第109回インディ500のプラクティス4日目は、予選に向けて各車のターボブースト圧が引き上げられる”ファストフライデー”。セッション最速タイムはチーム・ペンスキーのスコット・マクログリンだったが、予選シミュレーションではスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が最速だった。
インディ500の予選では、4周連続でアタックする”アテンプト”の平均速度を競うことになるため、この日の走行ではほとんどのドライバーがそのシミュレーションを実施。これまでのプラクティスと比べて大幅に周回数は少なくなった。
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1周の最速タイムはマクログリンの233.954mph(約376.512km/h)。これはマクログリンのこれまでのベストタイムを6mph以上上回るものだったが、これはトウ(スリップストリーム)を得ながら記録したものであり、あくまで参考値といった状況だ。
トウなしでの最速はディクソンの232.561mph(約374.271km/h)。4ラップ平均でもディクソンが232.366mph(約373.957km/h)でトップだった。
4ラップでの平均で見ると、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)が2番手、マクログリンが3番手だった。
ドライバーたちは終日予選のシミュレーションを行なっていたが、風が強くバランスを崩してアテンプトを中断するマシンが後を絶たなかった。アテンプトを完了できたマシンも、必要以上にアクセルをリフトオフしていたケースも多く見られた。
そんな中、カイフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ)は大きなトラブルに見舞われた。この日最初の走行で、ターン4でスピンしたマシンは、バリアに接触すると宙に舞い上がり左リヤから着地。デブリを撒き散らしながらピットレーンへと滑っていった。
幸い、シンプソンには大きな怪我はなかったが、のちに「奇妙なクラッシュだった」と振り返っている。
アロー・マクラーレンのカイル・ラーソンもターン3でスピンしクラッシュしてしまったが、ダメージはフロントウイングとリヤのクラッシャブルストラクチャーをウオールに当てたのみで済み、1時間ほどの修理で走行に戻っている。
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、12周を走行し、12番手タイム。チャンレンジングな1日だったものの、前進できたという感覚があるようだ。
「今日は風が強いうえに暑く、とてもチャレンジングな日でした」
佐藤はそうチームのプレスリリースに語った。
「最初の数アタックではバランスに満足ができませんでした。すべてをまとめ上げる必要があると思います。今日の後半にも試す機会があり、4ラップ連続で走り、バランスはだいぶよくなってきていました」
土曜日からは、インディ500の予選がスタート。アテンプトの平均速度で順位を競い、13番手から30番手までは土曜日にグリッドが確定する。上位12台と、31番手以下は日曜日の予選でグリッドが決まる。なお今年は34台がエントリーしており、1台が予選落ちで姿を消すことになる。
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