2021年よりF1を開催しているサウジアラビア。同国はF1チームの買収に前向きであり、ハリド・ビン・スルタン・アル=アブドゥッラー・アル=ファイサル王子は、将来的にそのようなことが実現すれば嬉しいと語った。
サウジアラビアは近年モータースポーツへの投資を大きく進めており、国有石油会社のアラムコはアストンマーティンF1のスポンサーを務めている。さらに今週末ジェッダで開催されるF1サウジアラビアGPに関しても、今年で5度目の開催となる他、新都市キディヤに新サーキットの建設計画が進んでいるなど、話題は尽きない。
■サウジアラビア、新サーキットを発表。ターン1はビル20階の高さを通過、革新的なコースに
そして今、新たにサウジアラビアがF1チームを所有するという可能性が現実味を帯びている。ハリド王子もその構想に基本的には前向きな姿勢を示している。たとえそれが難しいステップであったとしてもだ。
「要するに、枠は空いているということだ」
モータースポーツメディア向けの記者会見で、サウジアラビア、もしくは同国の公共投資基金(PIF)が主導するF1チームが発足する可能性について尋ねられたハリド王子はそう口を開いた。
「F1には12枠のうち、現在は(キャデラック含め)11チームしかない。それに将来的に売却される可能性のあるチームもひとつ、ふたつと存在する。つまり可能性はあるんだ」
「まず(F1の)成長を見てほしい。F1チームを買うということは、利益を得るために買うということだ。特にそれがPIFの関連企業によって買われるのであれば、なおさらだ」
「F1は今新たな市場に進出しており、世界的に売上も伸びている。我々はアラムコとアストンマーティンのパートナーシップも見てきた」
「あらゆる状況から判断して、もしそれが実現可能で理にかなっていれば、サウジが参入してもおかしくない。要するに、ダメなんてことはない。金儲けが嫌いな人はいない。F1で金を稼げるなら、それに越したことはない」
「ただし、どのチームを買うか、誰が運営するのか決断するのは非常に難しい。しかし我々はF1を開催し、チームのスポンサーをしたりと、関心を持っている。もしサウジアラビアのF1チームが発表されたとしても驚かないし、個人的にもそれを見てみたい」
「しかし、もしサウジアラビアの企業や関係者がチームに関与するなら、きちんとした方法で、成功を目指してほしいと思っている。とても難しい質問だと思うのが、やらない理由はないと思う」
また王子はF1カレンダーにおけるサウジアラビアの位置付けについても言及した。同国は昨年、開幕戦バーレーンGPに続く第2戦を開催したが、今年はラマダンとの兼ね合いからバーレーンが第3戦、サウジアラビアが第4戦に移動された。
2026年のカレンダーはまだ正式決定されていないが、サウジアラビアは将来的に開幕戦を開催することに関心を示しており、それによってレースの注目度や価値がさらに高まると期待している。
「これは我々としてもぜひ実現したいことだ」
「ただ、F1側にも様々な都合がある。例えば、バーレーンはテストが行ないやすいこともあって開幕戦に選ばれやすい。考慮すべき要素はたくさんあるが、我々としては開幕戦を望んでいる」
「天候の要因で我々の選択肢も限られている。シーズン終盤だと好ましくないという声もあるし、シーズン中盤では暑すぎる。だから我々はこの時期を選んだ。そして、カタールとアブダビはすでにシーズン終盤に位置している」
「したがって、我々が選べるのはバーレーンとのタイミングだけだ。我々はシーズン開幕の時期が気に入っている。来年は、できればシーズンの最初、1戦目か2戦目が理想……天候的にもその時期がベストだ」
「販売面でも、サウジにとってはシーズンの始まりの方が売上が良い。人々の関心も高まっている。私は選手の“独走状態”がチャンピオンシップの魅力を下げると思っているが、今年そして来年と、状況が変わっていくことを願っている」
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