元F1最高権威者のバーニー・エクレストンは、F1第21戦サンパウロGPに向けていくつか物議を醸す発言をし、ふたたび注目を集めている。エクレストンは現在サンパウロ郊外の農場でほとんどの時間を過ごしているが、自身が育てたスポーツが街にやってくるときはいつでもエネルギーがみなぎるようで、長いキャリアの大半で慎重に避けてきたインタビューに突然応じるようになっている。
サンパウロGP開幕の数日前、エクレストンは、メルセデスのトト・ウォルフ代表が好む言い方をすれば“パドックに手榴弾を2発投げ込んだ”が、彼はおそらく自身の発言が引き起こしている注目と論争を自宅で楽しんでいることだろう。エクレストンの標的となったのは、マクラーレンとルイス・ハミルトンで、すべてのイギリス紙が彼の発言を取り上げることは確実だ。エクレストンは、マクラーレンがオスカー・ピアストリと戦うランド・ノリスを優遇していると主張し、さらにハミルトンのフェラーリでのシーズンを厳しく批判して、「金銭的なマーケティングプロジェクト」と言い表した。
F1サンパウロGPのタイヤは保守的なハード寄りの選択に。昨年の雨の影響により新しい路面の十分なデータを得られず
95歳のエクレストンは、まずマクラーレンに挑むことに決め、同チームがノリスをひいきしていると主張したが、それは「なぜなら彼の方がピアストリより市場価値があるから」だそうだ。エクレストンは、次のように語った。
「シーズンが始まったとき、私はピアストリが世界チャンピオンになるだろうと思った。私は、彼なら簡単に勝ち取るだろうと思ったが、何かが彼を阻んでいる。それが何なのかはわからない。マクラーレンなのか、それとも何か他のものなのかわからない」
「チーム内ではちょっとした問題があり、ノリスを優遇しているように見えたと理解している」
マクラーレンのふたりのドライバーの間で起きた、何度か議論の的となったチームオーダーとインシデントについてもエクレストンは言及した。エクレストンによると、マクラーレンがノリスをひいきする理由は、「ノリスの方がスター性に富んでいるだろうし、その観点からすれば彼の方がよい振る舞いをすると思う。彼はテレビが好きだし、カメラなども好きだ。ジャーナリストと話すのも好きなので、マクラーレンにとってはその方がいいのだろう」という。
またエクレストンは、自分が最も評価するドライバーを明かした際に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が現在タイトル獲得の最有力候補だと主張した。
「それについては疑いの余地はない。マシンは最高だ。彼らはマシンについて素晴らしい仕事をしたが、マックスは少しばかり特別だ。彼はレーシングドライバーであり、やるべきことをやっている。政治的なことは何もしていない、ただのレーシングドライバーだ」
その後はハミルトンに批判の矛先を向け、「彼は過去10年間で最高のドライバーのひとりだが、今は最高ではない」と主張し、ハミルトンとフェラーリの契約を「金銭的なマーケティングプロジェクト」だと一蹴した。
「あそこでは、彼からすべてが失われつつある。彼はあそこで世界チャンピオンになりたかったのに、それができないことに驚いている」
エクレストンは、フェラーリ内部に文化的な問題があると主張。「問題は、フェラーリが成功するには、トップに独裁者が必要なことだ。あそこではイタリア語は話されず、フェラーリ語が話される。イタリアでは誰もが発言権を持ち、何が正しくて何が間違っているかについて干渉する」と述べ、イタリアで言われることや書かれることのすべては、チームの運営に直接影響を与えることを示唆した。
[オートスポーツweb 2025年11月07日]
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みんなのコメント
超超超優遇しているように感じるのだが。