第109回インディ500の予選で車両に違反が見つかったチーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンとウィル・パワーの2名は最後尾スタートのペナルティが下された。
新人ドライバーのロバート・シュバルツマンがポールポジションを獲得した今年のインディ500予選では、プラクティスで速さを見せていたペンスキー勢がまさかの不在となった。
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ジョセフ・ニューガーデンの2号車、ウィル・パワーの12号車がファスト12予選前の車検で不合格となってしまったことが原因だった(スコット・マクログリンは朝のプラクティスでの大クラッシュによる不参加)。
ペンスキー勢2台のマシンは、本来は改造が許されていないリヤアッテネーター(衝撃吸収構造)を補修し、滑らかに仕上げていたとされている。
これによりペンスキー勢2台は予選に出走できず。ニューガーデンが11番手、パワーが12番手からのスタートになることが当初は予定されていた。
しかしこの措置に、ライバルチームのドライバーから批判の声も上がった。パトリシオ・オワード(アロー・マクラーレン)は、17日(土)の予選でペンスキーが規定違反のマシンで参加していた可能性があるため、グリッド最後列と予選落ち1台を決めるラストチャンス予選に回すべきだったと主張していた。
そうした声も出る中、インディカー側もさらなる措置を決定。ニューガーデンとパワーに最後尾となる32番手、33番手スタートの処分を下した。なおニューガーデンとパワーのストラテジストには出場停止処分および10万ドル(約1450万円)の罰金も下された。また予選ポイントも剥奪となった。
予選最後尾への降格処分を決めたインディカーのJ・ダグラス・ボールズ会長は次のようにコメントした。
「インディアナポリス500の完全性は最重要事項であり、この部品の改造がインディカーのルールに違反していることは明らかだ」
「ペナルティは予選を通過できたであろう位置からのスタートというものではなく、もっと厳しいものであるべきだ。これらの車両は最速の33台のうち2台として出場するが、今回のケースでは最後尾スタートが妥当なペナルティだ」
なおペンスキー勢のうち、マクログリンの3号車には違反がなかったとされており、インディカーのオフィシャルは次のように説明していた。
「車両を検査し、インディカーが3号車のアッテネーターを押収した結果、合法的で未改造のアッテネーターが使用されていたことが判明した」
そのため、マクログリンは10番手から決勝レースに臨むこととなる。
ボールズ会長は、インディカーシリーズとインディ500における競技の公正性を維持するという意志を明確に示した。
「インディカー・シリーズおよびインディアナポリス500の周囲には、ここ数ヵ月で非常にポジティブな勢いが生まれており、その流れは急速に高まっている。その勢いを維持し、インディカーの公正性やレース運営の信頼性が疑問視されるような状況に追い込むチームを阻止することが我々の意図だと明確にしたいと思う」
「今週残りのスケジュールと週末の決勝レースに向けて、このシリーズが“地球上で最も素晴らしいレース”であり、“最高のドライバーが完全に公平な条件のもとで勝利する”ということを明確にしていくために我々はあらゆる努力を尽くしていく」
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