メルセデスでルイス・ハミルトンのレースエンジニアを務めるピーター・ボニントンは、自身の治療のため、第18戦メキシコGPと今週末(11月3日決勝)のアメリカGPを欠場することになっている。
ボニントンは、ハミルトンが2013年にメルセデスに加入して以来、彼のレースエンジニアを務めており、これまで4回のワールドチャンピオン獲得を手助けしてきた。
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しかしボニントンが欠席することになったため、いつもはパフォーマンスエンジニアを務めるマーカス・ダドリーが、代役としてレースエンジニアを務めた。また、いつものダドリーの役割は、ファクトリーでレースサポートチームを率いてきたドム・リーフシュタールが担った。
メキシコGPは、ここ数年メルセデスが特に苦しんできたコースのひとつと言える。そんな状況にも関わらずチームは、1ストップながら早めにタイヤ交換を行う戦略を採用。ライバルよりも早くハミルトンをピットに呼び戻した。
ハミルトンは結局、この時履いたハードタイヤで、いくつかのチームが予想していた2倍もの距離を走らねばならなかった。しかし、素晴らしいタイヤマネジメント術を披露し、ハミルトンがトップチェッカー。”苦手なコース”を克服することになった。
「準備の段階で、ボノ(ボニントンの愛称)が来ていないことを知った。それで、僕は驚いたんだ。この選手権の、この激しい戦いの中で、それは欠点になると思ったんだ」
そうハミルトンは語った。
「しかし、僕とボノは協力しあった。そして、マーカスとドムがしたように、彼も(ファクトリーで)膨大な仕事をこなしたんだ」
「僕はこれまで、ドムとそれほど密に仕事をしたことがなかった。そしてマーカスは、重責を負うことになったんだ。このスポーツのワールドチャンピオンと仕事をするのは、簡単なことではない。それだけ要求も厳しくなるからね」
「マーカスは、僕担当のナンバー2として知っていた。彼はどのように働けばいいか、ある程度分かっていたんだ。基本的に彼は、のんびりした人物だけどね」
「そしてその上で、ボノとも無線で通信できるようになっていた。週末の間ずっと、彼とはメッセージを交換しあっていた。だから、彼のことをずっと誇りに思いたいと考えていた」
「彼はこの7年間、人生の大部分を僕に捧げてくれた。今日のパフォーマンスを本当に誇りに思うことができる。特にダメージを負ったクルマと、僕らが序盤に経験したことを考えればね」
勝利後、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、今回のパフォーマンスはメルセデスというチームの”層の厚さ”を示していると語った。
ダドリーの働きについて尋ねられたウルフ代表は、次のように語った。
「驚くべき仕事をした。簡単なことじゃない。そしてレース中にルイスを管理したんだ」
「今回のことは、我々に強さがあることを示している。チームの”深い強さ”をね。ボノがレースを欠場してバトンを渡すと、マーカスとドムは共に本当に良い仕事を成し遂げたんだ」
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