現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > いいクルマだなぁ──新型アウディS5アヴァント試乗記

ここから本文です

いいクルマだなぁ──新型アウディS5アヴァント試乗記

掲載 更新 1
いいクルマだなぁ──新型アウディS5アヴァント試乗記

日本に上陸した新型アウディ「A5」の、高性能バージョン「S5アヴァント」に、『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが乗った!

新型アウディS5アヴァントの特徴

欠点が見つからない──新型アウディS5アヴァント試乗記

1.概要2.積載性3.取り回しの良いサイズ4.エクステリア5.先進の灯火類1.概要

日本に上陸した新型A5シリーズのうち、高性能バージョンのS5アヴァントに乗った。

新型A5シリーズは、従来のA4シリーズの後継モデルだ。これまでのA5の名前は、A4ベースの2ドアクーペやカブリオレ、スポーツバック(5ドアクーペ)に与えられていたが、新型ではオーソドックスなセダンとステーションワゴンのアヴァントがA5を名乗る。

アウディの量販モデルとして、いつの時代もクオリティの高さが魅力だった。私ごとながら、筆者の母も4台つづけてA4アヴァントに乗っていた。3代目と4代目だ。

特に印象深かったのは4代目で、クリーンな内外装デザインや輸入車トップクラス(当時)のインフォテインメントシステム「MMI(マルチメディアインターフェース)」、豊富な快適装備など、ひと目で「いいクルマだなぁ」と、わかる完成度の高さだった。

母も気に入っていたようで、4代目は3年ごとに乗り換えていた。同じボディカラー&同じグレードに乗り換えた時は、唖然としたが……。

2.積載性

目前にある新型アウディS5アヴァントは、当時、アウディに抱いていた印象とまったく変わらない。クリーンで機能美にあふれる。ライバルのメルセデス・ベンツやBMWとは一線を画す、おだやかなデザインだ。あらゆるシチュエーションにフィットするはずだ。

今や希少なステーションワゴンである新型アウディS5アヴァントは、ミニバン&SUVが溢れる街中では存在感を放つ。スタイリッシュでありながら実用性も確保。通常時の荷室容量は448Lで、すべてのリヤシートを格納すれば1424Lに拡大する。

新型アウディS5アヴァントの電動開閉式テールゲートは、アウディらしく精緻な動きで上下する。荷室は、隅々まで丁寧な処理が施されていて、かつスクエアな形状だから使い勝手も良い。トノーカバーは、テールゲートの開閉にあわせて自動で上下し、積載性を高める。

3.取り回しの良いサイズ

個人的に、新型アウディS5アヴァントでいいなぁと思ったのはサイズ。積載性を確保しながら、ボディサイズは全長4835mm、全幅1860mm、全高1450mm。とりわけ全高がやや低い分、駐車可能な都心部のタワーパーキングが多かった。ミニバン&SUVの場合、多くが全高でNGとなるタワーパーキングが多いだけに、ステーションワゴンのアドヴァンテージを実感。「ハイルーフ区画が空いている駐車場を探さなくては……」と、焦る場面は皆無だった。

新型アウディS5アヴァントは、取り回しの良さも魅力だった。都心部の狭い立体駐車場でも、切り返しなどで困ることはなかった。空力性能を高めるべく丸みを帯びたデザインではあるものの、四隅の感覚が掴みやすい。加えて、高度なパーキングセンサーと360度カメラシステムも搭載するから、駐車は楽々だった。

4.エクステリア

新型アウディS5アヴァントのエクステリアは、S5専用のスポーティーなパーツを各所に装着する。フロントのシングルフレームグリルは、マットチタンブラックで仕上げられた大きなハニカムメッシュにL字型のインサートを採用。

新型アウディS5アヴァントのリヤまわりは、専用リヤディフューザーとダーククローム仕上げの4本出しテールパイプがS5であることを主張する。

試乗車の新型アウディS5アヴァントは、オプションの「ダークアウディスタイリングパッケージ」を装備(¥160,000)。ダークAudi ringsやブラックドアハンドル、ダーククロームテールパイプ、ブラックルーフレールなどを含む。鮮やかなボディカラー「グレナデンレッド メタリック」を、ブラックで引き締める。

車体と一体化したフラットなフラッシュマウントドアハンドルは、手を汚さずにドアを開けられるのがイイ。フラッシュマウントドアハンドルは指を入れ、フラップを引き上げて開けるからだ。たとえば雨天時、濡れたドアハンドルを掴まなくてイイのは嬉しいポイント。

5.先進の灯火類

灯火類に力を入れるアウディらしく、新型アウディS5アヴァントも高度な技術を搭載する。フロントは、LED技術を用いたダイナミックターンインディケーター付きマトリクスLEDヘッドライトと8パターンから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを装備。後部には、MMIから8パターンから選択可能なダイナミックターンインディケーター付き第2世代デジタルOLEDリヤライトを備えた。

新型アウディS5アヴァントに標準となるデジタルOLED リヤライトは、1ユニットあたり364個のLED が1秒間に数度の画像を表示。リービングホーム(開錠)やカミングホーム(施錠)など、シチュエーションごとにさまざまなライティングを披露する。特に暗闇では、美しい光の流れを楽しめる。乗車&降車するたびに、胸をときめかせる優れた機能だ。

次ページ:「欠点が見つからない」

【アウディ関連記事】

新型アウディA5に、いよいよTDIモデルが登場!──GQ新着カー売れ筋のディーゼルモデルが、日本に上陸!新型アウディQ3登場! 完成度の高いコンパクトSUVだ!──GQ新着カーマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッド(PHEV)を設定へ実はかなりお買い得!──新型アウディQ6 e-tron quattro advanced試乗記日本に上陸した新型アウディ「Q6 e-tron quattro advanced」に、『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが乗った! 最新のピュアEVの実力に迫る。もしかすると今が買い時なのかもしれない──新型アウディQ7試乗記一部改良を受けたアウディの7人乗りSUV「Q7」を、大谷達也がテストドライブ。ディーゼルエンジン搭載の力強い、大型モデルの進化に迫る。新型アウディA6セダンが登場──GQ新着カーオーソドックスなアウディのセダンは、これが最後かもしれない。美しきステーションワゴン──新型アウディA5アヴァントTFSIクワトロ試乗記フルモデルチェンジを受けたアウディの新型「A5」のうち、次はステーションワゴンである「アヴァント」のクワトロ(4WD)モデルに乗った。今後のアウディの方向性が明確に打ち出された1台──新型A5セダン試乗記フルモデルチェンジを受けたアウディの新型「A5」のうち、まずはセダンのベーシックモデルに大谷達也が乗った!文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

やっぱり2ドアクーペは美しい──レクサスRC350“Final Edition”試乗記
やっぱり2ドアクーペは美しい──レクサスRC350“Final Edition”試乗記
GQ JAPAN
世界的に超希少な1台──レクサスRC350“Final Edition”試乗記
世界的に超希少な1台──レクサスRC350“Final Edition”試乗記
GQ JAPAN
“カッコいいクルマ”の流れを汲んだSUV──マツダCX-30 20S Black Selection試乗記
“カッコいいクルマ”の流れを汲んだSUV──マツダCX-30 20S Black Selection試乗記
GQ JAPAN
メーカーの努力に拍手!──マツダCX-30 20S Black Selection試乗記
メーカーの努力に拍手!──マツダCX-30 20S Black Selection試乗記
GQ JAPAN
新型ベントレーEXP 15登場! 超高級車の歴史が変わる1台だ!──GQ新着カー
新型ベントレーEXP 15登場! 超高級車の歴史が変わる1台だ!──GQ新着カー
GQ JAPAN
欠点が見つからない──新型アウディS5アヴァント試乗記
欠点が見つからない──新型アウディS5アヴァント試乗記
GQ JAPAN
走りの質、楽しさ、そして余裕が格段に高まった──新型レクサスRZ試乗記
走りの質、楽しさ、そして余裕が格段に高まった──新型レクサスRZ試乗記
GQ JAPAN
日本で販売されない理由が理解できない!新型「トヨタ アイゴX」の全情報
日本で販売されない理由が理解できない!新型「トヨタ アイゴX」の全情報
AutoBild Japan
【最新モデル試乗】これがBEVの世界基準。クール&フレンドリーにアップデートされたテスラ・モデルYのチャームポイント
【最新モデル試乗】これがBEVの世界基準。クール&フレンドリーにアップデートされたテスラ・モデルYのチャームポイント
カー・アンド・ドライバー
両側スライドドアを採用したダイハツの7代目新型「ムーヴ」の進化を検証
両側スライドドアを採用したダイハツの7代目新型「ムーヴ」の進化を検証
@DIME
ホンダビートは爽快な走り!! 軽の2シーターミドシップオープンここにあり!!! こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】
ホンダビートは爽快な走り!! 軽の2シーターミドシップオープンここにあり!!! こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】
ベストカーWeb
いざ尋常に勝負!! デザインと取り回しと航続性能はピカイチっぽいぞ 日産新型リーフの見えてきた性能と魅力
いざ尋常に勝負!! デザインと取り回しと航続性能はピカイチっぽいぞ 日産新型リーフの見えてきた性能と魅力
ベストカーWeb
新型プジョー3008が8年ぶり新型!! 500万円切りフランス個性派ハイブリッドはどう?
新型プジョー3008が8年ぶり新型!! 500万円切りフランス個性派ハイブリッドはどう?
ベストカーWeb
アウディすら凌ぐ高級感!?ゴルフIII GLi 4ドアで実感した「GOLF TO GOLF」の進化ぶりとは【Motor Magazine Mook  「VW ゴルフ クロニクル Vol.2」 ダイジェスト(2)】
アウディすら凌ぐ高級感!?ゴルフIII GLi 4ドアで実感した「GOLF TO GOLF」の進化ぶりとは【Motor Magazine Mook 「VW ゴルフ クロニクル Vol.2」 ダイジェスト(2)】
Webモーターマガジン
ほぼフルモデルチェンジ──新型レクサスRZ試乗記
ほぼフルモデルチェンジ──新型レクサスRZ試乗記
GQ JAPAN
ボルボ史上最も売れているという「XC60」の最新モデル、その理由を探る
ボルボ史上最も売れているという「XC60」の最新モデル、その理由を探る
@DIME
新型スズキGSX-8T&GSX-8TT登場! ネオレトロなストリートバイクがあらわる!
新型スズキGSX-8T&GSX-8TT登場! ネオレトロなストリートバイクがあらわる!
GQ JAPAN
【最新モデル試乗】ベストセラー・メルセデスにお買い得モデル登場。900万円でも欲しいと思わせる、GLC220dクーペのコストパフォーマンスとは!?
【最新モデル試乗】ベストセラー・メルセデスにお買い得モデル登場。900万円でも欲しいと思わせる、GLC220dクーペのコストパフォーマンスとは!?
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

1件
  • けいのじ
    〉イナガキが乗った!
    いやいや、あなた後乗ってどうするのよ?
    ろくなレポートも書けないだろ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村