モトライドレンタルが熊本県阿蘇地域で小型モビリティを活用した観光 MaaS 実証実験をスタート

モトライドツアーズ株式会社が、熊本県阿蘇地域で小型モビリティによる観光 MaaS（Mobility as a Service）の実証実験をスタートした。同実験は観光地までのアクセス手段として50ccのスクーターの24時間レンタルサービスを提供するというもの。レンタル料金は1時間650円となる。なお、この実験は熊本県による「域内周遊・滞在促進のための観光地域づくり事業補助金」を活用している。

熊本県阿蘇地域で小型モビリティを活用した観光MaaS実証実験開始（モトライドレンタル）モトライドツアーズ株式会社（熊本市）は、熊本県阿蘇地域において、小型モビリティ（原付バイク50cc）による、観光MaaS（Mobility as a Service）の実証実験を開始します。
阿蘇地域において原付バイク（50ccスクーター）を活用し、無人で24時間貸出できるシステム構築を目指します。

これにより熊本県が推進する「熊本型観光MaaS」のネットワークの一翼を担います。
今回、来年度に予定している本格運用に先立ち、実証実験を実施します。
料金は1時間あたり650円。外国人の利用も可能です。

■公式アカウント
・URL／https://motoridetours.com/rentalbikeaso

■目的
公共交通を利用して場合の観光地までのアクセスが不便という地域課題を解決し、公共交通結節点からの「ラスト1マイル」の交通手段を提供することにより、観光客の利便性向上と地域の活性化を図ることを目的として実施します。
■期間／2023年10月7日（土）～2024年3月31日（日）

内容■モビリティ／原動機付き自転車（50ccスクーター）
■利用申込／Web経由のみ。前日正午までに予約が必要
■配置場所／5か所。各2台、合計10台を配置
・JR豊肥線　阿蘇駅（阿蘇市）
・きよらカアサ（南小国町）
・ 阿蘇くまもと空港（益城町）
※その他の2箇所は現在選定中
■料金／1時間650円
■使用車種／ホンダ・ジョルノ（50cc）
■その他／熊本県による「域内周遊・滞在促進のための観光地域づくり事業補助金」を活用して実施しています

特徴・Web予約システムを利用し、貸出・返却は非対面・非接触で24時間対応可能。
・鍵の受け渡しは、ダイヤル式のキーボックスを利用します。
・対人対物無制限の自動車保険が自動付帯。オプションで盗難、自損事故もカバーする車両保険への加入も選択できます。
・ヘルメット、スマホホルダーのレンタルも料金に含まれているので、手ぶらで乗り出しできます。

今後の展開・ 設置場所は今後も熊本県内各地に追加予定です。
・ モビリティの種類について、電動バイクや原付2種（125cc）等、今後バリエーションを拡充します。
・ 将来的にはICカード等を使って解錠するシステムの構築も視野に入れます。
・ 実験結果を踏まえ、乗り捨ての運用についても検討します。

レンタルの手順【予約】
（1） 予約システム（SELECT TYPE）を使用して事前予約。
（2）レンタル前日正午までに予約申し込みが必要。申込時に以下が必須。
・ クレジットカード情報
・ 免許証の画像
（3）当社担当者が免許証の確認を行い、審査通過後に予約確定。
（4） 予約確定後にメールを自動送信。メールには以下の事項を記載される。
・レンタル車両の配置場所詳細
・レンタル車両の登録番号
・キーボックスのダイヤル番号
【貸出】
（1）レンタル当日の予約時間にレンタル車両駐車場所に行く。
（2）メール記載のダイヤル番号を用いてキーボックスを解錠。中からバイクの鍵と貸渡票を取り出す。
（3） 貸渡票には車両の傷等の状況が記載されているので、実車と比較してそれ以外の傷がないか確認（問題があれば当社サービス窓口に連絡）。
（4） 燃料が満タンになっているかを確認（問題があれば当社サービス窓口に連絡）。
（5）運行前点検を実施（タイヤ、ブレーキ、ミラー等）。
（6）メットインスペースに入っているヘルメットを被り出発。
【走行中】
（1） 交通法規に従って走行（ヘルメット着用、速度、二段階右折、二人乗禁止等）。
（2）盗難、悪戯に注意。車両から離れる時は、ハンドルをロックし鍵を抜く。
（3）事故、故障等により自走不能となったときは、任意保険のロードサービス受付に連絡し救援を待つ。併せて、当社サービス窓口に連絡。
【返却】
（1）返却前にガソリン（レギュラー）を満タン給油。
（2）元の駐輪場所に駐輪し、貸出用ヘルメットをメットインスペースに収納する。
（3）鍵と貸渡証をキーボックスに入れて施錠する。
（4）返却後のバイク画像を撮影し、メールで送信する。
（5）返却終了。

リリースモトライドツアーズ株式会社（2023年10月10日発行）

Comments

電動キックボードでなく、良かったね。