9月18日、スーパーGT GT300クラスに参戦するHOPPY team TSUCHIYAの土屋武士代表は、自身のSNS内で第4戦富士の際に炎上し、大きなダメージを受けてしまったHOPPY Schatz GR Supra GTの復活に向けた支援を呼びかける『ホピ子復活プロジェクト』をスタートさせたと発表した。
HOPPY team TSUCHIYAは、2022年にチームオリジナルでGT300規定のGRスープラを製作。次代を担う若いエンジニア、メカニックたちを育て、彼らが作り上げたマシンは、コストを省けるところは省きながらも、走るごとにポテンシャルを上げ、さらに度重なるクラッシュのたびに強いクルマに育ってきていた。
「何もなくなってしまった。でもまた作りたい」火災に土屋武士監督が沈痛/スーパーGT第4戦富士決勝
そんななか、8月6日に富士スピードウェイで行われた第4戦では、61周目に出火。13コーナーで車両を止め消火活動を行ったが、火の勢いが強く深刻なダメージを負ってしまった。ワンオフのGT300規定車両でありすぐの修復は時間の面でも予算の面でも不可能で、その後の2戦は欠場となっていた。
多くのファンにも愛されるチームだけに、土屋代表のもとには多くの復活を願う声が寄せられていたが、土屋代表は復活に向け、さまざまな声に耳を傾け、思い悩みながら、スーパーGT第6戦SUGOの予選日を訪問。ファンや関係者から復活を願う声をかけられ、「本当にありがたいなと、必ずここに戻ってこなきゃなと改めて思いました」と準備を進めていた『ホピ子復活プロジェクト』をスタートさせることになった。『ホピ子』はHOPPY Schatz GR Supra GTの愛称で、GRスープラは二代目にあたる。
この支援プロジェクトは、ホームページ(tsuchiya25.com)から、1口10,000円で支援を受け付けるというもの。支援すると、『ホピ子製作日記』ブログ閲覧権、そして復活祈念ステッカー(複数口はステッカーが口数分)がリターンされる。
「本来、やりたいことであれば自分たちのできる範囲でということが筋だとは思いますが、多くのモータースポーツファンの皆さんの温かい応援によってプライベーターが生き残れるなら、それは素晴らしいことだと、そう感じました」と土屋代表。
「『誰かの勇気になれるように』というのがチームの活動テーマのひとつですが、皆さんから頂いた勇気と希望は、ホピ子を復活させて走らせることでお返しをさせていただければと思います」
プロジェクトがすぐに結果として表れるわけではないが、千里の道も一歩から。「それでは皆さん、一緒にホピ子を走らせましょう」という土屋代表の思いに他チーム関係者もSNSをシェアしている。まずはその推移を見守りたい。
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