現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > もうすぐ新型登場の日産スカイライン 最終型?2026年モデル『400R』こそ昭和40年代男に響く【日本版編集長コラム#93】

ここから本文です

もうすぐ新型登場の日産スカイライン 最終型?2026年モデル『400R』こそ昭和40年代男に響く【日本版編集長コラム#93】

掲載 更新 4
もうすぐ新型登場の日産スカイライン 最終型?2026年モデル『400R』こそ昭和40年代男に響く【日本版編集長コラム#93】

現行型は13年近いロングセラー商品

現行型となる13代目V37型『日産スカイライン』は、2013年11月に日本で発表されているので、実に13年近いロングセラー商品となった。

【画像】現行V37型日産スカイラインの集大成!ベースの『400R』と特別仕様車『400Rリミテッド』 全48枚

これはスカイラインの歴史上、最も長いものだ。もちろんSUV、ミニバンが主役の昨今、セダンの需要はかなり少なくなり、まだ売られているという事実に驚く方もいるかもしれない。

ただご存知のように、2001年に登場した11代目V35型以降は、北米市場を中心とする高級車ブランド『インフィニティ』できょうだい車が展開されており、現在も『インフィニティQ50』が販売されている。

そんなスカイラインの車名が今年、何度か話題となっている。それは日産が正式に次期モデルのティザー画像を発表し、フルモデルチェンジを予告しているからだ。

7月30日には『開発期間短期化の取り組みについて』と題したメディア向け説明会も開催され、その開発プロセスを経たパイロットモデルとして登場するのが、次期スカイラインだという。量産車デビューは早ければ今年後半との予想だ。

この取り組みはプロジェクト開発期間を約50ヵ月から約30ヵ月に短縮するというもので、第一弾のリードモデル、つまり次期スカイラインは約37ヵ月を実現するとしている。

日産車はどうしても贔屓になってしまう

スカイラインという車名は昭和40年代男である筆者にとって、やはり特別なもの。テレビドラマ『西部警察』で活躍したR30型、GT-R復活で沸いた1989年のR32型などが代表的なものだ。もちろん年代が違えば、ハコスカ、ケンメリ、ジャパンなども憧憬の対象となるだろう。

しかも、当コラムでは以前書いたことがあるが、実家がY31型グロリア・グランツーリスモを所有していた時期もあり、日産車はスカイラインに限らずどうしても贔屓になってしまうのだ。というわけで、昨年10月に登場した2026年モデルの『400R』はずっと気になっていて、先日ようやく取材することができた。

この時に行われた商品改良では、『ワンガンブルー』を追加設定。安全装備の最新法規適合、グレード体系および価格改定が行われた。

そこで登場したのが、『現行スカイラインの集大成』となる400台限定の『400Rリミテッド』だ。こちらは持ち込み登録車で、日産モータースポーツ&カスタマイズ扱い。価格は400Rの649万5500円に対し、693万5500円となる。

400Rリミテッドのエクステリアでは、各所にカーボンパーツが採用され、トランク部分に専用バッジを装着。インテリアでもセンターコンソールがカーボンフィニッシュとなり、シリアルナンバープレートが装着される。

走りの部分では、19インチアルミホイールと専用タイヤとなるダンロップSPスポーツ・マックスGT600を採用。フロントは+0.5J、リアは+1.0J幅広化した。

また、フロントサスペンションのバネ定数を4%、タイヤの幅広化に合わせてリアスタビライザーのバネ定数を44%向上。『ロールを抑えた気持ちの良いハンドリング』としている。ブレーキも耐フェード性が高いパッドを使用し、『高温でも安定した制動性能を実現』したとする。

白眉はやはり『VR30DDTT』

さて、久しぶりに乗ることになったスカイラインだが、まずはワンガンブルーのボディカラーでテンションが上がってしまった。当コラム#80で『ワンガンブルーの日産フェアレディZに乗りたくて』と題しているほど、好きな系統の色だからだ。

コクピットに座ると、昨今のSUV、ミニバン取材に慣れた身体には、低くコンパクトに感じるボディサイズが心地よい。参考までに全長4810mm、全幅1820mm、全高1440mmで、車両重量は1760kgとなっている。

現行型スカイラインの白眉は、やはり今どき電動化されていないVR30DDTTと呼ばれる3LのV型6気筒ツインターボだろう。この400Rの最高出力は405ps/6400rpm、最大トルクは48.4kg-m/1600-5200rpmとなり、7速ATを組み合わせる。駆動方式はFRだ。

そのエンジン音やエキゾーストノートを始めとするフィーリングは、とにかく気持ちがいい。ドライブモードをスポーツやスポーツ+にして調子に乗って楽しんでいたら、みるみるガソリンが減って笑ってしまったほど。

足まわりは硬さもありつつ不快さはなく、セッティングが旨いなあとその熟成度に感心。コーナリングの気持ちよさは、4輪個別にブレーキをかけるインテリジェントトレースコントロールがいい仕事をしているようだ。

新車で購入できることに歓迎の意

2014年導入当初は違和感のあったバイワイヤ式のダイレクトアダプティブステアリングも、すっかり意識させないレベルになった。さすがにシャシーまわりの剛性が低く感じるのは、年代を考えれば当然だろう。

室内のインターフェイスも古さを隠せない。メーターデザインは普通だし、足踏み式のサイドブレーキは発見するまでに時間がかかったし、立派なシフトノブの向こうには灰皿! もあるではないか。だからといって、それらは古臭いわけでなく、逆にこれを新車で購入できることに歓迎の意を表したくなる。

確かに丸形テールランプではなく、V35型以降はスカイラインじゃない! という意見もあるだろう(現在はそう見せてはいるが)。しかし、かつてスカイラインに憧れた方であれば、SUV、ミニバン、そして電動車全盛の昨今こそ、この400R、あるいは400Rリミテッドが響くに違いない。かくいう筆者もそのひとりだ。気になっている方は騙されたと思って、ぜひ一度乗ってみて欲しい。

次期スカイラインが話題になるのは、約13年間こうして作り続けてきたからだ。そして最近の日産車の仕上がりから想像すると、新型には相当期待できると思っている。しかし、必ずしも新しいことが是ではなことを、最終形となる可能性もある2026年モデルの『400R』が教えてくれたのであった。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
【キャンペーン】8月の毎週金・土・日はガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ターボにするかスーパーチャージャーにするか ダイハツ・シャレード GTti & フォルクスワーゲン・ポロ G40(1) もっと熱かった頃の2台
ターボにするかスーパーチャージャーにするか ダイハツ・シャレード GTti & フォルクスワーゲン・ポロ G40(1) もっと熱かった頃の2台
AUTOCAR JAPAN
「鉄仮面」に「GTS-R」!! 伝説の名車が勢ぞろい! 5代目から7代目スカイライン進化の歴史とは
「鉄仮面」に「GTS-R」!! 伝説の名車が勢ぞろい! 5代目から7代目スカイライン進化の歴史とは
ベストカーWeb
愛を持って『スズキ・ジムニー・ノマド』を語ろう(前編) スーパーカー超王が実際に購入! 「デザインは機能に従う」の好例
愛を持って『スズキ・ジムニー・ノマド』を語ろう(前編) スーパーカー超王が実際に購入! 「デザインは機能に従う」の好例
AUTOCAR JAPAN
これロックスター復活でしょ!?? ミツオカ謎の新型車は「初代コルベット風」オープンスポーツか!?
これロックスター復活でしょ!?? ミツオカ謎の新型車は「初代コルベット風」オープンスポーツか!?
ベストカーWeb
トヨタ「クラウンクロスオーバー」改良モデルが9月に登場 販売店での反響は?
トヨタ「クラウンクロスオーバー」改良モデルが9月に登場 販売店での反響は?
くるまのニュース
R34はなぜ今こんなに人気!? R33の反省を生かした原点回帰! 最後の「RBスカイライン」魅了とは
R34はなぜ今こんなに人気!? R33の反省を生かした原点回帰! 最後の「RBスカイライン」魅了とは
ベストカーWeb
マクラーレンP1を凌駕するパワーウエイトレシオ ドンカーブート P24 RS(1) ロータス・セブンの面影なし V6ツインターボはフォードGT譲り
マクラーレンP1を凌駕するパワーウエイトレシオ ドンカーブート P24 RS(1) ロータス・セブンの面影なし V6ツインターボはフォードGT譲り
AUTOCAR JAPAN
コンバーチブルでも「見事な本物」 ポルシェ911 GT3 S/C(2) ダイナミックな能力そのまま 運転の喜びに一切の影なし
コンバーチブルでも「見事な本物」 ポルシェ911 GT3 S/C(2) ダイナミックな能力そのまま 運転の喜びに一切の影なし
AUTOCAR JAPAN
『マツダ・スピリット・レーシング・ロードスター』は行き先にご用心【日本版編集長コラム#94】
『マツダ・スピリット・レーシング・ロードスター』は行き先にご用心【日本版編集長コラム#94】
AUTOCAR JAPAN
R32こそ最高傑作!! GT-R復活を支えた名車! 8代目スカイラインが伝説になった理由とは
R32こそ最高傑作!! GT-R復活を支えた名車! 8代目スカイラインが伝説になった理由とは
ベストカーWeb
なんでいすゞって名車ばっかりなんだ! 振り返れば激熱な「ビッグホーン」の歴史
なんでいすゞって名車ばっかりなんだ! 振り返れば激熱な「ビッグホーン」の歴史
WEB CARTOP
もうすぐインテグラが日本で復活する! その前に「インテグラ」とはどんなクルマだったのか歴代4モデルをおさらい!!
もうすぐインテグラが日本で復活する! その前に「インテグラ」とはどんなクルマだったのか歴代4モデルをおさらい!!
WEB CARTOP
ダイハツ・シャレード GTti & フォルクスワーゲン・ポロ G40(2) 隠れた名車か、コレクター向けホットハッチか こんなクルマは2度と現れない
ダイハツ・シャレード GTti & フォルクスワーゲン・ポロ G40(2) 隠れた名車か、コレクター向けホットハッチか こんなクルマは2度と現れない
AUTOCAR JAPAN
ケンメリはなぜ伝説になった!? 歴代最多67万台を売った名車の魅力! 4代目スカイラインの凄さ
ケンメリはなぜ伝説になった!? 歴代最多67万台を売った名車の魅力! 4代目スカイラインの凄さ
ベストカーWeb
「公道だけで乗る最高の911とは」 ポルシェ911 GT3 S/C(1) 75kg減量でクーペへ並ぶ車重 目隠しなら違いはわからず
「公道だけで乗る最高の911とは」 ポルシェ911 GT3 S/C(1) 75kg減量でクーペへ並ぶ車重 目隠しなら違いはわからず
AUTOCAR JAPAN
SUV人気の今だからこそ“逆に新鮮”!? 走り・快適性・品格を兼ね備え むしろ若い世代に刺さりそうな「低くてカッコいい国産セダン」3選
SUV人気の今だからこそ“逆に新鮮”!? 走り・快適性・品格を兼ね備え むしろ若い世代に刺さりそうな「低くてカッコいい国産セダン」3選
VAGUE
8.5mのボディに並んだドア8枚 AQC ジェットウェイ707(2) 長すぎて駐車場から出られる気がしない 博物館の目玉コレクション
8.5mのボディに並んだドア8枚 AQC ジェットウェイ707(2) 長すぎて駐車場から出られる気がしない 博物館の目玉コレクション
AUTOCAR JAPAN
初代似のフォルムで『アウディA2』復活 A1やQ2の間接的後継EVは驚くほどの好電費 20年前のオリジナル以上の成功が見える?
初代似のフォルムで『アウディA2』復活 A1やQ2の間接的後継EVは驚くほどの好電費 20年前のオリジナル以上の成功が見える?
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

4件
  • Lore in
    400馬力あるFRがこの価格で買えるのは日産だけだな。
    ドイツ車なら倍する。
  • 20191010
    良く言えばロングセラー、悪く言えば古臭い化石…。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

544 . 3万円 693 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

23 . 0万円 2050 . 0万円

中古車を検索
日産 スカイラインの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

544 . 3万円 693 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

23 . 0万円 2050 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村