この記事をまとめると
■日産が3代目リーフを日本国内でお披露目した
これ以上何が必要? 新型日産リーフはネガを潰しきったほしいもの「全部載せ」EVだった!!
■新型リーフはクーペスタイルなクロスオーバーSUVにキャラ変をしている
■テストコースで新型リーフに中谷明彦さんが試乗した
大きく見えるがじつは先代モデルよりも全長は短い
新型日産リーフが登場した。BEV(電気自動車)として3代目まで進化した世界初の例となり、国内のEV市場を牽引してきたリーフの進化は大いに気になる。
リーフは世界累計で70万台に及ぶ販売実績があり、280億km以上の走行データが累積されているという。新型はそうしたビッグデータを活用し開発してきたという。3代目となる今回はフルモデルチェンジとなり、CMF-EVプラットフォームを採用。これは、日産アリアから採用されはじめ、仏・ルノー製EVとも共用する新世代EV専用プラットフォームといえる。
また、パワートレインも全面刷新され、新開発の駆動モーターにコンバーター、減速機構をコンパクトに一体化した3in1ユニットとしてフロントに搭載している。前輪を駆動するFFレイアウトだが、モーター自体の回転振動がほとんどなく、ユニット全体のマウントにもラバーブッシュを専用開発するなど、防音、防振面でも大きく進化させている。
グレード展開は上級グレードとなるGとベーシックのXの2タイプが用意された。Gは装備やインテリア素材、19インチホイール/タイヤの装着など、高級感と質感を高めている。
新型リーフの外観は、ウェッジの効いたシャープなボディラインにハッチバックに繋がるルーフラインから構成され、スタイリッシュでひと目見てカッコいいと思わせられる。初代の時点でこのスタイリングクオリティが採用されていたら、リーフの存在感も随分と異なっていたに違いない。
全高1550mmで立体駐車場に収まるディメンションで、クロスオーバーSUVとしてのキャラクターを与えている。ちなみにリヤハッチの傾斜角は水平から17度下げられていて、美しいクーペフォルムを引き立たせているが、CD値(空気抵抗係数)0.26を達成するためには不可避な角度であったという。
駆動バッテリーは相変わらずキャビンフロア下に配置されるが、その容量は60kWhから78kWhへと拡大された。今回試乗した仕様では、航続距離がXグレードがWLTCモード702kmを達成(Gは685km)、充電効率も改善し、実用性を大幅に高めている。
バッテリーモジュール搭載ケージと車体の捻り剛性を86%高め、従来比で1.5倍のシャシー剛性向上を実現。また、リヤサスペンションをトーションビームからマルチリンク方式へと変更し、動的質感と乗り心地向上を果たしている。
新世代モーターの制御はジェントルで運転しやすい
実際にテストコースへと走り出してみる。
新世代モーターは最高出力218馬力(160kW)、最大トルク355Nmとパワフルで力強く、静かでスムースだが、過剰な加速フィールを演出することなく安心してアクセルを踏み込める。とくに低速域でのパワーマネージメントはジェントルで、市街地でも、また運転ビギナーや高齢者にも適応しやすい特性といえる。
車体フロアを完全に覆い、フルフラット化したことで高速巡航時には車体のリフトが抑えられ、直進性も高く風切り音も少ない。極めて静かでフラットライドな姿勢が高級車のようでもあり、安心感を高めてくれる。
面白いのは新開発された調光パノラミックガラスルーフだ。ルーフの大部分をガラスで覆うガラスルーフが他社でも多く採用されており、人気の高いアイテムだというが、一方で夏場の炎天下ではシェードを閉じても室内の温度を高めてしまってエアコン使用頻度を高め、快適性を損ないエネルギー消費面でも課題となっていた。そこで今回、液晶による調光方式を採用し、シェードではなく液晶の濃淡で室内に入る太陽光を制御。ガラス自体も遮熱効果の高い仕様とすることで室内温度を上げずに開放感だけを楽しめることに成功している。
実際に炎天下でルーフのガラス部分とスチール部分を触り比べ温度の違いを確かめてみたが、ガラス面は熱くて触れないほど。つまり、熱反射を高効率で行っているわけだ。また室内は確かに快適な温度に保たれていた。
ほかにもgoogleマップと連携して、バッテリーマネージメントを提案してくれる機能や、CHAdeMO対応の充電アダプターに外部給電機能を持たせ、車室内の電源コンセントと合わせてトータル3000Wの電気製品が使えるなど、よりバッテリー機能を充実させている。
このように、3代目リーフはスタイリングだけでなく、走りの質感や電費、後続距離、充電機能などEVとしてのさまざまな実用面を刷新し、魅力を大幅に高めている。これまでの実績で築かれた信頼性はBEVを選択する上で重要な項目であり、メンテナンスやサービス面の信頼性も日産ブランドとして揺るぎない。
国産BEVのパイオニアとして、従来以上にEV市場を牽引してくれる存在となることを期待している。
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とくに経営層。