるという。欧州ではすでに一部の車種に内燃機の搭載をしておらず、2030年をめどにラインナップ全体のEV化が推進されるそうだ。そこは大変残念に思える点である。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)
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