FIA F3の最終戦ソチのレース1が行なわれ、2位でフィニッシュしたプレマのデニス・ハウガーが、今季のドライバーチャンピオン獲得を決めた。
F1ロシアGPの併催として行なわれているFIA F3のソチラウンド。土曜日が悪天候の予報となっているため、当初土曜日の朝に予定されていたF3のレース1が、急きょ現地時間の金曜日17時25分のスタートへと変更された。
■土曜日に雨予報のF1ロシアGP。サポートレースのF3レース1を金曜日に前倒しで実施
レース1は予選上位12台がリバースグリッドに並ぶため、予選12番手だったヴィクトー・マルタンス(MPモータースポーツ)がポールポジション。ローガン・サージェント(チャロウズ)がフロントロウに並んだ。岩佐歩夢(ハイテック)は18番手だ。
ポイントリーダーのハウガーは4番グリッドからスタート。45ポイント差のランキング2番手につけているジャック・ドゥーハン(トライデント)は予選で最速タイムをマークし、12番グリッド。結果次第ではハウガーの戴冠が決定する可能性もあり、ドゥーハンはなんとしてでもハウガーの前でフィニッシュすることが絶対目標となるという状況だ。
西日が差す中、20周のレースがスタートするとサージェントが好スタート。マルタンスとサイドバイサイドの攻防を繰り広げながらも、首位を奪った。無理ができないハウガーは4番手をキープした。
ドゥーハンはターン2イン側の高い縁石に乗り上げてしまい失速する痛恨のミス。15番手までポジションを落としてしまった。岩佐は好スタートを決め、18番手から5ポジションアップの13番手で1周目を終えた。
ドゥーハンはマシンにダメージを抱えているのかペースが上がらず、後続のマシンにプレッシャーをかけられる形に。そしてブレーキングをミスし17番手までポジションを落とし、ポイント圏内がさらに遠のいてしまった。一方ハウガーは4周目にジャック・クロフォード(ハイテック)をパスし3番手に。チャンピオン獲得をまた大きく引き寄せるオーバーテイクを決めた。
サージェントはマルタンスを2秒リードし、首位を快走。ハウガーはファステストを連発すると、8周目には完全にマルタンスの背後に迫り、オーバーテイクのチャンスを伺う態勢となった。
11周目、ハウガーは高速コーナーのターン3でイン側のラインを通り、マルタンスのオーバーテイクに成功。しかしその間に、首位のサージェントはリードを3.5秒ほどまで広げていた。
ハウガーは少しずつギャップを削り取っていき、ファイナルラップでサージェントのDRS圏内に。優勝で自らのチャンピオン獲得に華を添えようとサージェントに迫った。
しかし結局、サージェントが守りきりトップチェッカー。ハウガーは2位だったが、夕暮れのソチ表彰台でチャンピオン獲得を祝った。3位には、マルタンスが入っている。 ドゥーハンは最終的に15位、失意のノーポイントでハウガーの戴冠を許した。
岩佐は最終ラップでクロフォードをパスして10位でフィニッシュ。8ポジションアップで1ポイントを獲得し、レース2は3番グリッドと好位置からスタートすることになる。
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