アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、母国フランスGPの予選で6番手につけた。
前戦アゼルバイジャンGPで3位に入り、絶好の形で母国凱旋を果たしたガスリー。その勢いを、しっかりと予選結果に繋げた格好だ。
■角田裕毅、予選Q1のクラッシュは「自分のミス。チームに申し訳ない」/F1フランスGP予選
ただ今回のレースでは、多くのマシンが決勝でソフトタイヤを使うのを嫌ってか、予選Q2を突破した全車がミディアムタイヤを選択。このタイヤで決勝レースをスタートすることになる。
「FP3の後、ミディアムでQ2に挑むことを決めた。だからそれを成し遂げることができ、本当にポジティブだった」
そうガスリーは予選後に語った。
「みんな同じ戦略だから、そこで何ができるかを見極める必要がある。でも、予選ではマシンがかなり良くなったように感じるから、FP2でのロングランよりも実際のレースペースが良くなるといいね。でも、楽しみにしてるよ」
今季の中団グループは、稀に見る大接戦。毎戦のようにその勢力図が変わっている。しかもこれまでの市街地コース2連戦から、常設サーキットに戻ることになり、その勢力図にさらに影響が加わる可能性も考えられる。
「非常に驚くべきことだよね。特にアルピーヌを見れば、彼らはどうにもならない時もあれば、今週末のように信じられないようなペースを発揮することもある。そういう中で戦うのは、とても難しいと感じている」
「そして僕らは、レースでは少し苦労している。1周のアタックでは、僕らはなんとかその中にいて、戦いに参加することができた。でもレースでは通常、少し苦労しているんだ」
「確かに最近は良かった。でも、市街地コースは普段とは異なってデグラデーションが小さいからね。今回のレースは、タイヤのマネジメントやオーバーヒートなど、より標準的なコースでのレースになる。僕らがどこにいるのかを確認したい。そうすることで、今シーズン残りのレースでどんな戦いができるか、それを確認することができる。それは僕らにとっては良いことだし、良いテストになると思う」
ガスリーは予選で、トラックリミットを違反したとしてタイムを抹消されるシーンがあった。それを聞かされた時にはイライラしたとガスリーは振り返る。
「Q3では、議論の余地はあると思う。僕には、まだコース上に残っているように見えた。過去には時々、もっと悪い状況でもラップタイムを認めていたこともあった。でも結局は、どういう基準にするかだ」
「僕はその後、ラップタイムを改善することができた。だからあまり気にしていないけど、当時の僕は明らかに苛立っていた。でも、僕はただドライブするだけだし、裁定を決めるのはマイケル(マシ/FIAのF1レースディレクター)だ。彼が一貫性を持っているかどうかがもっとも重要なことなんだ」
今季のガスリーは予選で実に速く、スペインとポルトガルを除けば、全てトップ6に入っている。今回もQ3では、アドレナリンがたくさん出たと語る。
「Q3はかなり強烈だった。1回しかチャンスがなかったから、プレッシャーは大きかったんだ。予選中、風向きが変わったから、難しい状況になっていったんだ。それはかなりのプレッシャーだったけど、アドレナリンもたくさん出ていた。1周を走り切った時、本当に嬉しかったんだ。最終的に、僕らは能力を発揮することができた」
「今年は予選で本当に力強く、それについては本当に嬉しく思っている。僕らのマシンには、予選に向けた素晴らしい”ウインドウ”があるんだ。でも今では、レースでは常にタイヤ全般、特にデグラデーションに難しい部分があることが分かった。だからさっきも言ったように、今回のレースでライバルと比較してどのポジションにいるのか、それを確認することは僕らにとって挑戦であり、良いテストになると思う」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第4戦】レッドブル育成プログラムの停滞と首脳陣の見込み違い
「F1で成功する日本人」と「日本で成功する外国人」……そこには共通項アリ。ペドロ・デ・ラ・ロサが持論語る
各メーカーの性能が拮抗し過ぎたから? 開幕戦で追い抜きの少なかったGT500にHRCも訝しげ「かつてのスーパーフォーミュラのよう」
『スカイラインGT-R(BCNR33型/1996年編)』地道な改良も苦戦。連覇記録、ついに途切れる【忘れがたき銘車たち】
リカルドの状況は「大きく改善している」とRB代表。ローソンの存在がプレッシャーを与えることはないと主張
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?