TOYOTA GAZOO Racingの勝田貴元は、世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリージャパン2023の豊田スタジアムでのスーパー・スペシャルステージ(スーパーSS)について、「今までラリーを観たことがない人でも楽しめるはず」と期待感を語った。
12年ぶりの開催となった昨年大会からの大きな変更点として注目を集める豊田スタジアムでのスーパーSS。スタジアム内の芝が剥がされ、アスファルトを敷き詰められ、立体交差付きの全長約2kmのコースが作られた。そこを2台のラリーカーが同時に走ってタイムを競うこととなる。
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ラリージャパン開催に向けて、豊田スタジアムをホームとする名古屋グランパスはシーズン最終盤の2戦を別会場で実施するといった影響が出たものの、特設コースは完成。あとは開幕を待つばかりという状況だ。
4万5000人近い収容人数を誇る豊田スタジアムでのスーパーSSに関して勝田も期待感を口にし、幼少期の経験から、ラリーを観たことがない人にも興味を持ってもらえる良いキッカケになるはずだと語った。
「豊田スタジアムのステージに関しては2台が同時に走るステージになります」
「やはりラリーは山中のステージがメインで、それがラリーの本質でもありますし、ものすごいスピードで目の前を駆け抜けていくところが見たいという人も沢山います。しかし、観戦しに行っても一瞬しかクルマを見ることができないこともあります」
「僕が幼い頃、父(勝田範彦)が出場していたラリー北海道を観に行きましたが、一番面白かったのは正直、スタジアム内の特設ステージでした。全体が見渡せて、勝ち負けが一番シンプルに分かるのがすごく面白くて、ドライバーの走りの違いも見比べることができるんです。当時はカートすらやっていませんでしたが、観客として観に行った時でも、すごく楽しめたのを今でも覚えています」
「むしろ僕はそのステージだけ観たいというくらいだったので、今までラリーを観に行ったことがない人でも間違いなく楽しめるステージになっていると思います。そこからラリーの迫力やドライビングスタイルの違いを見て、『来年は本格的なステージを観に行ってみよう』となる最初の一歩になればなと思っています。そういった意味では、このスタジアムのステージは画期的で、今後に繋がるステージのひとつだと思います」
「名古屋グランパスへの影響など(実現において)難しい点もあったと思いますが、個人的にはこのステージをやる意義があったと思っているので、携わった方には本当に感謝したいです」
豊田スタジアムでのスーパーSSは、大会初日11月16日(木)のSSS1、11月17日(金)のSSS8、11月18日(土)のSSS16と3度実施される。この他、セレモニアルスタートとセレモニアルフィニッシュの舞台となる。
なお、この特設ステージはラリージャパン2023終了後、11月23日(木)から2日間開催される「ラリーフェスタin豊田スタジアム」でのラリーカー同乗体験、ラリーコース見学会といったイベントで使用され、11月25(土)から始まる「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジin豊田2023」の会場にもなる。
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