セパン・インターナショナル・サーキットで行われているMotoGPの公式テスト2日目は、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が初日に続き、トップタイムをマークした。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は転倒を喫したものの、9番手タイムを記録している。
セパン公式テスト2日目は好天に恵まれ、テスト実施時間の10時から18時まで、前日のような雨に見舞われることなく進んだ。参加したのは初日同様、2020年シーズンのフル参戦ライダーと、各チームのテストライダー。ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)を含む一部のテストライダーは走行を行っていない。
トップタイムをマークしたクアルタラロは、テスト開始時刻の10時からマシンに乗り込み、走行をスタート。前日はヤマハYZR-M1でテストを行っていたが、2日目は最初の走行からファクトリ―マシンの2020年型プロトタイプと見られる、エアインテーク形状が異なるマシンで走行を行った。
クアルタラロは終盤まで上位のタイムをマークすることなくテストを実施していたが、63周目に1分58秒572をたたき出すと、これがこの日のトップタイムとなった。クアルタラロは最終的に、72周を周回している。クアルタラロは初日のテストを終え、翌日の今季型マシンでの走行に期待しながらも「明日(テスト2日目)はきっとすごく速いというわけじゃないだろうけど……」とコメントしていたが、最後のアタックで1番手タイムをさらった。
一方、ディフェンディングチャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は、3コーナーで転倒を喫した。しかしマルク・マルケス自身に大きな怪我はなかったということだ。また、前日には「思ったより悪かった」と述べていた右肩の状態については、2日目のテストを終えて「昨日よりも感触はよくなっている」とコメントしており、フィジカル面はよい方向に進んでいると見られる。
マルク・マルケスと同様に転倒を喫したひとりがアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)で、こちらは6コーナーでのクラッシュ。ドヴィツィオーゾにも大きな怪我はなかったようだ。ドゥカティは昼ごろ、新しいフェアリングを投入。従来のものとあわせ、テストを行っていた。
ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームでは、初日同様にエアインテークの異なる形状のマシンを用意。バレンティーノ・ロッシ、マーベリック・ビニャーレスによって、それぞれにテストが進められている。
初日、手術した右肩の状態確認とMotoGPマシンのフィーリングを取り戻すのに時間を割いた中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は、2日目もタイムアタックは想定せず、細かな部分をアジャストしていったとのこと。テストパーツを判断するには、いまだ時期尚早のようだ。そうしたなかでも痛み止めの服用とテーピングにより47周を周回し、18時まで走行を行った。前日よりも状態はよくなっているということで、3日目をいい形で締めくくりたいところだ。
MotoGPのセパン公式テストは2月9日、最終日を迎え、全日程を終了する。
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