スーパーGT第7戦オートポリスの予選で、GT300クラスのポールポジションを獲得したのは、#2 muta Racing GR86 GT(堤優威、平良響、加藤寛規)だった。2号車mutaは、予選Q1とQ2のいずれもトップタイム。まさに完全な形でのポールポジション獲得であった。
このポールポジション獲得に、アタックを担当したふたりは、共に「ホッとした」と語った。
■16号車ARTA、“記録更新”タイムでPP獲得も決勝に向けて慎重姿勢崩さず。福住仁嶺「まずはミス無くポイントを」
「ホッとしています。練習走行から調子が良く、タイヤのマッチングやクルマのマッチング、その全てが非常に良かったです」
Q1のアタックを担当した平良はそう語った。
「この調子で行けば良い結果が得られるというのは見えていました。結果Q1でもQ2でもトップだったので良かったです。Q1からQ2にかけて、ドライビングだったりタイヤの温め方であったり、いろんな情報を堤選手と共有できたので、そこは僕の仕事としては良かったのかなと思います」
またQ2を担当した堤も、チームが良いマシンを用意してくれたと、手応えを感じていたと明かす。
「とりあえずホッとしてます。今週末は速いクルマをチームが用意してくれました」
そう堤は言う。
「今シーズンはずっと速かったんですが、ドライバーもチームも、それをまとめ切ることができませんでした。そこを今回はまとめることができてこういう結果が生まれたと思います。やるべきことをやってポールポジションが取れたので、嬉しかったです」
なお堤の予選Q2でのタイムは、コースレコード更新のおまけつきであった。
「自分自身、Q2を担当した経験が少なかった……4回くらいだったと思います。でも毎回3位とか2位だったので、ようやくポールポジションを手にできて嬉しいです」
「しかもコースレコードを更新でき、今年の速さを見せることができたのは、チームとしてもホッとしました。速いということも確認できたので、あとはチームとして(日曜日に)結果を残すだけです」
なお予選を担当しなかった加藤は、アタックを行なったふたりの仕事ぶりを賞賛した。
「彼らの強みと弱みが、今シーズンやってきて見えてきました。それをしっかりとコントロールするのが僕の仕事です」
そう加藤は言う。
「チームもクルマをまとめてくれて、ドライバーもミスなく走ることができたので、すごく良い結果だったと思います。でも本当に欲しいのは明日の優勝です。ポールポジションは第一歩、でも良い結果なのでまずは喜んで、明日に向けてしっかり準備していきたいです」
本当に欲しい明日の優勝……それに向けての手応えも感じているようだ。
2号車mutaはブリヂストンタイヤを履いているが、路面の攻撃性が高く、しかもレース距離が450kmと長い今回のレースに向けては、以前から大いに期待を抱いていたという。
平良はブリヂストンタイヤについて、次のように語る。
「一発の速さももちろんありますが、さらに注目すべきはロングランだと思います」
そう平良は言う。
「練習走行でもこれまでのレースでも、ロングランでの強さが見えています。攻撃性の高いオートポリスの450km……ロングランの強さが活かせるんじゃないかと思っています」
「正直、オートポリスの450kmと聞いただけで、おっ! これはいけるんじゃないかと思っていました」
スーパーGTの第7戦決勝は、10月15日の13:30にスタートが切られる。全97周の長いレースとなる。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
レッドブルF1代表、アルファタウリとの連携強化に対する憶測を否定「ピンク・メルセデスなど的外れもいいところ」
アルファロメオとの契約を終了したザウバーF1、新チーム名を近々公表へ「新たなパートナーと提携。驚きの名称になる」
角田裕毅、アルファタウリのシーズン終盤のアップデートに手応え「アブダビでパフォーマンスが上がらなければ、これまでの開発が無駄になるところだった」
【MotoGP】アレックス・マルケス、SRTからMotoGP最高峰クラス昇格の可能性もあった。しかしヤマハがこれを阻止……理由は兄マルクとロッシの”確執”
岩佐歩夢「短時間でSF23の癖は掴めた」新人最上位で順調にテスト初日を終える
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?