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【第3波の影響は?】11月の新車販売 2019年/2018年と比べても、“底堅い”実績に 新型コロナウイルス

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【第3波の影響は?】11月の新車販売 2019年/2018年と比べても、“底堅い”実績に 新型コロナウイルス

台風+増税の昨年11月比 6.7%プラス

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

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国内の新車販売市場は、新型車の好調な受注を背景に、徐々にだが新型コロナウイルス感染拡大の影響から立ち直りつつあるようだ。

2020年11月の登録車の新車販売台数は、前年同月比6.0%増の25万3069台と、2か月連続でのプラスを達成(日本自動車販売協会連合会まとめ、速報値)。

また、11月の軽自動車の国内新車販売台数は、同7.8%増の15万8532台と、2か月連続での前年実績超えとなる(全国軽自動車協会連合会まとめ、速報値)。

結果として、トータルでの国内新車販売台数は同6.7%増の41万1601台と、2か月連続のプラスを成し遂げた。

前年の11月は台風による大型災害の影響が残り、また消費税アップなどによって販売が低迷していたため、今月の成績は登録車/軽自動車ともにプラスを記録した。

しかも、一昨年(2018年)11月の44万1943台(登録車27万9594台、軽自動車16万2349台)と比べても、マイナス幅は1.0%以下に収まっている。

登録車の11月のブランド別新車販売台数では、新型車や特別仕様車を精力的にリリースしたブランドの回復ぶりが目立った。

11月の登録車 ホンダに新車効果

新型ヤリス・シリーズやハリアーなどの販売が好調なトヨタは、前年同月比11.9%増(13万4205台)。

新型フィットのほかに、オデッセイやシビック・タイプRなど主要モデルの商品改良を積極的に行うホンダは、同16.1%増(2万3475台)。

商品改良を図ったクロスビーなどの販売が好調なスズキは、同2.9%増(8486台)。インプレッサおよびフォレスターの一部改良や新型レヴォーグの発表を行ったスバルは、同9.3%増(8413台。

旗艦セダンのLSやFRスポーツセダンのISなどの商品改良を実施したレクサスは、同12.9%増(5630台)とプラスを達成。

一方、ノートの全面改良の端境期となった日産は、同2.0%減(2万1306台)。好調だったSUVモデルの販売に一服感が出たマツダは、同5.2%減(9992台)。

前年の11月は新型ロッキーの発売で販売成績が伸びていたためその反動が出たダイハツは、同47.7%減(3095台)。新型エクリプス・クロスが12月に発売予定のため買い控えが目立った三菱自は、同40.9%減(1515台)とマイナスを記録した。

11月の軽 ダイハツがトップ

軽自動車の11月のブランド別新車販売台数でも、新型車や特別仕様車を積極的に発売したブランドの好調ぶりが際立った。

首位に立ったのはダイハツで、新型タフトに加えて定番ハイトワゴンの販売も復調し、前年同月比6.4%増(5万2523台)を成し遂げて2か月連続でのシェアトップにつく。

首位争いを展開するスズキは、同3.7%増(4万8584台)を成し遂げたものの、前月と同様に第2位に甘んじた。

また、新型Nワンを発売したホンダは、新型Nワゴンの受注残の解消などもあって同16.3%増(2万8168台)。新型ルークスの販売が堅調な日産は、同16.9%増(1万8995台)とプラスを達成。

一方、新型eKスペース・シリーズの販売がやや鈍った三菱自は、同17.3%減(2874台)と苦戦した。

OEM供給を受けるブランドでは、マツダが同21.3%増(2890台)、トヨタが同4.6%増(2889台)と前年超えを記録。対してスバルは、同5.3%減(1603台)とマイナスに落ち込んだ。

関係者の声は?

11月の新車市場の動きについて業界団体の関係者は、「第3波といわれる新型コロナウイルスの感染拡大の影響は依然として続いているが、主要ブランドが相次いで新型車や特別仕様車を発売し、合わせてコロナ下における生産および販売体制の再構築が効果を上げていることから、新車の販売は底堅く推移している」

「年末商戦に向けて、各ブランドから販売を伸ばしそうな新型車がさらにリリースされる予定なので、回復軌道をキープする見込みは十分にある」と指摘する。

今後については、「新型コロナウイルス感染の再拡大、そして景気の先行き不安による消費意欲の減退や業績悪化業界における収入減などは懸念材料」と示唆した。

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