日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車
スバルを代表するモデルの1台「レヴォーグ」は、ブランドの伝統に則り、全車水平対向エンジンとAWDを搭載するステーションワゴン。2020年10月に発表された2代目は、スバルの新デザインコンセプト「BOLDER」を採用したスタイリングや、2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことで話題となった。今回は、この高い運動性能とユーティリティを併せ持つステーションワゴン、レヴォーグに注目してみたい。
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スバル レヴォーグ ハズれのグレードはないが約40万円高のアイサイトXは絶対に付けたほうがいい
ライバルはマツダ6ワゴン
まず、ライバルとの比較から。と言っても、市場にはもはやステーションワゴンは数える程しか存在せず、その中でもクラスが同じDセグメントに属する国産モデルは、レヴォーグの他では「マツダ6」のみ。
そこでこの2台を比べると、レヴォーグの全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mmに対し、マツダ6は同4805mm×1840mm×1480mmと縦横に大きく、主にグローバル向けのマツダ6と、日本市場を第一に考えて開発されたレヴォーグ(海外でも一部販売されている)という違いが見て取れる。
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そして、デビューから2年足らずのレヴォーグは、広角化したステレオカメラと前後4つのレーダーを組み合わせ、360度センシングを実現した「新世代アイサイト」や、ステアリング操作をアシストする機能を持つ運転支援システムが用意されるなど、基本設計の古いマツダ6に対して大きなアドバンテージがある。ただし、ディーゼルエンジンやMTトランスミッションはマツダ6にしか設定がなく、どこにこだわりを置くかで選択肢は変わってくるかもしれない。
なお、輸入車では「メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン」や「BMW 3シリーズツーリング」あたりがサイズ的には近いが、これらのモデルはエントリーグレードでもレヴォーグの最上級モデルより100万円近く高価であり、ほぼ競合しないだろう。
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おすすめは安全装備が充実した「GT-H EX」
では、レヴォーグの中でどのグレードを選ぶのがいいか。判断材料をチェックしていこう。現行のグレードは大きく分けて、1.8L水平対向4気筒直噴ターボ(177PS/300Nm)を搭載する「GT」「GT-H」「STI Sport」と、昨年末に追加されたハイパワーな2.4L水平対向4気筒直噴ターボ(275PS/375Nm)を搭載する「STI Sport R」が存在する。両者ではAWDシステムも異なり、1.8Lモデルが「アクティブトルクスプフリットAWD」を採用するのに対し、2.4Lモデルはセンターデフを備え後輪への駆動力配分を強化したスポーティな「VTD-AWD」を搭載する。
そして、パワートレーン以外の違いがほぼない「STI Sport」と「STI Sport R」の価格差は68万円程。この価格差が約100PSのパワー上乗せとAWDシステムのアップグレードに見合うと考えるかがひとつの判断材料となる。そしてドレスアップパーツにそれほど興味がなければ、控えめな外装に後席シートヒーターや助手席パワーシートまで装備した「GT-H」がお勧めとなるだろう。さらに、準天頂衛星「みちびき」からの情報を活用して加減速をコントロールする新世代の運転支援装置「アイサイトX」はぜひ付けたいところ。そうなると、同装備を備えた「GT-H EX」(370.7万円)がベストバイとなりそうだ。
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ユーズドカーは割高傾向
最後に納期の長期化が言われるなか、即納が必須という人に向け認定中古車の状況を確認すると、現行モデル・走行1万キロ以下で50台ほどヒットした。価格は300万円代後半から400万円を超えるモデルもあり、新車とほぼ変わらないか割高。中古車市場の高騰がここにも現れている。よってグレードによっては約半年と言われる納期を気長に待つことをおすすめしたいが、どうしても早く欲しいという人には、ユーズドカーも選択肢となるだろう。
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みんなのコメント
スバルは年次改良してどんどん良くなっていくので、最初のA型は確かに外した方がいいかもしれませんね。