■新車はもちろん旧車のパーツもラインナップし続ける「クスコ」
2025年9月13日と14日、富士スピードウェイ(静岡県小山町)で人気漫画「頭文字D」の30周年記念イベント「頭文字(INITIAL)D 30th Anniversary 2days」が開催され、作品のファンや、トヨタ「86」とスバル「BRZ」シリーズのオーナーらが集まりました。
【画像】「頭文字D仕様」のデモカーも登場!「クスコ」「フジツボ」「プロジェクト・ミュー」ブースの様子を見る(29枚)
会場には多くのチューニングショップやパーツメーカーが出展していましたが、本記事ではその中でくるまのニュースがピックアップした「クスコ」「フジツボ」「プロジェクト・ミュー」ブースをご紹介します。
まず1ブース目、車高調(車高調整式サスペンション)やボディ補強パーツ、LSDなど走りに関するありとあらゆるパーツをそろえているのが、キャロッセ(群馬県高崎市)の「CUSCO(クスコ)」です。
「頭文字D 30th Anniversary 2days」ということで、頭文字Dファンが多く会場に訪れていましたが、クスコも群馬の企業として頭文字Dを盛り上げたいということから、ファン向けに、主要登場人物の高橋啓介仕様の黄色い「RX-7(FD3S)」を仕立てたほか、主人公の藤原拓海仕様の「スプリンタートレノ(AE86)」も展示していました。
クスコでは、AE86のパーツを多くラインナップしています。海外からの引き合いも多いとのことで、旧車のラインナップもカタログから落とすことなく、さらに新製品を開発するなど充実させているそうです。そんなこともあり、会場に飾られたAE86とFDはピカピカの状態で、多くの頭文字DファンとAE86・FDファンの注目を浴びていました。
またクスコといえば特に車高調やLSDに定評がありますが、ブースにはLSDのカットモデルを展示することで、1WAY、1.5WAY、2WAYといった作動方式の仕組みの違いを知ることができたほか、走るステージなどによってどれを選んだら良いのか、ブースのスタッフに聞けるようになっていました。
なかなか理解するのが難しい点ですが、実際のカットモデルを使いながら、ラリーなどで活躍するクスコ社員による説明で理解度が高まり、自分にはどのパーツが必要なのか、わかるようになっていました。
■老舗マフラーメーカーの「フジツボ」からチタン製の商品が続々登場!
マフラーメーカーとして老舗の「フジツボ(藤壺技研工業)」は、時代の進化に合わせて常に新しい商品をラインナップしています。そんなフジツボが「頭文字D 30th Anniversary 2days」にあわせて登場させたのが、GR86(ZN8)/BRZ(ZD8)用の「A-RMフルチタン」です。
センターパイプからリアエンドまでフルチタンで作られていて、純正が16.4kgなのに対し、9.0kgという驚異的な軽量化を果たしています。
従来ラインナップしていたステンレス製の「A-R」ではパイプ径が65mmでしたが、市場から70mmの直径のマフラーが欲しいという要望を受け、「A-RMフルチタン」では70mmのパイプ径になっています。
音質はフルチタン特有の乾いた音となっていますが、低回転域でも低音を響かせていて、踏むほどに高音になっていきます。回転域によっていろいろな音質を楽しめるようになっているほか、サブサイレンサーも装備していることで特定の周波数を抑える効果もあると言います。
パイプ系が70mmになったことで最低地上高が低くなることや、ボディとの隙間が狭くなる可能性もあるなかで、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupなどのモータースポーツで得た知見を取り入れ、GR86/BRZに精通している職人がうまく作り上げているそうです。
65mmと70mmというわずかな直径差ですが、ブースのスタッフによるとモータースポーツの世界ではもちろん、ストリートでもその性能差は体感できるそうです。なお、どちらが良いかは走るシチュエーションや好みによるかもしれません。音質については、デモカーがイベント出展しているときに聞き比べてみてはいかがでしょうか。
なおA-RMフルチタンは、2025年10月1日から受注開始で11月下旬ごろからデリバリー開始予定だと言います。
そのほかに、意外と人気だと言うのがGR86(ZN8)/BRZ(ZD8)用で、チタン製のHOOD SUPPORT(ボンネットステー)です。
純正でも、ボンネットを開けた際に支えるボンネットステーが装着されています。純正では何の変哲もないただの黒い棒ですが、それをマフラーと同じ焼き色が入り、「FUJITSUBO」のロゴ入りになるだけで、オフ会などでボンネットを開けて見せたくなるほどの満足感があります。
パイプ加工が得意なフジツボのこだわりとして、車種専用設計なのはもちろん、純正が380gに対し、フジツボ製は220gと、160gの軽量化もほどこされています。
■電子制御車の細かなブレーキ制御にも対応!「プロジェクト・ミュー」
「サーキットを走ってみたいな」と思い、いざ走ると、純正ブレーキパッドでは数周でブレーキが効きにくくなり、少し頼りないところが出てくることがあります。
そんな時にはまずブレーキパッド交換をすることになりますが、どれを選んだら良いのか悩ましいところ。そんな悩みを解決してくれるのが、鮮やかなミントグリーンのブレーキパッドが特徴的な「プロジェクト・ミュー」です。
ブースのスタッフによると、おすすめの最新作は「HC CS18」というもの。ペダルコントロール性能に特化したスポーツモデルで、街乗りからスポーツ走行までこなす万能タイプだと言います。
初期タッチが良いのはもちろん、ブレーキを踏んだら踏んだ分だけしっかり制動してくれるそうです。さらにブレーキング中においてもペダルコントロールがしやすく、車体のコントロールもスムーズに行えると言います。
また近年増えている電子制御デバイスやABSの介入特性にあわせており、電子制御でブレーキ性能を細かく調整する際にも、元から有するペダルコントロール性能の良さが生き、絶妙なブレーキングを行えるというから驚きです。
昨今、先進運転支援システムである「ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)」装着車が増えていますが、細かく電子制御でブレーキコントロールを行う中で、ブレーキパッドのアタリの良さや、ブレーキローターからブレーキパッドが離れる具合といった、人が操作する以上のきめ細かい要求にも応えるられるような、コントロールしやすいブレーキパッドになっているようです。
また、スポーツパッド初心者向けに最適な作りになっており、ブレーキングでクルマをコントロールすることを学ぶのに、ちょうど良いコントロール性能を持っているそうです。
スポーツパッドと言えばブレーキはよく効く半面、ダストがたくさん出てホイールが汚れるということがありますが、このHC CS18はダストもなるべく出さない作りになっているため、ホイールの汚れもそう多くはないそうです。
さらに、プロドライバーが何度も検証して作り上げている商品なので、制動力に関しては折り紙付きです。それでいて先進装備の電子制御にも対応してくれる。そんな時代に合わせたブレーキパッドとなっているようです。
※ ※ ※
パーツの魅力を実物を見ながらブーススタッフの説明を聞ける「頭文字D 30th Anniversary 2days」のショップエリアは、常に盛況でした。(雪岡直樹)
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みんなのコメント
見る角度によって見えない位置が有るからと検査官にナンクセ付けられた らしいね。 今更どうでもいいけど。