8月29日、2026年MotoGP第13戦アラゴンGP MotoGPクラスのスプリントがモーターランド・アラゴンで行われ、ホンダHRCカストロールのルカ・マリーニはリタイア、ジョアン・ミルは16位でレースを終えた。
大会2日目は初日に続く好天となり、朝のフリー走行2回目は気温23度、路面温度31度でスタートする。マリーニは11番手、ミルは14番手でこのセッションを終え、2台は続く予選Q1に出走した。
M.マルケスが3年連続でスプリント優勝。アプリリア勢は3台揃って入賞果たす/第13戦アラゴンGP
最初のタイム計測でトップにつけたマリーニは、翌周に1分46秒211を記録してベストタイムを更新したものの3番手まで後退する。新品タイヤを投入して4番手から挑んだ終盤のアタックでは、セクター1で好タイムを記録することに成功。しかしセクター2、4ではタイムが伸び悩み、8番手で予選を終えて18番グリッドを獲得した。ミルは計時上2周目に5番手タイムを記録し、前半の走行を7番手で終える。後半最初のアタックでは1分46秒026をマークして5番手にポジションを上げたが、さらなるタイム更新は叶わず15番グリッドからレースに臨むこととなった。
午後もサーキット上空には青空が広がり、11周のスプリントでは気温が29度、路面温度は52度まで上昇する。フロントは全車がミディアムを選択し、リヤもミディアムがやや優勢となるなか、2台はリヤにソフトを装着してグリッドに整列した。マリーニは好スタートを切ってポジションをひとつ上げたが、ターン5~6で転倒を喫して戦線を離脱。大きなアクシデントとはならなかったものの、激しい転倒によって身体の違和感を訴えており決勝に向けて回復に専念することとなった。
一方、ミルはオープニングラップのターン3でエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)との接触があり、コースオフを喫したことで最後尾まで後退することに。しかしロレンツォ・サバドーリ(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)をパスして2周目を迎え、4周目にはフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)のオーバーテイクに成功した。
先行車両2台のリタイアもあり17番手で折り返しを迎えたミルは、ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMテック3)を7周目にパスして16番手に浮上する。終盤もペースを崩すことなくファイナルラップを迎え、16位でレースをフィニッシュ。入賞には届かずとも3台のオーバーテイクを成功させ、決勝レースに向けた貴重なデータをチームにもたらした。
ジョアン・ミル(予選:15番手、スプリント:16位)
「今日のレースを完走できたことはポジティブに捉えている。ターン3でバスティアニーニと接触したときは完走できる確信が持てなかったが、コースを外れた後に体勢を立て直し、走行を継続することができた。アクシデントで上位入賞は難しい状況になったが、オーバーテイクに集中してデータ収集に努めた。正直なところ、1分47秒台半ばのペースを維持できたのはクリーンエアで走行できたおかげだが、この点についてはかなり満足している。金曜日と比べるとマシンの感触や自信を大きく高めることができたから、この流れを維持していく必要がある。今は日曜日のレースに向けて全力を注いでいる」
ルカ・マリーニ(予選:18番手、スプリント:リタイア)
「今日は全体的にとても残念な結果となり、期待していた展開ではなかった。午前中は順調で、チームの尽力のおかげでマシンの感触も良好だった。Q1はいつもどおり非常に僅差の争いで、わずか0.1秒の差が結果を分ける状況だった。こうした状況を避けるためには、金曜日の段階でしっかり仕事をこなしておく必要がある。その後のスプリントでは、ターン5からターン6の間で転倒してしまった。とても激しい転倒だったから今はかなり痛みがあるけれど、大きな怪我はなかった。今は体を休め、日曜日に何ができるのか見極めたいと思う」
[オートスポーツweb 2026年08月30日]
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