ミウラ、カウンタックでスーパーカーに革命を巻き起こしたランボルギーニだったが、石油ショックの影響もあり一時経営状態が不安定となり、カウンタック以降、時おり独特なデザインのコンセプトカーを発表したものの、革新的な進化をあげられずにいた。そんなモヤモヤを吹き払ったのが、2003年に登場したガヤルドであり、2007年に登場したレヴェントンだった。この後、スペシャルオーダーに応えたワンオフモデル、特別な顧客に向けた限定モデル、将来を見据えたコンセプトモデルを次々と開発し、ランボルギーニは飛躍的に進化していく。今回の連載企画ではそんなランボルギーニのスペシャルモデルを紹介していく。
1億6000万円という価格にもかかわらず即完売
レヴェントン(Reventón)は2007年のフランクフルトモーターショーに突如姿を現した限定モデル。F-22ステルス戦闘機をイメージしてデザインされたというエクステリアは攻撃的で、たちまち大きな話題を呼んだ。それまでの単なるデザインコンセプトとは明らかに違っていた。
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限定20台しか生産されないという希少性、100万ユーロ(当時の為替で約1億6000万円)という車両価格も衝撃的だったが、発表時にすでに完売となっていたのも驚きだった。
インテリアはベースとなったムルシエラゴとは異なる斬新なもので、液晶ディスプレイを組み合わせて構成されたパネルもまた戦闘機のコクピットを思わせるものだった。
ミッドに搭載される6192ccのV型12気筒自然吸気エンジンは650psまでパワーアップ、トランスミッションは6速セミAT eギアで、サスペンションは専用設計されていた。
さらに2年後の2009年のフランクフルトモーターショーではロードスターバージョンも公開され、車両価格はクーペを上回る110万ユーロ(当時の為替で約1億7600万円)と発表されたが、限定生産される15台の行き先はやはりすでに決まっていた。
このレヴェントンの成功はランボルギーニに自信と活気をもたらしただけでなく、そのデザインコンセプトはアヴェンタドールのヒントになっていったのは間違いない。
ランボルギーニ レヴェントン
Lamborghini Reventón (2007)
●エンジン:6496cc 60度 V型12気筒 DOHC 48バルブ
●駆動方式:4WD
●最高出力:650ps(478kW)/8000rpm
●最大トルク:660Nm/6000rpm
●トランスミッション:6速セミAT
●全長:4700mm
●全幅:2058mm
●全高:1135mm
●ホイールベース:2665mm
●車両重量:1665kg
●最高速度:340km/h
●0→100km/h加速:3.4秒
[ アルバム : ランボルギーニ レヴェントン Lamborghini Reventón (2007) はオリジナルサイトでご覧ください ]
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