マクラーレンのランド・ノリスは、新たなシーズンを迎えてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と対等な立場となることで、彼とのバトルが変わってくると語った。
昨シーズン序盤、レッドブルは圧倒的なパフォーマンスを発揮してリードを広げた。しかしマイアミGPでのアップデートでマクラーレンのパフォーマンスが向上し、5月以降はMCL38が平均して最高のマシンへと生まれ変わった。
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マクラーレンがコンストラクターズランキングトップに浮上した一方、フェルスタッペンとレッドブルはマシンバランスの問題に苦しめられ、10戦連続で勝利から遠ざかった。
だがその時までにフェルスタッペンはすでに大きなリードを築いており、ノリスはチャンピオンを獲得するために、シーズン末までポイントを取り逃がすことなくフェルスタッペンのリードを削り取らなくてはいけない、苦しい立場に追いやられた。
ノリスは、フェルスタッペンと何度も激しいバトルを繰り広げ、ポイントを失ってしまった。サンパウロGPでフェルスタッペンが大逆転勝利を収めたこともあって、結局2レースを残してフェルスタッペンがタイトル4連覇を決めた。
ノリス曰く、フェルスタッペンとのバトルにはそんなポイント状況も影響していたと振り返り、フェルスタッペンの方がアグレッシブにバトルができていたと語った。
ふたりの姿勢の違いが最初に表れたのは、オーストリアGPだった。このレースではノリスが首位のフェルスタッペンに迫り、オーバーテイクを仕掛けたが接触。結果としてノリスはリタイアを強いられ、フェルスタッペンが5位でフィニッシュしている。
その後、オースティンとメキシコでもふたりはバトルを繰り広げた。フェルスタッペンがペナルティ覚悟でノリスをコース外に押し出しているようにも見えたが、こうしたバトルでノリスはフェラーリ勢にポジションを奪われるなど、ポイントを失ってしまった。
マクラーレンが新車MCL39を走らせたシルバーストンで、ノリスは昨シーズンについて次のように語った。
「フェルスタッペンのドライビング、彼が背負うリスク、彼のアグレッシブさを考えると、僕があの劣勢から挽回するのは不可能に近かった」
「メキシコだったりレッドブルリンクだったり、そういうシナリオが多すぎた。ある意味、僕たちは両方コース外に出たけど、それは僕よりも彼にとって有益だった」
もしマクラーレンがシーズン序盤からパフォーマンスを発揮し、昨年のような勢いでシーズンをスタートさせることができれば、ノリスはそこまで劇的な反撃をする必要はないだろう。
競争力のあるマシンで比較的対等な立場でスタートすることができれば、フェルスタッペンと同じようにアグレッシブなレースができることを意味する。
「重要なことは正しいスタートを切ることで、それによってすべてのドライバーのメンタリティが変わる」とノリスは語った。
「50ポイントのビハインドなのかリードなのかで、彼のメンタリティも変わる。それが最も大きな違いだ」
しかし昨シーズンの特殊な状況は、ノリスにとってフェルスタッペンの後れを取った言い訳にはならないようだ。彼は、ライバルとの熾烈なバトルにおいて「自分が必要とするレベルにいなかった」と認めている。
「タフな1年だったけれど、あの瞬間から多くのことを学んだ」
「もっとうまくやらなければならないことが確かにある。僕はいつも最初にそれを認める。そういうことを人から言われる必要はない。僕にはこういう状況を助けてくれたり、アドバイスしてくれる人たちがいるからね」
「間違いなく(アメリカGPスタート直後、フェルスタッペンがノリスのインに飛び込んだ)テキサスのターン1は僕のミスだ。それは僕が誰よりもよく知っている」
「もっと引き締めなければならないこと、改善しなければならないことは間違いなくある。でも昨年末にはすでに、そうした状況を改善できたと感じている」
「マックスとのバトルに臨んだとき、僕は必要なレベルに達していなかった。それは明らかだった。僕はそれをまっすぐ受け止める。痛いよ。でもそれが人生というものだ」
「僕が学んで何度も(ミスを)犯さない限りは、そういうものだし、もっといい仕事をする必要がある」
フェルスタッペンに対し何か主張する必要があるかと尋ねられると、彼は次のように答えた。
「肘を出す必要があるし、彼に簡単にポジションを譲るつもりはないということを示す必要がある」
「でも、僕は賢いドライバーでなければならない。マックスと対戦するには賢いドライバーでなければならないんだ。楽しみだよ」
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