■「1分の1のプラモデル」 マッチが語るレストア秘話
近藤真彦監督率いるKONDOレーシングが主催するマラソンイベント「第13回イイコトチャレンジ」が2026年1月17日、横浜市の日産スタジアムで開催されました。
【画像】超カッコいい! これがマッチこと「近藤真彦」の“愛車”です! 画像で見る(36枚)
その会場の一角に、ひと際注目を集める赤いコンパクトカーが展示されました。
東京オートサロン2026で披露され、往年のファンを熱狂させたマッチこと近藤真彦氏の愛車「マッチのマーチ」です。
今回展示された車両は、単に40年前の古いクルマを綺麗に塗り直しただけではありません。
実は、近藤真彦氏の「レースをやっている人間として、どうしてもマニュアル(MT)で乗りたい」という強いこだわりを実現するため、非常に手間のかかる大改造が施されているのです。
ベースとなったのは、近藤氏が個人売買で入手したオートマチック(AT)の赤いマーチでした。
そこに、別途部品取り用に購入した白いマーチ(MT車)から、エンジン、トランスミッション、足回り、さらには電装系のハーネス類に至るまでを総移植。
いわゆる“ニコイチ”の手法を用いて、理想の「赤いマニュアルのマーチ」をゼロから組み上げたのです。
製作期間は約1年。作業を担当したのは、全国の日産・自動車大学校から選抜された学生たちでした。
近藤真彦氏は完成した愛車について、興奮気味にこう語ります。
「学生たちの執着心がすごいんです。サビもへこみも全部直してくれて、普段は見えない下回りまでピカピカにしてくれました。
今のクルマは電子制御の塊ですが、この時代のクルマは機械仕掛け。彼らにとってこれは、実物大の『1/1プラモデル』だったんだと思います」
現代のクルマでは失われつつある、1.0リッターの小排気量エンジンを3ペダルのマニュアルで操る感覚。
近藤真彦氏はインタビューの中で、「これはぜひ記事にしてほしい」と前置きし、このクルマに込めた思いを熱弁しました。
「今のクルマって、移動手段として便利になりすぎていて、A地点からB地点への移動の『間』にある楽しみを味わえていない気がするんです。
オートマチックが当たり前になって、ドライブの楽しみが薄れているんじゃないかと。
でも、このマーチは違います。自分で操っている感覚があって、乗っていて可愛くてしょうがないんです」
オートマチック全盛の今だからこそ、あえて不便さを楽しむ。
そんなクルマ好きの原点が、この小さなボディには詰まっているといいます。
なお、この「マッチのマーチ」は今後、2026年2月から横浜の日産グローバル本社ギャラリーでの展示が決定しています。
さらにその後は、京都の日産ディーラーでの展示も予定されているとのこと。
近藤真彦氏は「しばらく手元に帰ってこなくてもいいから、全国をキャラバンしてほしい」と語っており、令和に蘇った名車が全国のファンの元へ「運転の楽しさ」を届ける旅に出ることになりそうです。(くるまのニュース編集部)
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趣味のレースなんてやってないで
と的外れな批判をされがちな事
趣味で国内最高峰のレースになんて出られません