2026年シーズンのF1でコンストラクターズ選手権をリードしているメルセデス。トト・ウルフ代表は、シーズン後半のアップグレードの投入時期について注視していると語った。
新レギュレーションの導入初年度である今シーズンは大方の予想通り、各チームが規則への理解を深めるにつれて開発競争が激しくなり、勢力図が刻々と変化している。
■苦戦ホンダF1、2026年新パワーユニットの性能不足は「1月になって理解した」
開幕から6戦は、ポールポジションも優勝も全てメルセデスが奪ってきた。しかしそこからの5戦はフェラーリとマクラーレンが積極的なアップグレードにより戦闘力を上げた結果、メルセデスは2勝にとどまった。
ウルフ代表は、コストキャップによってF1チームの年間予算が2億1500万ドル(約340億円)に設定されているなか、特にフェラーリが大規模なアップグレードパッケージを前半戦から次々投入できていることに対して疑問を呈していた。これはフェラーリがシーズン前半に前倒しで開発を進めるアプローチを取っていたためだ。
一方のメルセデスにとって、これまでの大規模なアップグレードはカナダで投入したものが唯一だった。それ以外では、より小規模なアップデートを段階的に投入することに注力しており、残り12戦でもこの方針は変わらない見込みだ。
ウルフ代表はハンガリーで次のように語った。
「アップグレードをいつ投入するのかについては、本当に戦略的に考える必要がある」
「かつてのように、すべてのグランプリでとにかくアップグレードを投入するのではなく、いつ投入すればパフォーマンスに最大の効果をもたらせるのかを考えなければならない」
「そういったこと(定期的な大規模アップグレード)はできないが、誰かがどこかのタイミングでアップグレードを投入し、そこでライバルを出し抜くことになる。するとその差が徐々に縮まっていき、今度は他のチームがより強力なアップグレードを持ち込んでくる、という流れになる」
「だから我々もアップグレードを投入する。どれだけの改善ができるのかを注視しているところだ。現時点ではコストキャップの面でも良い状況にある。開発をシーズン後半に回すことを狙って、投入を待ってきた。これで十分なのか、これから見ていくことになる」
ただし、この計画にはひとつ注意すべき点がある。アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルは共に、パワーユニットがシーズン中に使える上限数に近づいているのだ。彼らは今後、どこかのタイミングでグリッド降格ペナルティを受ける可能性が高い。
アントネッリは今季すでに4基目、ラッセルは3基目のエンジンを使用しており、これが5基目に達すると10グリッド降格となる。これはメルセデスが抱えている信頼性の問題による代償でもある。
メルセデスの副チーム代表ブラッドリー・ロードは次のように付け加えた。
「シーズン前半で何基使ったのかを踏まえると、どこかでペナルティを受けることは避けられないだろう」
「残りのシーズンをどう戦うのが最適なのか、その最適なルートを決めるために、戦略チームとブリックスワース(メルセデスのエンジン部門)のスタッフが取り組むことになる」
「ただ、現時点で我々が持っている既存のハードウェアだけでシーズン最後まで走り切るのは、現実的には難しいだろう」
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
F1スペインGP FP3速報|ハミルトンのクラッシュで40分以上の中断! 最速はアントネッリ。角田裕毅はアタックまとめられず15番手
鈴鹿1000km予選最速の太田組77号車メルセデスに車両規定違反が発覚。全ラップタイムが削除に
このままではF1は続いていかない! アロンソの警告「マドリンクは素晴らしいサーキットなのに。まともになるのは2031年なんて……待てないよ」
ホンダ折原GM「予選に向けてPUセッティングを改善」 ストロールの冷却システムには異常データを確認、詳細な調査へ
角田裕毅、代役3戦目のスペインGPはQ2敗退15番手「単純にペースが足りていなかった」
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
予想外のリタイヤが多くて、チャンピオンシップが面白いので、このまま壊れてもいたいです(^^)/