2020年、バレンティーノ・ロッシにとってヤマハ・ファクトリーチームでの最後のシーズンが始まろうとしている。
2020年型のYZR-M1が強力なパッケージであることは、セパンテスト3日間を通してファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)がトップタイムを独占したことからも証明されている。またマーベリック・ビニャーレスもセパンテストのロングランで非常に力強い走りを見せていた。
■「僕より若いんだから」現役最年長のロッシ、ロレンソ&ペドロサは“復帰”可能と語る
今季型のM1にはスタート改善を目的としたホールショットデバイスなどの様々なアップデートが、昨年11月に行なわれたテストから導入されている。ただヤマハは、22日から開始されたカタールテストには新パーツは持ち込んでおらず、微調整に集中している。
そうした状況の中、ロッシはカタールテスト初日に51周を走り込み、トップから0.414秒差の7番手タイムを記録した。
「ポジティブな1日だった。セパンで見つけたものを確認できたからね。最終的に7番手で終えたけど、1日を通して良いペースがあったし、とても一貫性があった」
ロッシはテスト初日を終えてそうコメントした。
「バイクは去年から、そしてもちろん最初のテストから最善されているように見える。とても満足しているよ」
「ピットボックスでも上手く取り組んで、改善することができた」
「ただ勝利を争うには、あと少し……0.2~0.3秒が1発タイムだけでなくペース面でも必要だ」
「チームメイトのマーベリックのように、僕より速いライダーが何人かいる」
「だから作業を続けなくちゃいけない。でもまだテスト初日、去年と比べて速くなっているし、マシンにもポジティブなフィーリングがあるからね」
そう語るロッシに、マシンで改善の必要がある部分はどこなのかを訊くと、彼はブレーキングがそのひとつだと説明した。
ヤマハはホンダやドゥカティといったライバルに比べ、最高速が遅いことで苦戦する場面がこれまで多々見られた。今季もエンジン面で一歩前進しているようだが、それでもロッシとプラマック・ドゥカティのジャック・ミラーの駆るデスモセディチGP20との速度差は10km/hと、今も差が横たわっている。
「トップスピードは改善したように見えるけど、まだギャップは大きいままだ」と、ロッシはヤマハの改善具合について答えた。
「スリップストリームを入り続けられることを確認する必要がある。去年はスリップ入った状態を維持することが不可能だったからね」
「戦うときにそれだと、厳しいんだ」
「だから(速度の)差が減って、スリップストリームを維持できるならレースは大きく違ってくるだろう。攻めることが可能になって、自分のレースを展開できるようになるんだ」
「でも、それを確認するには3月8日のレースを待つ必要があるね」
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