■トヨタグループの源流である豊田自動織機を非公開化する理由
トヨタグループが大きな転換点を迎えようとしています。
2025年6月3日、トヨタグループはトヨタ不動産を通じて、豊田自動織機の非公開化を行うことを発表しました。
この動きは、トヨタグループが目指す「モビリティカンパニーへの変革」を加速させるための重要な一歩となります。
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トヨタグループは「幸せの量産」を使命に、モビリティカンパニーへの変革にチャレンジしています。
豊田自動織機はトヨタグループの原点とも言える企業で、1926年の設立以来、グループの重要な一角を担ってきました。
1933年に自動車部を設置し、1937年にはこの部門がトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)として独立しています。
今回の非公開化の背景には、「企業としての原点を、もう一度思い直し、これからの時代を進む決意」があると豊田自動織機の伊藤浩一社長は説明しています。
非公開化にあたっては、新たに持ち株会社が設立され、トヨタ不動産が約1800億円を出資し、トヨタグループとの連携・協調を実現します。
さらに興味深いのは、豊田章男氏個人も10億円を出資することです。
これは「本件へのコミットメント」として位置づけられていますが、マネジメントバイアウト(MBO)ではないと明確に説明されています。
また、トヨタ自動車は議決権を持たない優先株として約7,000億円の出資を行います。
これらの資金は、上場時にトヨタ不動産、豊田章男氏、トヨタ自動車が保有していた豊田自動織機株式を売却し、その一部を再出資するものです。
この非公開化プロセスにおける取引金額は約3.7兆円(1株あたり1万6300円)に上ります。
さらに注目すべきは、トヨタ自動車、アイシン、デンソーおよび豊田通商が保有する豊田自動織機の株式の売却と、同時に豊田自動織機が保有する株式の自己株式公開買付けが行われることです。
これにより、豊田自動織機と4社間の株式の持ち合いは解消されることになります。ただし、トヨタ自動車による優先株出資は継続します。
●「モノのモビリティ」でトヨタグループを牽引
今後、トヨタグループが目指す「モビリティカンパニー」への変革において、豊田自動織機は「モノのモビリティ」の領域でグループを牽引する存在になることが期待されています。
またトヨタグループは声明の中で以下のように表明しています。
「モビリティカンパニーへの変革に向け、ヒト、モノ、情報、エネルギーの移動に着目し、取り組みを進めています。
豊田自動織機はこのたびの株式非公開化を通じ、トヨタグループでの更なる連携強化を図り、このような取り組みをダイナミックかつスピーディーに進め、グループ変革のための『モノ』のモビリティ領域をけん引してまいります」
※ ※ ※
非公開化によって、豊田自動織機は短期的な業績などにとらわれることなく、長期的な成長を目指すことができます。
また、新たな道を生み出す革新的な発想や多様な視点を取り入れやすくなるとされています。
また自動車事業では、トヨタグループ各社との一層の連携深化を通じた電動化、自動化、環境性能の進化と競争力のさらなる高みを目指すとしていくようです。
今回の非公開化に向けたスケジュールとしては、2025年6月3日の公表後、競争法や投資規制法令等の手続きが行われ、12月頃に豊田自動織機株主への公開買付けが開始される予定です。
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