4月19日、イタリアのイモラ・サーキットで2025年WEC世界耐久選手権第2戦『イモラ6時間レース』の予選が行われ、ハイパーカークラスに参戦しているTOYOTA GAZOO Racing(TGR)のトヨタGR010ハイブリッドは2台ともポールポジションを争うハイパーポールに進出。平川亮がアタッカーの8号車が4番手、ニック・デ・フリースの7号車が5番手につけた。
前日の18日から始まったレースウイークは2日目。TGRは予選前のフリープラクティス3回目(FP3)に向け、ドライバーとエンジニアは協力して改善点を見極めるとともに、タイヤ特性を分析。メカニックは朝早くからマシンの調整を進めていった。
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1時間のFP3は2度の赤旗による計17分間の中断があったものの、TGRはドライコンディションでの走行のなか、予選への準備や決勝に向けたセッティングの最適化、ソフトとミディアムタイヤの比較などを行ったという。
2時間半のインターバルを挟んで迎えた予選は、7号車は今季2度目の予選アタックとなるデ・フリースが、8号車は昨年の富士6時間以来となるアタッカーに指名された平川が担当。まず行われた12分間の予選では、ミディアムタイヤを装着した2台はデ・フリースの7号車が4番手、平川の8号車も6番手でハイパーポール進出を決めた。
予選トップ10がポールポジションの座を争うハイパーポールでは、2台のトヨタGR010ハイブリッドは新たなミディアムタイヤを装着し10分間のセッションに臨んだ。そのハイパーポールで活躍をみせたのは日本人ドライバーの平川で、8号車は1分30秒042の4番手タイムを記録。デ・フリースが駆る僚友7号車も平川から0.001秒差の1分30秒043をマークし、僅差の5番手に続いた。
「予選ですべてをまとめ上げ、4番手と5番手という堅実な結果を得られたので、パフォーマンスには満足しています」と語るのは、今季初アタックを完遂した平川だ。
「ハイパーポールでの我々2台のベストタイムはほぼ同じであり、ニック(デ・フリース)と僕がどれだけハードにプッシュしたかがわかると思います」
「ここイモラのように、狭くオーバーテイクが難しいサーキットでは、グリッド前列からスタートすることが大きなメリットとなり、決勝レースでのチャンスも広がります。これまでのところ、満足いくレースウイークを過ごせているので、あとは明日の決勝でどれだけやれるかです」
デ・フリースも「チームとして、ここイモラでの予選で4番手と5番手につけた結果には満足している。2台のタイム差からもわかるように、我々はクルマから最大限のパフォーマンスを引き出すことができた」とコメントし、決勝への抱負を続ける。
「クリーンな予選となり、これ以上の結果は難しかったと思う。今日の予選における我々より上位の車両との差は1周あたりでは大きく見えるが、レースペースやタイヤのマネジメント、さらに戦略を最大限に活かし、表彰台を目指して全力を尽くすよ」
2台のトヨタGR010ハイブリッドが好位置から2年連続優勝、そして今季初表彰台を目指すWECイモラの決勝は、20日の現地13時、日本時間20時に6時間レースのスタートが切られる予定になっている。
[オートスポーツweb 2025年04月20日]
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