■背を低くしたスペーシア的存在である新型「ワゴンRスマイル」
スズキから新しいパッケージングの提案として登場した新型「ワゴンRスマイル」。
「ワゴンR」という名前がつくものの、ヒンジドアではなくスライドドアを組み合わせるなど、車体構造はワゴンRの標準タイプとは大きく異なっているのがポイントです。
車体構造は、ひとことでいってしまえば背を低くした「スペーシア」。
名前にはワゴンRと付きますが、真横からみると背の高さ以外のスタイルはワゴンRよりもスペーシアに近く、スライドドア周辺の構造も天井の高さを除けばスペーシアと共通の設計になっています。
Aピラーの角度なども然り。ワゴンRの構造をベースにスライドドアを装着したモデルではなく、「頭上空間をちょっと削ったスペーシア」といっていいでしょう。
そんな新型ワゴンRスマイルで走り出して感じた第一印象は、想像以上にしっかりと走ることでした。
背の高い設計から車体のふらつきが目立つのかと思いきや、一般道はもちろんのこと、高速道路でもハンドル修正がそう多くないなど見た目からは想像できない安定感がありました(もちろん背の高いパッケージングは走行性能にとってハンデがありますが)。
好印象だったのは、高速道路の快適性。平坦な道路であれば、一度速度が乗ってしまえば巡行時の動力性能に不足はなく、車内で普通に会話ができる静かさを保っているのだから納得。静かさは本当に驚きました。
一方で気になったのは加速性能です。街中なら問題ありませんが、一般道でも幹線道路への合流や、高速道路の合流車線などはもっとトルクがあるエンジンなら楽にこなせるという印象です。
スズキ「アルト」など背の低い軽自動車に比べると車両重量が重い(FF車で840kgから870kg)ことがその大きな理由ですが、力不足気味ゆえにエンジン回転が高まることでエンジン音がうるさく感じてしまうのが残念なところでした。
搭載するR06D型エンジンは、ピークパワーを一般的な軽自動車の自然吸気エンジンより若干低い49馬力としつつ、そのぶんを低中速のトルクの立ち上がりに振って街中での運転しやすさを重視したもの。
そのため市街地での動力性能に不満はありませんが、車速を一気に高めるようなシーンでは物足りなく感じてしまうのです。
■新型ワゴンRスマイルにターボ車の設定がないのはなぜ?
じつは、新型ワゴンRスマイルは多くの軽自動車と違う部分があります。それはターボエンジンが用意されていないということです。
ワゴンRやスペーシアであれば「加速の力強さを求めるならターボを選べばいい」といえますが、スマイルはその選択肢がないのです。
どうしてターボ車がないのでしょうか。
開発者によると「ターボ車のニーズを探っているところ」といいます。
新型ワゴンRスマイルは「購入しやすいプライス」にも注力され、「バリエーションは上(高価格の仕様を用意する)よりも下(ベーシックタイプ)に広げました。マイルドハイブリッドがない仕様を用意しているのもその一環です」と開発者は教えてくれました。
確かにベーシックグレード「G」では130万円を切るなど、控えめなプライスです。
ターボエンジンを設定するには単にメカニズムのコストアップだけでなく、開発の手間もかかります。しかし、一方でそれを用意してもそう多く売れるわけではないという現状があります。
ターボ車の比率はワゴンRやスペーシアで10%ほど、比較的多いとされる「ハスラー」でも25%ほど。そのため、街乗りを重視した新型ワゴンRスマイルには設定していないということです。
「メカニズム的に設定できないハードルがあるわけではない。要望があれば検討していく」と開発者はいいます。
ターボ車が欲しいと感じている人は声を上げるといいかもしれません。筆者(工藤貴宏)も、もし新型ワゴンRスマイルを購入するならターボエンジンを選びたくなるところです。
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特に女性向けの車にはターボを絶対に設定しなくなってしまった、理由は売れないから